足利地区大会を棚ぼたで勝ち上がった俺達は県大会に出場することになった👍
足利高校演劇部初の県大会出場ということで、先輩達も総出で手伝いや応援に来てくれた🙇
会場の宇都宮までは、みんなで電車で向かったが先輩のひとりが寝坊で乗り遅れた。
会場に着くと何故か電車に乗り遅れたはずの先輩が何故かそこにいたのだ!?
「あれ?先輩、電車間に合ったんですか?」
「いや、寝坊した💧」
「えっ、じゃ・・」
「タクシーで来た」
「はっ?」
「いやー1万も取られたよ💦」
寝坊して目の前で電車に乗り遅れた先輩は、駅前に止まっていたタクシーに乗り足利から宇都宮まで来たのだ!
この先輩、実は足利で1番有名な呉服屋の息子で金持ちではあったのだが、まさか高校生が足利からタクシー乗って宇都宮まで来るとは恐るべし😱😱
35年前のタクシー代10,000円だから、今の料金なら30,000円近いに違いない。
金持ち恐るべし・・・
さて本題に戻そう。
県大会なのだが宇都宮の何とか女子高校という学校がオリジナルの台本を書いて、県大会を連覇中、既成の台本が選ばれることはほぼ無かった。
そして結果を見るまでもなく、その学校が最優秀賞に選ばれた。
しかし会場の笑いはうちの学校が全てサラってやった✌️
しかも帰り際に、審査員の若い先生の一人が俺達のところに来て
「お前ら、面白かったぞ!力不足で上に上げてやれなかったけど面白かったよ。これからはああいう芝居が主流になるから、絶対芝居続けろよ。」
と言ってくれた。
いやー嬉しかった!
先生から褒められたことなんか無かった俺には、その一言が本当に嬉しかった🙏
実はこの先生、大学時代に東京で野田秀樹や鴻上尚史をやっていたらしく、時代の先を見ている先生だった。
足利では審査員に次点扱いされた俺達だったが県大会では
個人演技賞 2名
演出賞 1名
もらってきた😙
個人演技賞ってスゴくね?
運動部なら県選抜ってことでしょ。
結果は残せなかったけど爪痕は残してやったよ👍
そんな初めての県大会出場の話。
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