教育 理由を聞く問題 | アトラス塩浜のブログ

教育 理由を聞く問題

教育 理由を聞く問題

学校のテストで理由を聞く問題が増えてきている。
そのこと自体は良いことである。
ただ用語・公式などを丸暗記させるよりも良い。

ただ、この手の問題は問題文を十分吟味しないと、何を言っているのかわからないことがある。

まず、最初の例はただのいちゃもん。
理科や数学で、まず何か聞いた後、
「また、答えた理由を書きなさい」
という問題が多い。

「そんなもん、おまえが今聞いたから答えたんだろうが」
と塾で毒づいている。
「そう判断した理由を答えなさい」
なら良いが、「答えた理由」は「てめえに今聞かれたから」「テストだから」が対応した答えではないか。

まあ、ここまでは揚げ足とりだ。
生徒たちは私の考え方に笑いつつ、ちゃんとこの表現力の足りない問題に対しても「そう判断した理由」を答えているようだ。

だが、次の問題はどうか。
理科3年第1分野。
台車に紙テープをくっつけて60分の1秒ごとに記録タイマーで点をつけ、運動の様子を記録する。
点の間隔が段々狭くなっている様子が紙テープに記録されていて
問い 台車の速さは時間がたつにつれ、どうなっているか

答え 段々遅くなっている

問いの続き また、その理由を書きなさい。

ここでわが塾の生徒、不正解。
「摩擦や空気の抵抗で遅くなった」
私が採点すればこちらが正解だ。

学校側が示した解答によると、正解は
「点の間隔が次第に狭くなっているから」
そんなことは見りゃわかるし、そこを聞きたいなら、
「そう判断した理由を書きなさい」と書くべきである。
単に「その理由を書きなさい」ならば、そのような現象が起きる理由を書くのも当然である。
加えて言えば、ここの単元では力が加わらなければ動いている物体は等速直線運動をするということが重要ポイントであり、にもかかわらず次第に遅くなっている理由を聞いてくると思うではないか。

仮に出題者が「そう判断した理由」を聞くつもりで「その理由を書きなさい」と書いてしまったとしても、「摩擦や空気の抵抗で遅くなった」という解答を見た時点で、「しまった、自分の出題の文章ではそっちを聞かれたと思われても仕方ない。自分の出題文がまずかった」と思って、「点の間隔が次第に狭くなっているから」も「摩擦や空気の抵抗で遅くなった」も正解にすべきだった。


道具のコーナー
クリアファイルやクリアフォルダーを愛用している。
とりあえずぽんぽこ突っ込んでおけば良いのがありがたい。

が、表面がつるつるしていて、時々本棚からどどどーっと崩れてくるのをどうにかできないものか。
適当に積んでいたのが崩れるなら自業自得だが、きちんと本棚に入れておいたのが崩れるのが悔しい。
このだらしない私がたまーに気が向いて整理、掃除したのに、それが崩れると一気にやる気がなくなる。
みんなはどうやっているのか。

普通の本もいくつか抜いて少しスカスカしていると、ある時どどどーっと崩れる。
こちらも腹が立つが、クリアファイルだと完全にきっちり入れてあるのに崩れるので、もっと腹が立つ。

国会の事務所の机の1画は、国際連帯税、環境、ODA、核軍縮など、テーマごとに分けてクリアファイルに整理してある。
これは、私のだらしなさを知っている人から見れば涙ぐましいほどの努力である。

それなのに、ああ、それなのに、時々急に崩れるのだ。
ひどいではないか。

また、本棚やカラーボックスでA4サイズのものが縦に入らないものが多いのだが、みんなはどうやっているのだろうか。


オタクのコーナー
昨日に続き、「ウルトラ怪獣図鑑」から。
怪獣は身長は40から60メートル、体重は2万トンというのが多いようだ。

が、不思議なのはアイロス星人である。
身長は2・5メートル。人間の中で特に背が高い人なら、このくらいである。
が、体重はなんと1万3千トン。
1万3千キロではない、トンである。
こいつの密度はどうなっているのか。