俗悪クリスマス 無神論者の私が宗教を語る | アトラス塩浜のブログ

俗悪クリスマス 無神論者の私が宗教を語る

私はいい年して、先日初めてトナカイは本当にいるのだと知りました。
サンタのとばっちりで、トナカイまで架空の生物だと思い込んでいました。
私だけ?


この下からは数年同じネタ。

俗悪クリスマス 無神論者の私が信仰について考える

私は神も仏も信じない。
もし、いるなら、一体どこで何をやっているのか。

先進国で俗悪クリスマスにバカ騒ぎをしている時に、栄養失調、マラリア、エイズ、結核で発展途上国の人々が亡くなっていく。
主に先進国のせいで、(そして皮肉にも先進国にはキリスト教国が多い)神がつくりたもうた(?)地球の環境が悪化し、地球温暖化による海水面の上昇などの被害はツバルなど発展途上国が負っている。

私が神なら(こういう言い方が神を信じている人にとっては冒涜も甚だしいことは承知している)、このあたりでノアの箱舟の再現でも起こして、私も含めた先進国のクズどもを滅ぼすところだ。

大体そもそも、
1.一神教が言う神を信じた奴が救われ、
2.途上国で土着の信仰心に基づきながら、自然との調和を考えてきた人々が「一神教で言うところの神を信じていない」という理由で救われない
などという理不尽なことを私は決して許せない。
私は神を信じていないが、もしも1・2のようなことをする神ならば、いたとしても軽蔑する。

私が神ならば、自分を信じているかどうかなんかどうでも良い。
信じる人だけ救うとは、随分ケツの穴の小さい神様ではないか。
1週間に一度、教会に来て祈りを捧げて自己満足している奴らなんか救わない。
そんなことよりも、木に宿ったり、大地に宿ったりしている土着の神々と対話しながら、木を切り過ぎないように、魚をとり過ぎないように、それこそ「持続可能な」経済を守りながらつつましく生きていた人々をこそ救う。

ものすごく基礎から話す。
穀物の生産量は年間19億tくらい。
世界の人口で割ると、老人子供も含め、1人あたり1年間に300キロである。
穀物は1人年間180キロあれば十分である。
私は共産主義は嫌いだし、大きな政府も嫌いだ。私は「政府性悪説」をとるからである。
が、私が神になるかまたは世界征服ができたら「世界共産主義者」となって、19億tの穀物を全員に公平に分配したい。
実は公平に分配すれば飢餓なんか起こらないのである。

私は、「とてつもなく小さな政府」を主張するくらいで、基本的には「分配の公平」よりも「自由」が大切だと考える。
が、ものには限度というものがある。
わずか2,3匹のマグロを捕るために3000匹もの魚をエサに使い、そのために魚の値段が上がって途上国の人が食えなくなる。
「おなかすいたよー」と途上国の子が泣き叫んでいる時に、一方で、日本ではそのマグロの缶をペットの猫ちゃんにあげているのである。
神は何をしているのか。

私は「絶滅しそうだからマグロを食うな」という運動には反対であるが、「分配の公平という観点から、2,3匹のマグロを捕るために3000匹もの魚をエサに使うようなやり方に反対」という運動ならば支持したい。

大嫌いなキリストだが、彼の好きな部分もある。
彼は、大衆運動家として、民衆の中に分け入り、差別されている人々や貧困にあえぐ人々の中に入り込んで体制側と闘争した。

腹が減ったくらいのことでイチジクの木に八つ当たり(詳しくはキリスト教の人に聞いてください)する大人げ無さはさておいても、「旧約聖書をただ形式的にだけ従っていれば良い」と考えていた人々に異議を唱え、民衆の中に入って差別・貧困と戦った「キリスト闘争」は、素晴らしい政治運動として高く評価したい。

キリストが今のキリスト教を見たら怒り狂い、聖書を焼き捨て、イスラム教徒をも含めた愛を語って、大改革を行うのではなかろうか。

次回予告
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