教育ネタ 学生の前の講演で学んだこと・2 +テレビ取材1つ実現1つボツ
教育ネタ 学生の前の講演で学んだこと・2
前回に続き、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1581495781&owner_id=2663509
8月30日に教員志望の学生約50名の前で「理想の教師像」について講演した時の話。
私含めて講師の先生が4人。
今回は2人目の先生。
この先生はゲームなどを通じながら、「これからの時代は、上司の指示を待ってそれを忠実に行うのではなく、失敗しても良いから独自の発想を行うことができる人が必要で、教育においてもそういう子を育てる必要がある」・・・ア
という趣旨の話をした。
さて、ここで集まった教員志望の学生には、小学校教師・中学校教師・高校教師、いろいろな希望があろうし、文系も理系もいる。
全部に通じる話をすれば、汎用性はあるが、抽象的で当たり前の話になってしまうし、個別具体的な話をすれば、実用的ではあるが、汎用性がなく、「そりゃ小学校の先生には当てはまっても、高校の理系の先生になるには役に立たない」ということになってしまう。
ここまでの2人の先生はどちらも、課題を出しては「これを手元の紙に書いてみてください」とやったり、ゲームと絡めたりすることによって、「汎用性があるが抽象的(悪い意味にとらないでほしい)」な主張について、面白みを増すとともに説得力を増している。
上記アの部分をそのまま言うだけなら、面白くないが、その前に関連するゲームをやることで、この主張を光らせているのである。
こういうやり方もあるのか。
参考にしよう。
とはいえ、急にサルまねしてこの場で自分の講演に組み入れるのは失敗の危険があるのでやめておいた。
さて、この2人目の先生の良さが一番光ったというか、私が一番関心したのは終わりの方である。
他の先生が、みんな
「今日は本当にありがとうございました。ぼくも皆さんと話して勉強になりました」
と挨拶する中、この先生は言った。
「僕ははっきり言って物足りないね。みんな、参加することで満足しちゃっているんじゃないのか。どうしてもっと質問してこない。どうして僕たちから何か盗み取ってやろうと思わないんだ。僕は講演で、失敗しても良いからどんどん挑戦していくことが大切だと言ったじゃないか。それなのに、どうして、思い切って手を挙げてぶつかってこないのか」
あなたは偉い!
私もそう思っていた。
「ぼくも皆さんと話して勉強になりました」というのも、これはこれで本心であり、別に心にもないことを言って好感度をあげようと思ったわけではない。
が、これだけの先生が集まっているのに、もっともっと時間の限りなぜ食らいついてこないのか。
休憩中も、ガンガン話しかけてくれば良いのに、そうならない。
私だって、どこで講演しても、面白かった、役に立った、わかりやすかったと言われる。
その私が、「4人の中で自分が一番つまらなかった」「もっと自分を磨こう」と思うほどに、すごい人が集まったのである。
こんなことって滅多にないぞ。
私はNHKの青春メッセージの埼玉県大会と東京都大会に出て(全国決勝大会に行けず、都道府県止まりとはいえ、2回出たのはすごいと思っている)、生意気ににも、「優勝した人より自分の方が絶対客席に受けていた。」などと思うほどに自惚れが強い男である。
テレビ銭形金太郎で「どちらが素敵な貧乏さんか」という勝負で負けても、「その後総集編や雑誌の特集記事では私が何度も取り上げられているから、プロレス的基準では私の勝ちだ」と思っている。
その私が、なんとなんと珍しく「4人の中で自分が一番つまらなかった。他の3人はなんてすごいんだ」と思っているのである。
こんなすごい3人が1つのイベントに集まるなんて、今後も滅多にないぞ。
もしなんなら、私=塩浜はいいよ。他の3人を質問攻めにして、休憩中もトイレに行くのを追いかけて食い下がって、ついでに名刺もらってファンレター出して、また質問しろよ。
1人目の先生に後日「ファンレターが来たり、マイミク申請が来たり、メールが来たりしたか」と聞いたら、1つも来ていないという。
みんな、これから先生になるんだろ。
みんながもっと積極的にならないと、生徒もそれに影響され、それで育った人が政治家になると、国際社会でいいようにやられてしまうぞ。
この日、アイドル番組制作中のテレビ局の人が「アイドルオタクの塩浜が一方ではこういう活動もしている」ということで私を取材に来ていた。
テレビ局の人は4人の講演を聞いて「テレビの仕事を抜きにしても、今日の話は面白いね」と言っていたのと同時に「学生がみんな声が小さい」と言っていた。
さて、この2番目の先生、嫌われるかもしれない、怖がられるかも知れないというリスクを負いながら、明日の教育のために、ビシリと言った。
さすがだ。
さて、3番目に講演するのは私である。
が、ここまで2人の講演がうますぎて、珍しく緊張してきた。
(つづく)
オタクのコーナー
あるテレビ番組でアイドルオタクとして取材されることになっていたが、取りやめになってしまった。
今年はアイドル鈴木まりえさんとの夢の共演3度目かと思ったが、残念。
21日までのどこかで取材・・・ということだったが、いつもなら土日休日ごとにライブを行っているわが一押しアイドル=鈴木まりえさんだが、21日までの間に鈴木まりえさんのライブは18日しかなかった。
ところが、私が18日に忙しく、「午後8時からで良ければ」と余計な条件をつけたのが、取りやめの原因の1つであろう。
(ライブ自体は午後7時から始まっているが、鈴木まりえさんの出番は8時半ころから)
結局、家から出る時点から取材させてくれる別のアイドルオタクが見つかったらしい。
一度はライブでの応援についてはその人を取材し、19日に鈴木まりえさんが海岸で行う水着撮影会で私が撮影する様子を取材・・という話もあったが、「スケジュールの都合で」こちらも中止。
もっとも、私もこれについては気になっていた。
ライブの取材は、テレビに映りたくない人は、私の近くに行かないようにすれば良いとして、水着撮影会の時にテレビ取材があると、たとえ顔が映らなくても、他のカメラマンは委縮してしまうのではないか。
私自身も、ライブでヲタ芸やっているところを塾生に見られてもはずかしくないが、(そもそも授業中もよくヲタ芸やっているし)、水着撮影会で撮影している時の私のスケベなアホ面は塾生に見られると少々恥ずかしい。
私はそんなこともあろうかと、鈴木まりえさんには申し訳ないが、別の案として、個人撮影会(カメラマンとアイドルが1対1。これなら他のカメラマンに迷惑はかからない)を取材するという作戦も提示した。
番組名を言ったら、「それは宣伝になるのでぜひ。参加費は要らない」と主催者が言ってくれたが、この案もボツ。
もし、たまたま19日のモデルさんが16歳という点でびびったのならば、別に撮影会って言ったって、セクシーなの、キュートなの、どっちがタイプとばかりいろいろあるのであって、びびることはない。
16歳のモデルが水着でM字開脚でもやったらテレビとしては困るだろうが、そのあたりは私も私服でかわいくとるから大丈夫なのだが・・・。
以前、青木ドナウという番組で、一度呼ばれかけてボツになったが、また同じ番組の別の企画で呼ばれた。
またぜひ、この番組の別の企画で私にふさわしいのがあれば取材してほしい。
*本文に出てきたテレビとオタクのコーナーのテレビは別です。