自伝1 仏様を暗殺せよ?
いつも政治的主張を書いている私だが、時々自伝のようなものも書いておこう。
私は小さい時のことをかなり正確に覚えている。情報の正確さは信頼していただいて良い。
今回は保育園時代
私が通ったのは、新潟県巻町の「日の丸保育園」である。
都市部では、日の丸問題で右翼と左翼が激突しているが、こちらは保育園の名前が日の丸なのだ。今もあるのだろうか?
保育園に行くにあたって、母親は保育園とは何かきっちり説明しなかった。
本人は説明したつもりなのだろうが、相手が知らないことを説明するのは父も母も下手である。
どこかの家に行ったようなつもりでいた。鉄棒に乗って母親を呼んだら、もう母親はいなくなっていた。
「お母さんは?お母さんはどこ?」
と、悲しい思いで探した。
子育て中のお父さん、お母さん、こんな悲しい思いをさせないでほしい。
この後書くように、事前に覚悟があれば、私は子供の割には我慢強かったが、急にいなくなるのは困る。
今でもスーパーやコンビニの前で捨てられたのかと不安そうにしている犬(実際は飼い主が買い物中一時的に離れているだけである)を見ると、かわいそうでしかたない。
さて、日の丸保育園は寺が経営している保育園だった。
悪いことをすると、「仏様の部屋」という、真っ暗なところに入れられるのである。
記憶が定かでないが、多分、先生がいない時に騒いだか何かした時だったと思う。
最初私は容疑者の中に入っていなかったのだが、××君(今でもフルネームで覚えている)が、「誰誰君もなんだよー、誰誰君もなんだよー、塩浜君もなんだよー」と次々巻き込み、先生はその証言だけで我々を有罪と認定した。
有罪判決を受けた我々には、「仏様の部屋に入れる」という判決が下った。
××君は「いやだー、いやだー」と泣きわめき、私は家庭内教育の影響もあって、「ぼく、我慢する」と言った。
驚いたことに、ギャーギャー泣きわめいた奴らは許されて、一番正々堂々としていた私だけが仏様の部屋に入れられたのである。
今でもこのやり方が教育上良かったとは思えない。
釈放後、先生に「仏様の部屋には血の池があるのか」「針の山はあるのか」「月から来た人食い人種はいるのか」と、あれこれ質問した。
こちらは想像できるかぎりの怖いことを言うのだが、先生は「それもある」「それもいる」と言った。
そうなると、当時そういう言葉を知っていたわけではないが、それらのすべての上に君臨する仏様とやらは、悪の中の悪、最強の恐ろしい魔王ではないか。
我が家は親戚も含めてキリスト教だらけ(私は無宗教)なので、神様のことはよく聞くが、仏様というのは知らなかった。
保育園時代、私は仏様というのは、人を食べる悪い奴だと思っていた。
神様はいいものだが、仏様は悪者だという先入観をうえつけられた。ここも教育上問題である。
当時、蘇我氏と物部氏が仏教を取り入れるかどうかで争ったという歴史を知っていれば、物部氏を応援したに違いない。
別の日、先生が、ご飯を金色の容器に入れていた。
何しているのかと聞くと、なんと、「仏様に食べてもらう」のだという。
なんということだ。
当時の気持ちを今の言葉に翻訳する。
確かに、最強の恐ろしい奴に対して、捧げものをして、てなづけるという気持ちもわからなくはないが、力で勝てなくても、毒でも入れて何とか戦おうと思わないのか。
もっと前に、家で万年筆のインクをかまおうとしたら、父親が、「それは毒だ!」と止めてきた。確かに青光りする色は、恐ろしげな雰囲気を持っていた。
あれを使って仏様を暗殺できないだろうかと思って保育園に毒(実際は万年筆のインク)を持っていこうとしたが、親に怒られてやめた。
私も正義のための革命闘争を、親に止められたくらいでやめるところが今の私から見ると甘い。
日の丸保育園に良い思い出はほとんどない。
保育園に行く時間になると頭が痛くなったり、腹が痛くなったりして、何度も休んだ。
仮病のつもりはなかった。本当に痛くなったのだ。
幸いにも、父親の仕事の関係で、巻町から新潟市に引っ越し、「ぬったり幼稚園」に変わったのは本当に良かった。
ぬったり幼稚園には仏様の部屋がなかった。まずは、これが最高だった。
友達もたくさんできた。
また、常識的には、巻町は町、新潟市は市でしかも県庁所在地であり、新潟市の方が自然がなさそうだが、住んでいた場所の周辺については、巻町にはあまり自然がなく、新潟市では、目の前に大きな田んぼがあって、生き物に触れる機会も多かった。
私の中で最悪のイメージになってしまった巻町のイメージ回復は1996年。
巻町において、原子力発電建設を巡る住民投票が行われ、確か8割とか9割の高い投票率の下、住民は原子力発電にノーをつきつけた。
そして、町長は、住民の意思を尊重して原子力発電建設を行わないことに決めた。
かっこいいぞ、巻町。
原子力発電に私が反対する理由はこちら↓
環境を守ろう13・原発1
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=234323377&owner_id=2663509
環境を守ろう15・原発2(番号どこかでずれた)
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環境を守ろう16・原発3
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環境を守ろう17・原発4
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環境を守ろう18・原発5
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環境を守ろう・19・熱源と電気
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=274429623&owner_id=2663509
オタクのコーナー
2009年、日本テレビは5人の「日テレジェニック」を選んだ後、日テレジェニック5人+惜しいところで落ちた3人の合計8人が活躍する番組を数カ月放映した。
2010年もそうなるかと思いきや、「日テレジェニック」6人を選んだ後、うち2人+2009年の1人+日テレジェニックと無関係のアイドル10数名による「アイドルちん」という番組を始めた。
いったいどういうことなのだろうか?
日テレジェニックの他の4人は?
推理1
低予算でギャラもろくに出ず、水着で芸人並みの苦行をさせられるだけなmので、アイドル側で出演拒否。
推理2
日テレジェニックの合格者6人では視聴率がとれそうもないので、もっと人気ありそうなアイドルや、面白いアイドルを混ぜてテコ入れ。
見ていると、14~6歳のアイドルばかりが大切に扱われ、尾崎ナナさんなど、20代セクシー担当のアイドルは「お色気で惹きつけようとするが空回りする」役にされている。
私が言うのもなんだが、視聴者はロリコン野郎が多いのか?
確かに、14才の有安さんなど、すごくかわいくて、わがロリコン心をくすぐられるのだが、あまりに依怙贔屓が目に余り、20代側を応援したくなってしまう。
それにしても、世間的に見れば20代だって十分若いし、ましてアイドルは童顔なのだ。それを、空回りするおばさんみたいに扱うのだから、アイドルの世界は大変である。