ある朝、赤ちゃんが全く動いていないことに気づいた。
病院に着いてすぐ診察してもらい、心拍が確認できないことが告げられた。
まずモニターをつけ、10分くらい装置を動かしながら
お腹のいろんなところで確認したが心拍が確認できない。
前回の検診まで確認できていた心拍の音が聞こえない、
そして明らからに焦っている先生と助産師を見て、
正式に赤ちゃんが亡くなっていることを告げられる前から涙が止まらなかった。
モニター後にエコーで確認。
これまでトクトクと動いていた心臓の動きが全く見えなかった。
まだ赤ちゃんの状態は良く、亡くなったばかりだろうと先生から説明があった。
病院に行く前日。
その日は朝から1日出かけたり忙しくしていて、
1日を通してお腹が張ることが多く朝から胎動が感じられなかった。
もういつでも産まれていい時期だし、とお腹が張っていても
何も気にすることなく1日を過ごした。
寝る前ゆっくりしている時や夜中トイレに起きた時も動かず、
おかしいなと思いながらも朝になればまた動くだろうと眠りについた。
その日は、35週に入ってから毎日行っていた
胎動カウント(胎動を10回感じるまでに何分かかるか)をしていなかった。
寝る前にでも確認して、もっと早く動いていないことに気づいていれば、
あの日安静に過ごしていれば、と後悔してもしきれない。
そういえば、あの日のお腹の張りは、歩くのもしんどいくらい腰も痛かったな、と
普段との違いに気づけなかった自分に腹が立って仕方がない。
きっとあれは、ママ苦しいよ〜っていうNくんからのサインだったよね。
この経験から言えるのは、本当に胎動確認は大事ということ。
当たり前と思う方もいるかもしれないけれど、
私のように1日でも油断してしまうと最悪の事態につながる可能性があります。
これが絶望の始まり。
これから現実を突きつけられ、もっともっと辛いことが待っている。