「いじめられる方も悪い?」じょーだんじゃない! | スズキケンジの『一流カウンセラーへの登竜門!』

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いじめ問題でよくある発言。

「いじめられる方にも問題があるんじゃない?」

この言葉って、ようするに、

「あなたが□□□だからいじめられたんです」

と言いたいわけですよね?
その『あながた□□□だから』に、何がうまるのか‥‥、ちょっと並べてみますね。

○あなたが弱そうにイジイジしているから
○あなたが人と違うような行動をして目立っているから
○あなたが私に嫌なことを言ったから
○あなたが図体がでかいくせに弱そうだから
○あなたの顔が何となく気に入らないから
○あなたが勉強しろと言われても全然しないから
○あなたがいかにもおバカに見えるから

まぁ、なんでもいいですが、およそいじめのスタートなんてこんなものが多いのです。
私が何を言いたいかというとですね。

「あなたが□□□だからいじめられたんです」

は、関係性のバランスが全然とれていないのです。
「□□□だからって、いじめちゃだめでしょ」ということです。

いじめの種類をもっとわかりやすく、「なぐる」とかにしましょうか。

「あなたが弱そうにいじいじしているから、なぐられるんです」

はい、わかりやすいですね。
この時点で、大人の世界でしたら犯罪ですよね。

でも、こんな次元のことを、第三者どころか、
いじめっ子側の親が言うことがあるのですから驚きです。

「あなたのお子さんも、なぐられるような原因があるんじゃないですか!?」

はい、これを被害者意識といいます。

被害者意識とは、自己責任を全て放棄してしまう状態です。

『被害者』と『被害者意識』

この違い、よ~く見ないと、だまされちゃいますので(^^;)、
くれぐれも、ご注意ください。

加害者は、被害者意識を持つことで、
被害者へ、加害者意識を植え付けます。


これが被害者を、さらに苦しめているのです。

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◆スズキケンジ
 ADHDやアスペルガーといった発達障害他、うつ、不登校、
 家族問題などの問題を解決する心理カウンセラー。

 アウトドア好きで、その中でも横須賀、三浦方面での活動を好む。