いじめの原因って何だと思いますか?
私は、小中高の間、いじめられる経験をしました(長っ!)。
それはそれは、今思い出しても、本当にひどいいじめでした。
・ペンチで髪の毛を抜かれる。
・集団リンチにあう。
・教科書をびりびりに破られ、イタズラ書きされて捨てられる。
・その他もろもろ・・・・・。
はい、どれも犯罪ですよね。
昔は、こんなことが当たり前だったと思うと、
恐ろしいなとつくづく感じます。
いじめというと、
「いじめられる側にも原因があるからいじめられるんだ」
という意見をよく耳にします。
それにつきましては、こちらの記事をご覧ください。
今回は、いじめにつながる原因についてのお話です。
いじめの原因って、何だと思いますか?
複雑な原因があると思いますか?
いえいえ、いじめの原因は、意外なほどに単純なのです。
1.見た目や態度が気になる。
2.自分のセルフイメージを保つ。
他にもあるかもしれませんが、およそこの2つが多いと思います。
1は、すぐに想像がつきますね。
相手の見た目や態度が気になるからいじめるというものです。
でも、実際には、いじめという意識が薄いところからスタートしていたり、
からかいといじめの境界線があやふやになっていたりします。
そして、いじめにはもうひとつ重要な側面があります。
それは、2のセルフイメージを保つというものです。
私たちは、ひとりひとりセルフイメージというものを持っています。
セルフイメージとは、一言で言うと「私は、こういう人間です」という定義です。
そのセルフイメージですが、自分ひとりだけで創り上げていくものではありません。
他者との違いから、自分自身を定義してゆくものです。
世の中にたったひとりしかいなかったとしたら、
セルフイメージを定義する必要もありません。
他者がいるからこそ、セルフイメージもあるのです。
そして、いじめをする人は、基本的にセルフイメージが低いのです。
かといって、基本自己中なので、自分磨きもしません。
だからこそ、自分よりも低い人物をしたてあげる必要があるのです。
そして、その手段がいじめです。
もちろん、比較せずに自分を受け入れられることが一番楽なのですが、
そうでなくとも、自分自身に向上心があり、
自分を高めることに意識が向けば、いじめなどする必要はありません。
ようするに、自分を高めるよりかは、
他者をつぶした方がらくちんだという側面がいじめにはあるのです。
そして、いじめっこと一緒にいじめる人も、
自分よりも下の人がいれば、自分がいじめられずにすむからこそ、
いじめに荷担するのです。
世の中、強いものに合わせていれば、最下位にならずにすむ!
ということですね。
そう思うと、いじめている側も、
ぜんぜん自分たちのためになっていないことをやっていることになります。
他者を落とし入れることで弱者にならずにすむというおおちゃくな方法をとらず、
自分自身と向き合ったり、自分自身を向上させることに注目して、
それにそった行動をしていれば、いじめに走る必要はありません。
そして、いじめる側は、
そんな仕組みは意識的には理解していませんので、
まずは、教師や親が、その仕組みを知っておくことは大切だと思います。
背景にあるものも知らずに叱るのと、知っていて叱るのとでは、
説得力が全く違うからです。
というわけで、この記事に共感しましたら、
ぜひシェアをお願い致します(笑)。