暴風からの ☆ ハネハです
ドカ雪じゃ無いけど風がやばいです
今は雪が溶けて雨が
お買い物に行きたくない
だけど甘いものが家に無いので 困ってます
シュークリーム禁断症状の
スイッチが入りそう(笑)
ですので 今回の曲は
甘いフェイスと渋いギターの
Char さんから"Smoky"です
ギタリストの"Char"さんとは
こんな方です
1955年6月16日生まれ 東京出身
"Char"(竹中尚人)
10代からバックギタリストのキャリアを重ね
NSP や 山崎ハコ 浜田良美 フォーク
ニューミュージック系グループの
レコーディングやライヴでのバッキング
楽器メーカー主催のギタークリニックなどで活躍
デビュー前にして
“品川の戸越銀座にCharあり”と言われていました
1976年『Navy Blue』でデビュー
ソロと並行してJohnny, Louis & Char
Phychedelix、BAHO
2009年にインディペンデントレーベル
「ZICCA RECORDS」を設立
2017年WebメディアOfficial ”Fun”club
「ZICCA ICCA」を開設
ギター マガジンで プロギタリストを
中心とした音楽関係者へのアンケート投票
「ニッポンの偉大なギタリスト100」で
1位に選ばれています
1976年9月25日にバンドのファースト アルバム
『Char』をリリース
これまでの歌謡曲とは違う制作や宣伝を
するための体制作りが必要だったので
Charさんは同作を制作するにあたり
アメリカ西海岸へ ミュージシャンを
探す旅に出ています
そうして集まったのは以前
日本滞在時に共演経験のある
Robert Brill ロバート ブリル(Dr)
George Mastich ジョージ マスティッチ(B)
Jerry Margosian ジェリー マーゴシアン(Kb、Vo)
スモーキー メディスンのメンバーだった
佐藤準(Kb)
レコーディングは日本に呼んで行われました
このアルバムの6曲目にスタジオ録音の
"Smoky"が収録されています
ではCharさんのギターについてです
17歳の高校時代にプロになったCharさんが
レコーディングのギャラを貯めて
最初に手に入れたフェンダーのギターは
ストラトキャスターでした
ところが 19歳のときに盗まれてしまいます
当時1ドルが360円だったそうで
かなり落ち込んでいました
みかねた外国人の友だちから
ガレージセールでフェンダーのギターが
6000円で売りに出ているという情報が入って
すぐに訪ねて譲ってもらったギターが
MUSTANGです
それから40年以上 Charさんは
このMUSTANGを弾き続けています
今では Charさんの代名詞ともいえる相棒で
FenderのMUSTANGは
ステューデントモデルというもので
学生や子どもでも扱えるように
ショートスケールで制作されています
体格のいいアメリカ人やイギリス人よりも
日本人が持つほうが見た目が良いそうです
ストラトキャスターやテレキャスターと比べると
構造上 個体差があり弦のコントロールが難しい
特に厄介なのが アームを使うと
全ての弦のチューニングが変わってしまいます
演奏中にそれが頻繁に起こります
そんなギターでも扱い方のコツをつかむと
自分だけの音も生まれるそうです
例えば Smokyでは Em69というコードを使って
カッティングをしていますが
Em69は弦を押さえる左手が難しく
スタンダードサイズのギターだと
指を目一杯伸ばしても 全部の弦には
なかなか届かない
ですがショートスケールだとフレットの間隔も
狭く比較的 楽に押さえられます
Charさんの話では
("Smoky"を作曲していたら
思いもよらずEm69を押さえられて
かつて聴いたことのない音の響きになった
楽器が意識を持って音楽をつくらせてくれた)
と語られています
こんなこと言われたら楽器も大喜びですよね
大切にしている事がよくわかります
そんな意味で今回の演奏に選んだ曲は
そのMUSTANGが暴れている音感がよく分かる
神回の演奏
45th Anniversary Concert Special
at Nippon Budokan
"歌手のAIさんと共演"にしてみました
Guitar&Vocal: Char AI
Bass: 澤田浩史
Keyboards: 小島良喜
Synthesizer: 斉藤準
Drums: ZAX 勘座仁
このステージでは
Out of tone や Out of tuningになったギターを
チョーキングと言う技法で演奏を継続しています
使い慣れた楽器だからできる超激技です
少し寄り道をしますね...
音へのこだわりも規格外で
ご本人のモデル CHAR MUSTANGがあります
アームの問題点, ヴォリュームの位置
4,5,6弦のメリハリの問題が解消され
素晴らしいMUSTANGに変身しました
他にも何本かCharモデルはありますが
もう一本凄いのが
フェンダー最上級の職人の
マスタービルダー, ポール ウォーラーによって
徹底的なプロファイルを行い
仕上げられたモデル
Charさんが所有する1959年製のリメイク
ストラトキャスターバーガンディミストです
ギターさんには絶対弾いてみたい憧れですよね
そして CHarさんの足元はこんな感じです
コーラスやスイッチャーなどは私でもわかります
シンプルだけど奥が深そうです
そして あたしの足元はこんな感じです♡
鼻が取れてます 私はかじってません
これも規格外...
アンプは MATCHLESS(マッチレス)
ロック派なら喉から手が出そう
5U4G x2, EL-34 x4の太い真空管が
計6本が並んだモンスターアンプです
もう1台, 極限まで音質を追求したPYRAMID AMP
ギターのボリュームで音質を変えるCharさんの
クリーン< クランチ< 歪みへと
どの音色も理想の音にあやつれるそうです
アンプの理想系ですね
お待たせしました
"歌手のAIさんと共演"のドラマーさんは
The BONEZ/Pay money To my Painの
ZAXこと 勘座仁さんです
ドラムスタイルはドーパミン爆発
オルタナティヴ ロック, パンク系ですが
16ビートのキレはめっちゃカッコいい
魚を捌くYouTuberなんです!
16ビートで貝も捌くんですよ
お寿司は握らないようです
彼のお店にCharさんが貝を食べに行く
動画が出ています かなり美味かったそうです
演奏タイプはリズムキープ徹底で
正確なリズムで強いアクセントを出すので
他のメンバーは譜面を暗譜しやすいと思います
例えると
譜面の位置が分かる叩き方をしてくれる
そんな素晴らしいドラマーさんです
このSmokyはガチの16ビートでギターの
カッティングをサポートすると
ぐちゃぐちゃになります
なのでリズムの幅を広げスネアを
入れる前に16分音符1個を最後まで伸ばすと
うまくハマりました
なので 今回の動画に笑顔を振りまく
余裕が全くなかったので 許してね
曲入り決めフレーズに
"表拍"と"裏拍"があります
今回私が演奏したテークは"裏拍"です
どっちが良いか議論されているようですが
私は違和感がない裏拍が好きです
トリッキーな表拍が聞きたい方は
2000年より前のSmokyを聴いてくださいね
ここ最近 かっこいいドラマーが沢山いて
なんか嬉しくなりません?
って言うか いつの時代もドラマーは他の楽器の
特性を分かっていないと演奏領域が狭くなる
感じがして嫌ですね
良いところを知らないで演奏しているのは
もったいないと思います
そう言えば 他の楽器も演奏できる音楽家って
音楽感性が心に響く感じがします
あたしもそんな演奏家になりたいです
それでは今回はこの辺で
次回またお会いしましょう
ハネハ
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