牛乳通信 第100

 

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♪あけましておめでとうございます

 今年はどうにか、お正月とよべる時期に、お送りすることができます。忘れないうちに、2021年を振り返ることができます。

 

♪東京ヤクルトが日本一

 おかげさまで、2021年は東京ヤクルトがセントラルリーグで優勝し、そのまま日本シリーズでもオリックスに勝って日本一になりました。まずはめでたいです。高津監督はピッチャーの登板間隔を長くとったので、とりわけ秋には他のチームよりもピッチャーの疲労の蓄積が少なかったというのがあると思います。それから、中村は本当にいいキャッチャーになりました。2年前と比べると、明確にミットを構える位置がちがっています。野手陣は通常運転ですが、村上がMVPですからね。雄平や坂口は活躍できなかったけど、その穴はきちんと埋まっていたし。雄平は引退ですが、坂口には今年はがんばってほしいところです。ということで、今年はどうなるのでしょうか。

 

♪釣りと水泳とトレッキング

 トレッキングですが、予告通り、雲取山に上りました。さすがに日帰りは無理なので、三条の湯で一泊してから、翌日頂上へ。山梨側のお祭から天平尾根経由で三条の湯へ。この天平尾根がなかなかきれいな広葉樹林なのです。まあ、林道が通れないので、こちらを歩いたわけですが、それが良かった。

 帰りは三峰神社方面へ。そこそこ距離のある下りで、ちょっと荒れているところもあって、歩きにくかったのですが。三峰神社の奥の院がある妙法が岳にも寄り道しましたが、これが鎖場を登らないといけないという、まあそんなところにあります。

その他にも有名無名の山をいろいろ上りました。1月は港区の愛宕山から始まり、2月には大山三峰。まだ雪の残る中、やせ尾根や急坂を歩くのは、なかなかしんどくて、もう2度と行かないと思いました。雪がないときに行けばいいんじゃないかと思われそうですが、東丹沢は晩春から早春までです。ヤマビルがたくさんいるからです。

 気分を変えて、石岡市の難台山にも登ったし、大倉から鍋割山経由で丹沢山に登り、宮ケ瀬側に降りる日帰り登山もしたっけ。これは2度とやらない。

 尾瀬は沼山峠側から尾瀬沼周回したな。飯能三山も登ってみた。多磨霊園近くの浅間山とか、標高70mちょっとだけど。

最後は、かつて両神山を登ったときから気になっていた、小鹿野町の四阿屋山。ここは700m台の山だけど、つつじ新道という短いコースは鎖場とやせ尾根の連続で、とりわけ8mの直登は、さすがにちょっと考えました。登ったけど。もう2度と行かない。

今年の目標は、会津駒ケ岳です。

釣りは、根府川に2回行ったけど、大した釣果はなかったです。江戸川のハゼも2回行ったな。温暖化のせいなのか、11月になっても岸からハゼが釣れて、それなりにおいしくいただきました。

水泳はほとんどさぼってました。今年はもうちょっと泳ぎます。そうでもしないと、血液検査の数値が良くならないので。

 

♪フェミニズムからケアへ

 2021年に読んだ本というと、フェミニズムという視点からケアを扱ったものがたくさんあったな、というところです。というか、岡野八代に注目です。実は、「フェミニズムの政治学」を読んだときに書評も書いたのだけど、よく理解できていないところがあって。でも、岡野がかかわった本や関係した本がいろいろ出て、見えてきたものもあります。一昨年にはジョアン・C・トロントの「ケアするのは誰か?-新しい民主主義のかたちへ」を読んでいたのですが、ケア・コレクティブ著「ケア宣言-相互依存の政治へ」、シンシア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー著「99%のためのフェミニズム宣言」、レジャーヌ・セナック著「条件なき平等」、シンシア・エンロー著「〈家父長制〉は無敵じゃない」、小川公代著「ケアの倫理とエンパワーメント」と続きます。日本政府の人々に対するケアが足りず、自助を求める政治が続いている中、日本共産党は「ケアを支える政治へ」というコピーのポスターをたくさん貼っています。コロナ危機でいかに政府が役割を果たしていないのか、可視化されたということもあるのでしょう。

 

♪本やマンガやアニメのことなど

 小説は、まあそれなりに読んだのですが、SFではサラ・ピンスカーの「新しい時代への歌」やアマル・エル=モフタール&マックス・グラッドストーンの「こうしてあなたたちは時間戦争に負ける」かな。いとうせいこうの「福島モノローグ」、福島原発事故から10年たって、当事者の言葉が活字化されると考えてしまいます。そうそう、ジュディス・バトラーの「問題=物質となる〈身体〉」も読んだっけ。

 あんまり言われてないけど、「小林さんちのメイドラゴン」や「スライム倒して300年いつのまにかレベルMAXになってました」におけるシスターフッドとか、もっと論じられてもいいんじゃないかな、と思います。スライム続きで「転生したらスライムだった件」はサラリーマンにとってのファンタジーですよね。

 金田一蓮十郎の「ラララ」が完結する一方、坂井恵理の「シジュウカラ」はドラマ化されたり、木尾士目の「Spotted Flowers」は、「げんしけん」の見てはいけない続編っていう感じで、まあいろいろですね。

 

♪その他、仕事の周辺

 2年ぶりに「電力・ガス業界がよーくわかる本(第6版)」を出しました。最初の版から数えると3万部以上出ているので、それなりに業界に影響を与えているといいな、とも思います。

 「週刊エコノミスト」だけではなく、「MITテクノロジーレビュー」にも原稿を書いたし、日本経済新聞にも掲載していただきました。今年は2月にも「リベラルタイム」に書く予定です。

 そうそう、もちろん「トーキングヘッズ叢書」にも原稿を書いているので、読んでいただけたらと思います。

 とまあ、そんなわけで、元気です。銭湯のことはブログに、トレッキングのことはフェイスブックに書いています。ツイッターは猫の写真ばかりだし、インスタグラムにいたっては虫の写真ばかりですが、まあ、これらは興味があれば、ということで。

 では、また次回。