子供と自分が同じものだと

思ってしまいがちなのが母親というもの。

 

 

 

気付かないうちに誰でもが

毒親になってしまうことがる。

 

 

自分のお腹を痛めて

苦しい思いをして

寝る間もなく慣れない育児をして

 

 

子どもたちは無条件に親を愛してくれる。

 

 

 

だからこそ

私達母親は気付かずに

いつの間にか

子供と自分が同じものだと思ってしまう。

 

 

けれど

最初の母との分離は2~3歳。

母と自分が違う存在だと気づく。

 

 

突然「イヤ」って言い始める。

 

 

 

なんとか折り合いをつけて

幼稚園へ行き社会性を学ぶ。

 

 

 

5~6歳。

ここで社会との分離が起こる。

自分という存在、兄弟姉妹、友達、先生という存在。

みんな違うと気づく。

自分という個の存在に気づく。

 

 

 

 

父との分離は15~17歳。反抗期。

家族の保護、父と社会との関わり。

保護されている自分から自由になりたいと願う。

 

 

 

自由への渇望という思春期。

尾崎の唄のように。

 

 

そしてやっと

21歳、家族からの愛を知り

自分の中の家族への愛を知り

 

 

やがて、自由になりたいと思った家族との

調和が大切だと気づく。

 

 

 

子どもたちはこうやって

徐々に目覚めていく。

 

 

 

けれど

母である私達は

子供が大きく成長しようと

自由になろうとすればするほど

保護という名目で

束縛する。

 

条件付きの愛から

もうそろそろ開放してあげよう。

いい子でなくともそこに愛はあるか?

 

 

 

羽ばたいていく子どもたちを

大きな目で見よう。

 

 

たとえ危なっかしくとも

この巣立ちの成長過程を

通らなければ

自立という厳しい社会生活を

乗り越える強い魂と霊は作れない。

 

 

 

ニート、引きこもりは親が作る。

社会が作るのではない。

批判されるとしても、あえて言う。

 

 

 

引きこもる子供に苦言をさす前に

あなたの魂の成長について

今一度振り返って欲しい。

 

 

 

私の娘も引きこもったことがある。

苦行のような1年間。

毎日の憂鬱と倦怠と怒り。

 

 

でも

今ならはっきりわかる。

あの子が悪いのではない。

私が毒親だった。

本当のあの子を

見てあげてなかった。

 

 

社会に対して恥ずかしい思いがあるから

学校に行くように言っていないか?

 

学校にどれほどの価値があるのか?

 

子供の魂の成長に本当に

必要な道はそこにあるか?

 

その言葉の根拠はどこにあるのか?

 

恥から来ているのか?

 

愛から来ているのか?

 

本当に子供を愛しているなら

その子の心に寄り添えているか?

 

あなたの魂は成長しているか?

 

 

 

さあ

母であるあなたの巣立ちの準備をしよう。

子供との分離を乗り越える勇気を持って、

毒親を卒業しよう。

 

 

 

 

あなたの魂と霊は成長したか?

 

 

 

ルシエル