華光うららです。
いつもご縁頂き本当にありがとうございます

一族の集まりで何故か昔から子供は相撲をとらされます

わたくしも幼き頃からお盆やお正月に一族が本家に集まったら相撲をとらされました。従兄弟が大人数だし年齢別の勝ち抜き戦でしたが
わたくしいつも初回敗退

うらら妹が異様に強くいつも決勝まで勝ち進んでいた記憶がございます

この前の慰労会のとき従兄弟が
「来年はやっと大人数で集まれる正月やな久しぶりにガキ相撲楽しみや!そういや おどれ(お前)ほんま弱かったな〜アホや」

と言って急にわたくしを指で思い切り突いてきた

「秘孔を突いた!うららはもう死んでいる」
まさかの北斗の拳かよ!しかし痛いわ馬鹿力め
北斗の拳に出てくる秘孔拳は全て架空のツボや!

鍼灸のツボには独特の名前がついていますがそれぞれ由来があります

「期門(きもん)」は正経十二経脈といわれるツボが連なるラインの終点にあるので一周を意味する「期」と門戸を意味する「門」の字があてられたといわれています

肩こりや頭痛などに効くといわれる万能ツボのひとつ「合谷(ごうこく)」は手の親指と人差し指が合う谷間にあることに由来します

頭頂部付近にある万能ツボの「百会(ひゃくえ)」は複数の経絡が一堂に会するところにあることに由来します

松尾芭蕉の句にも登場する有名なツボ「足三里(あしさんり)」の由来には「里=1寸」とした時に「膝下3寸」のところにあるからという説があります

別の説では腹部を上中下の3つの部位に分けた時どの部位にも効くからとの由来もございます  足三里と同じく胃に効くツボのひとつ「鳩尾(きゅうび)」はツボのある胸骨のとがった先端がハトの尾羽に似ていることに由来します

ちなみに「鳩尾」という熟語の訓読みは「みぞおち」ですが、みぞおちの語源は飲んだ水が落ちる場所=「水落ち(みずおち)」です
ツボ名の中には、ちょっと詩的なものもあります例えば額にあるツボ「上星(じょうせい)」は鼻水や鼻づまりに効くといわれるツボですが名前の由来は天空の星を見上げた時、星に最も近いところに位置するツボだからだそう

ツボ名の由来を知るとツボの位置を探すのにも役立つかと思われます

しかし架空のツボを本気で信じ
オッサンが人に対して技をかけてくるとか
こいつだけは子供にまぎれて相撲しとけと心の中で密かに思いました