英語テスト改革案+君はアイドルに30万円出せるか
英語テスト 正解を選択する問題の選択肢に、日本語をもっと使え。
2月24日のブログでは英語の聞き取りテストの問題点を書いた。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1824620633&owner_id=2663509
また、1月11日のブログの後半でも英語のテストの問題点を書いた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1812993821&owner_id=2663509
昨年11月30日のブログでは英語のセンター試験の問題点を書いた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1800115410&owner_id=2663509
では、どうするか。
解決方法。解答の選択肢に、日本語をもっと使う。
私が中学生のころに比べて、正解を選択する問題の選択肢が日本語であることがほとんどなくなり、選択肢が絵か英語になっている。
気持ちはわかる。
英会話がうまい人たちは、
「一度日本語で考えてから英語に直そうと思うのではいけない。最初から英語で考えるのだ」と言う。
そこで、選択肢も日本語にせず、絵で状況と英語を結びつけたり、選択肢を英語にして、日本語を介さずに考えさせているのだろう。
気持ちはわかるが、そこで別の問題が出てしまう。
まず、英語で選択肢を作った場合、そのままだと、その英語の意味がわからなくても正解してしまうのである。
たとえば、長文問題で「フライング・トータス」の絵を書こうと言っていて、(実際埼玉県高校入試で出た)
「書こうとした絵は何でしょう」
ア ウォーキング・トータス
イ ウォーキング・ラビット
ウ フライング・トータス
エ フライング・ラビット
これでは、フライング・トータスが何だかわかっていない人でも、正解してしまう。
そこで選択肢を絵にしたわけである。
しかし、絵の場合、絵であることの限界がある。
1月11日に書いたように、マントをつけて身体を伸ばしている絵が飛んでいる状態とは限らない。
ウルトラマン・スーパーマンその他身体を伸ばすと飛ぶというのがアニメや特撮の伝統になっているが、自然界では空を飛ぶ時には羽ばたくのである。
ちなみに私が夢の中で空を飛ぶ時には身体が地面に対して垂直、つまり通常歩行と同じ状態であり、ウルトラマンのように地面に平行にはなっていない。
フライング・トータスの典型、ガメラは手足を引っ込め、4つ火を噴き、甲羅をクルクル回展させて飛ぶ。
ということで、こんなインチキな絵で選択するなら、素直に
ア 歩く亀
イ 歩くうさぎ
ウ 空飛ぶ亀
エ 空飛ぶうさぎ
とした方が良いではないか。
センター試験に多いのだが、髪が長くてスカートの人を女性と決めつけ、髪が短くてズボンの人が男性と決めつけないと正解できないことがある。
こんなくらいならば、選択肢に「男は眼鏡」とか、「女が本を持っている」と書いた方がよほど正確ではないか。
いくら日本語を介さずに考えると言っても、これくらいは日本語を介しても英会話の邪魔になるまい。
2月24日のブログでは、高校入試の英語聞き取りについて、いろいろな時にあちこちでいろんなことをやっている文が読まれ、××したのはいつ、どこで、どうやって、ということを片っ端からメモしなければならず、英語の聞き取り能力よりも、異常なスピードでのメモ能力で決まってしまうことを批判した。
こういうくだらない問題になるのも、日本語の選択肢を避けるせいである。
たとえば、交通手段について1回しか言及されず、バイ・バイセコーと言った後、選択肢でAバイ・カー、Bバイ・トゥレインCバイ・カー Dオン・フットと言われたら、「バイシクル」と言ってくれれば聞きとれるが、バイセコーだと何だかわからない人でも、バイ・バイセコーが自転車とわからない人でも、「あ、Cは、さっき、なんか途中で聞いたぞ」ということで簡単に正解できる。
これでは差がつかないというわけで、
動物園には車で行き、図書館には自転車で行き、おじさんの家には電車で行った・・・というように、起承転結の無いできごとを次々述べて、バイ・カーやらバイ・バイセコーやら、バイ・トゥレインやらいろいろ出すわけである。
だからこれでは英語力よりも異常なスピードのメモで決まる。
だったら、これは日本語で選択肢を作れば良い。
ア 自動車 イ 自転車 ウ 電車 エ 徒歩
とすれば、
「バイシクル」と言ってくれれば聞きとれるが、バイセコーだと何だかわからない人、バイ・バイセコーが自転車とわからない人を不正解にできる。
この程度の単語について日本語を介して考えたって良いではないか。
センター試験の長文問題で
デートの時に「彼女は何を着るか何度も何度も悩み、そしてついに気に入ったブラウスを身につけた」という英文があって、
「彼女は自分がよりよく見えるように長い時間をかけた」が正解という、飛躍しすぎの選択問題があった。
「何を着るか何度も何度も悩み」が「自分がよりよく見えるように」という動機である保証は全くない。
単にポケットの大きさとか、通気性とか、機能的な側面から選ぶことに時間をかけたのかも知れない。
こういう飛躍が出てしまうのも、選択肢を英語にしているせいだ。
結局、長文の中に書かれた英語をそのまま選択肢に使ったら、意味がわかっていない人にも正解がわかってしまう。
そこで、本文とは違う表現で正解の選択肢を作るのだが、違う表現にしたとたんに、ずれてしまい、英文の意味が全て理解できた人にさえ、「これが正解ということで良いのかなあ」と悩ませてしまうのである。
それよりは、日本語で選択肢を作る方がよほどましである。
オタクのコーナー
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引用ここまで。
これは「100部買う奴なんていないと思うがいたらもうけものだから一応書いておく」ということか、本当に買う人がいるのか。
限定5セットとあるのは、本当にいるということなのか。だとしたらすげえ。
読者の皆さんからすると、私は相当物好きのオタクということになるだろう。
自分でもオタクであることを誇りに思っているが、上記のようなのを見ると、オタク王者には程遠いと痛感させられる。
確かに水谷さくらさんは、過去見た何百人のアイドルの中でもトップレベルのかわいさである。
しかし、31万5000円あれば家賃は別とすれば、半年暮らせるではないか。
そもそも、事務所にないしょで30万円出せば、こっそりとあんなことでもこんなことでもやらせてくれるアイドルは結構いるのではなかろうか。
そういうことを考える時点で、私も俗世間的である。
30万以上出してキスマークつきの色紙やら、何やらで満足するファンは、なんと純粋な人々であろうか。
英語教科書の「萌え化」に衝撃
中学校の英語教科書『NEW HORIZON』を発行する東京書籍から発売されている『ミライ系 NEW ..........≪続きを読む≫