おはようございます。
外の空気、匂い、光が日に日に春めいてきた今日この頃、
いかがお過ごしですか?
さて、私は臨床心理士という仕事をしています。
この仕事は、いろいろな方の、いろいろなご相談
(ご自身のこと、ご家族のこと、職場のことなどなど)
を受け、一緒に解決策を考えていく仕事です。
とくに、私たちのところに来られる方々は、
これまで、本を読んだり、セミナーに出かけたり、
知人に相談したりしてきたけれど、
それでも、うまくいかなくて、にっちもさっちもいかない…という状態まで
来てしまった方も多くいらっしゃいます。
そういった方々の、現在のお気持ち、これまでのこと、
周りで応援してくださっている方々のこと、
いろんなお話を聞かせていただく中で、
根本的な解決を丁寧に丁寧に一緒に考えていくお仕事です。
中には数回のセッションで解決する方もいらっしゃいますが、
多くの方は、何回も何回も、何年も何年もセッションを重ねられます。
カウンセリングそのものは、必ずしも楽しいものではありませんし、
単純に癒されるというものではありません。
今まで見て見ぬふりをして、避けてきた課題に直面しなければならないこともあります。
ですので、続けるのは相当な忍耐力も必要かもしれません。
そんなカウンセリング、
ご相談に来られるに当たっての事情はそれぞれなのですが、
カウンセリングを進めて、ご本人の状態が好転していくと、
こんな状況が起こってくることがあります。
・出会う方の層が変わってくる
・病気や障害をもったお子さんの状態がビックリするくらい落ち着いてくる
・ピッタリの仕事や学校の話が、想像していなかったルートからもたらされる
・子供ができたり、孫ができたり、甥や姪ができたり、新しい命が自分もしくは身近な人に宿る
・何年にもわたり、不治の病を患っていらした方が、とても穏やかな最期を迎えられる
・混雑した駐車場ですんなり駐車できるとか、買い物に行ったら「最後の一個」を手に入れることができるとか、
日常のちょっとしたことで、スムーズに事が運ぶよう、取り計らってもらえる
などなど…。
準備が整った時には、
ご本人さえ、目を丸くされるような出来事がよく起こってきます。
しかも、何か期待している時には、起こらないのに、
執着を手放し始めたとたんに起こってきます。
本当に不思議です。
私はそういった時、
「護られてますね♪」
とお話しするのですが、
この「護られている」という感覚を確実にご自身のものにされた方は、
卒業になります。
ところで、この「護られている」という感覚、
私はとても大切なものだと思っています。
護ってくれているものは、なんでもかまわないと思います。
神様
天使さま
守護霊さま
ご先祖さま
something great
自分自身の魂
潜在意識
ディヴィニティ…
自分が頭で考えていることが全てではないこと、
自分が知っていると思っていることが全てではないこと。
そのことに気づき、自分の制限を取り払った時、
そして、たくさんの愛に護られて生かしてもらっていることに気付いた時、
本当の「自分らしさ」を取り戻し、
それぞれの花を咲かせることができるのかな…。
そんなことを、たくさんの方々から教えていただいています。