いのちゃんが春の演劇祭で初舞台を踏んだ時、もう一人初舞台を踏んだ人がいた。


その彼は落研と音楽部を掛け持ちしていて、手品が得意だった。


一度も同じクラスになったことは無かったのだが、どういう訳か俺のところに来ては手品をやってくれた。


彼の面白いところは、ただ手品をやるだけではなく話も上手だった。


さすが落研である👍



ある日、いつものように彼が手品を見せに来てくれた。

春の演劇祭の配役があと一人足りなくて困っていた俺は、話術が得意な彼に声を掛けてみた。


すると彼は二つ返事でOKしてくれたのだ👌


その役は「おばあちゃん」だった。


うちは男子校、そして17歳。

とてもパッと来た素人に出来る様な役では無かった。


ところがさすが落研。

俺の見立ての通り、彼は見事におばあちゃんを演じきってくれたのだ!


客席はいのちゃんのゾンビ同様、おばあちゃんも見事に客席を笑いに包んだ。



その後、彼は大阪の大学に進学してしまったので会うことは無かった・・・が、テレビで「笑っていいとも!」を見ていたら、何と彼が出てきたのだ😱



タモさんと一緒に😱😱



いやー、びっくりしたと同時にめちゃめちゃ嬉しかった✋


彼はマジックを諦めて無かったんだ。

ずっと夢を追い続けてたんだ。


と思ったら、俺もまだまだやらなあかんなと気合が入った。



そんな彼は今、芸能活動をしながら大阪でマジックバーを経営しているらしい。



なかなか大阪に行く機会はないが、大阪に行った際はぜひお邪魔しようと思っている。



お体に気をつけて!


ムッシュピエール君✋