私の住む、愛知県の東三河地方では、家の敷地内に
小さな祠を設け、神様をおまつりされている家を
よく見かけます。
これが、この地方特有の文化なのかは私には
分かりません。
今、新しく家を建てる方たちには、少ないようで、
おそらく、その祠は、先代の方が設けられたケースが
多いのではないでしょうか。
そこで、気になる事があります。
この敷地内の神様のまつり方についてのご相談も
何度かお伺いしましたが、大抵の場合、最初に
おまつりされたそのままの状態になっていることが
多いようです。
今迄で一番酷かったケースは、祠の中をあけると、
古い紙の御札が山ほど納められており、それだけなら
まだしも、大量のアリの住みかとなっていた祠もありました。
以前も申したとおり、神様という存在は、清浄な空間に
しか宿る事ができません。
先ほど申した例はとても清浄な空間とは言えませんね。
良く、神様を粗末にすると罰が当たるといいます。
しかし、この事は少し間違っています。
神様という存在は、決してばちなど与えません。
ただし、清浄な空間にしか宿る事のできない神の社が
酷い状態であったなら、正しい神が宿る事ができず
それ相応の、何かの存在が宿る事になるのです。
それ相応の存在は、決して良い事をもたらしません。
いわば、良くない、悪いことが身におき、それを
神様のばちがあたったと私たちが勝手に申しているのです。
自分自身がそのばちの原因を招き入れている事に気付か
なければなりません。
屋敷内に祠をお持ちのご家庭では、一度中と、周囲の
お掃除をされたほうがよいでしょう。
祠があっても、神様がおられなければ、何の意味も
持ちません。
神様をお招きする準備ができているか、確認されて
見て下さい。
今、ご家庭の事でお悩みの方の中には、この屋敷の祠を
しっかりとまつる事により、解決していく方もおられる
はずですよ。
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