北朝鮮は脅威か+6月のイベント5つ
「平和を考えるセミナー」第1回 北朝鮮の「脅威」と弾道ミサイルの「虚構」が無事終了しました。
いろいろな話が出たが、印象に残った部分を少々。
受け付けなどをやってメモも取らずに私の記憶だけで書くので、間違いがあるかも知れない。
北朝鮮はミサイルも持っているし、核も持っているが、では核ミサイルを飛ばせるかというと話が別。
核を小型化してミサイルの弾頭につけることは相当難しく、現時点での北朝鮮はそこまでの技術はない。
では、細菌兵器や化学兵器をミサイルにつけたら怖いと思うかも知れないが、弾頭ミサイルと細菌兵器、化学兵器というのは相性が悪い。熱などでだめになってしまう。
(塩浜感想・・朝鮮動乱という小説を読んだら、化学兵器を積んだミサイルで日本に大勢の死者が出たことになっていたが、そういう目で見るとこの小説は現実味がない。)
今回、秋田県その他の具体的な地名をあげ、迎撃態勢の様子などを覆いもせずにさらけ出していた。これでは、相手が本気だった場合は簡単に迎撃の邪魔ができる。
恐らく今回ミサイルが日本に落ちてくるとか、それを迎撃するためにこちらから迎撃ミサイルを撃つということは真面目に考えていなかったはずである。
撃つつもりがあれば、覆いもせずに迎撃状況をさらすようなことはしなかったはずで、今回は麻生総理の、「こんなに真面目に取り組んでいますよ」というパフォーマンスだった可能性が高い。
ミサイル防衛システムに金をかけることは、現代の「マジノ線」になる可能性が高い。
国境にマジノ線という、万里の長城のような長い防衛ラインを金と労力をかけて作ったら、結局戦争の時に敵は違うところから迂回して攻めてきた。
弾道ミサイルが落下する時のマッハ7~8、(ICBMはマッハ20くらい)をこちらから撃ったミサイルで直撃して破壊するなんていうことは極めて難しい。
実験では命中したりしているが、これはテストであらかじめ「ここから問題が出ますよ」とわかっていれば良い点が採れるのと同じ理屈である。
仮にこちらの技術が向上して命中率をあげても、向こうもその間何もしないわけではなく、多弾頭化したり、おとりを出すなどして迎撃しにくくする。
またミサイル防衛はシステム1つで20キロしかカバーできず、相手はこちらが待ち構えている場所に撃ってくるわけではない。仮にものすごい予算をかけて日本中ミサイル防衛システムだらけにしたら、今度は相手は弾道ミサイルではなく、巡航ミサイルの開発に切り替えるだろう。
結局マジノ線同様、散々予算を使ったあげく、結局相手に別のルートをとられるということになるだけである。
北朝鮮の後継者が一応3男ということになってきたが、まだすんなりそういくかはわからない。
金日成の後継に金正日を据えるにあたっては、長い時間をかけて顔を売り、手柄を立てさせた。
ところが、今回3男はほとんど顔を知られておらず、また、儒教国において長男をさしおいて3男を後継にするというのは日本では考えられないような心理的抵抗があるはずで、まだ波乱要素がある。
細かい点では、今回のミサイルが、2006年と比べて尾翼が小さくなっていることから、ノズルの噴射などで方向を制御する技術はかなり向上したようだという指摘があった。さすが見る人が見ると、写真だけでもいろいろわかるものだなあと思った。
塩浜補足
弾道ミサイル・・・いったん打ち上げて撃ちっぱなし。いったん大気圏外に上がって空気抵抗のない大気圏外を進み、ものすごいスピードで落下する。ノドン・テポドンなどはこのタイプ。
巡航ミサイル・・・プログラムにしたがって進んでいく。通常はレーダーにかからないように海面などをすれすれに飛ぶ。もちろん山にぶつかって途中でだめになったらお笑いなので、地形などのデータも入力してある。トマホークはこのタイプ。
おおざっぱに言うとスピードあるのは弾道ミサイル。命中率が良いのは巡航ミサイル。
今後のイベント
紛らわしいので、「世界連邦・平和を考えるセミナー」を「山崎セミナー」、「世界連邦21世紀フォーラム」を「木戸フォーラム」というあだ名にします。
6月11日 山崎セミナー 19時~星陵会館 中国の軍事力
6月13日 木戸フォーラム 参議院議員・鈴木寛氏による医療の話
http://www.wfmjapan.com/
6月18日 山崎セミナー 19時~星陵会館 核軍縮
6月20日 世界連邦・東京都連合会主催 吉祥寺駅近くの武蔵野市本町コミュニティセンターにて伊勢崎賢治氏の講演。
伊勢崎氏は、シエラレオネ(国連派遣団・武装解除部長)やアフガニスタン(政府特別顧問)で武装解除を担当。 多分午後1時半から総会をやって、2時くらいから講演。
6月27日 山崎セミナー 18時~星陵会館 旧日本軍の失敗から組織の運営を学ぶ
オタクのコーナー
マイミク山下若菜さんが、次回の「BE-KUWA」というクワガタマニア雑誌の表紙を飾ることになった。
オーディションでは元モーニング娘の何とか麻美という結構有名なアイドルもいたのに、よく勝ったものだ。
クワガタマニアでアイドルマニアの私としては1粒で2度おいしい。
いろいろな話が出たが、印象に残った部分を少々。
受け付けなどをやってメモも取らずに私の記憶だけで書くので、間違いがあるかも知れない。
北朝鮮はミサイルも持っているし、核も持っているが、では核ミサイルを飛ばせるかというと話が別。
核を小型化してミサイルの弾頭につけることは相当難しく、現時点での北朝鮮はそこまでの技術はない。
では、細菌兵器や化学兵器をミサイルにつけたら怖いと思うかも知れないが、弾頭ミサイルと細菌兵器、化学兵器というのは相性が悪い。熱などでだめになってしまう。
(塩浜感想・・朝鮮動乱という小説を読んだら、化学兵器を積んだミサイルで日本に大勢の死者が出たことになっていたが、そういう目で見るとこの小説は現実味がない。)
今回、秋田県その他の具体的な地名をあげ、迎撃態勢の様子などを覆いもせずにさらけ出していた。これでは、相手が本気だった場合は簡単に迎撃の邪魔ができる。
恐らく今回ミサイルが日本に落ちてくるとか、それを迎撃するためにこちらから迎撃ミサイルを撃つということは真面目に考えていなかったはずである。
撃つつもりがあれば、覆いもせずに迎撃状況をさらすようなことはしなかったはずで、今回は麻生総理の、「こんなに真面目に取り組んでいますよ」というパフォーマンスだった可能性が高い。
ミサイル防衛システムに金をかけることは、現代の「マジノ線」になる可能性が高い。
国境にマジノ線という、万里の長城のような長い防衛ラインを金と労力をかけて作ったら、結局戦争の時に敵は違うところから迂回して攻めてきた。
弾道ミサイルが落下する時のマッハ7~8、(ICBMはマッハ20くらい)をこちらから撃ったミサイルで直撃して破壊するなんていうことは極めて難しい。
実験では命中したりしているが、これはテストであらかじめ「ここから問題が出ますよ」とわかっていれば良い点が採れるのと同じ理屈である。
仮にこちらの技術が向上して命中率をあげても、向こうもその間何もしないわけではなく、多弾頭化したり、おとりを出すなどして迎撃しにくくする。
またミサイル防衛はシステム1つで20キロしかカバーできず、相手はこちらが待ち構えている場所に撃ってくるわけではない。仮にものすごい予算をかけて日本中ミサイル防衛システムだらけにしたら、今度は相手は弾道ミサイルではなく、巡航ミサイルの開発に切り替えるだろう。
結局マジノ線同様、散々予算を使ったあげく、結局相手に別のルートをとられるということになるだけである。
北朝鮮の後継者が一応3男ということになってきたが、まだすんなりそういくかはわからない。
金日成の後継に金正日を据えるにあたっては、長い時間をかけて顔を売り、手柄を立てさせた。
ところが、今回3男はほとんど顔を知られておらず、また、儒教国において長男をさしおいて3男を後継にするというのは日本では考えられないような心理的抵抗があるはずで、まだ波乱要素がある。
細かい点では、今回のミサイルが、2006年と比べて尾翼が小さくなっていることから、ノズルの噴射などで方向を制御する技術はかなり向上したようだという指摘があった。さすが見る人が見ると、写真だけでもいろいろわかるものだなあと思った。
塩浜補足
弾道ミサイル・・・いったん打ち上げて撃ちっぱなし。いったん大気圏外に上がって空気抵抗のない大気圏外を進み、ものすごいスピードで落下する。ノドン・テポドンなどはこのタイプ。
巡航ミサイル・・・プログラムにしたがって進んでいく。通常はレーダーにかからないように海面などをすれすれに飛ぶ。もちろん山にぶつかって途中でだめになったらお笑いなので、地形などのデータも入力してある。トマホークはこのタイプ。
おおざっぱに言うとスピードあるのは弾道ミサイル。命中率が良いのは巡航ミサイル。
今後のイベント
紛らわしいので、「世界連邦・平和を考えるセミナー」を「山崎セミナー」、「世界連邦21世紀フォーラム」を「木戸フォーラム」というあだ名にします。
6月11日 山崎セミナー 19時~星陵会館 中国の軍事力
6月13日 木戸フォーラム 参議院議員・鈴木寛氏による医療の話
http://
6月18日 山崎セミナー 19時~星陵会館 核軍縮
6月20日 世界連邦・東京都連合会主催 吉祥寺駅近くの武蔵野市本町コミュニティセンターにて伊勢崎賢治氏の講演。
伊勢崎氏は、シエラレオネ(国連派遣団・武装解除部長)やアフガニスタン(政府特別顧問)で武装解除を担当。 多分午後1時半から総会をやって、2時くらいから講演。
6月27日 山崎セミナー 18時~星陵会館 旧日本軍の失敗から組織の運営を学ぶ
オタクのコーナー
マイミク山下若菜さんが、次回の「BE-KUWA」というクワガタマニア雑誌の表紙を飾ることになった。
オーディションでは元モーニング娘の何とか麻美という結構有名なアイドルもいたのに、よく勝ったものだ。
クワガタマニアでアイドルマニアの私としては1粒で2度おいしい。