議員の数を減らすべきか

本日夜私の憲法講座があります。詳しくは前回のブログ。


本文
議員の人数を減らすべきか

「議員の人数を減らすべきである。そうすれば私自身の当選も今までより大変になるが、国民の皆さんが苦しんでいる中、我々も自ら身を切る覚悟をすべきである」と言う政治家がいます。


一見カッコいい。しかし私は反対です。


民主党を中心とする政権ができて約１ヶ月。この１ヶ月ほどの期間で、補正予算の無駄を３兆円近く削ったのはたいしたものです。

しかし、税金を食い物にしている役人たちが、そう簡単にボロは出しません。もっと調べれば無駄遣いがいくらでも出てくるはずですが、大変な作業です。一府１２省庁が抱えるさまざまな事業に加え、何万もある特殊法人とそのファミリー企業について、たった数百人の議員でチェックするのです。

あまり調べずに「これは無駄だから廃止」などと言ったら猛反発を受けるから、そうとう深く調べる必要があります。

議員の人数を減らしたら支出が減るというのは短絡的です。

むしろ、議員の人数もスタッフの人数ももっと増やし、行政の無駄遣いを徹底的にチェックすべきです。

議会費は予算全体のたった０．７％です。ここを少し増やしてでも、残る９９％以上の中から無駄を探してもらった方が国民の負担は軽くなるのです。