国連に出席しているのは誰?
私たちは、市議会議員を選んだり、県議会議員を選んだり、国会議員を選んだりしている。
が、国連など、国際社会の会議に出ている人を選んだ記憶がない。
国連に出席している人を選んだことがないし、名前も知らない。
EU=ヨーロッパ連合にはEU議会がある。
加盟国の国民は、国会議員を選挙で選ぶだけでなく、EU議会の議員のことも選挙で選んでいる。
ところが、我々は、国連という重要な場に出る人間について、選挙という民主的コントロールの場を与えられていないのである。これは問題ではないか・・・ア
*以下の①から⑦は、軽く読み飛ばしても良い。
国連の改革というと、①日本を常任理事国に入れろとか②5常任理事国の拒否権はおかしいとか③1億人以上の国も10万人くらいの国もなぜ1国1票なのかとか④敵国条項をなくせなどいろいろなことが言われる。
私はついでに、⑤日本語を国連の公用語に入れろ⑥アメリカは国連分担金を滞納するな、バカヤロー⑦アメリカがこれ以上国連分担金を滞納するなら、国連本部をニューヨークから京都に移転しろというテーマを掲げておく。
が、そういった問題以上に、アは大問題である。
選挙で選んだ覚えのない、外交官試験で優秀な点を採った奴らが、外交をしている。で、何かというとパーティだ。
王様や貴族が外交をしていた時代とあまり変わりがない。
世界史を大づかみに見てみよう。
王様がいろいろな権限を持って威張っていた時代があって、やがて、「議会の同意なしに勝手に税金かけるな」と、主に課税権について王様の権限を制限した。次に「王といえども神と法の下にある」とか何とか言って、司法の面で王様の権限を制限した。
次第に、行政についても、総理大臣が国会の指名で選ばれたり、あるいは大統領が国民から選ばれたりして民主的コントロールが進んでいくが、・・・
外交(と戦争)については長いこと、「これは国家に関わることで、アホな大衆なんかにコントロールされてたまるか」とばかり、民主的コントロールの外におかれた。
選挙はしない、下々の諸君にあまり報告がなされない、そしてやたらとパーティ、大事なことはパーティ・マナー・・・という点に、いまだ王様や貴族同士のおつきあいからなされた外交という時代の名残がプンプン匂う。
もしも、外交舞台での貴族趣味に反発して中川財務大臣がわざと酔っ払ったというくらいの哲学を持っているならば支持しても良いのだが・・・。
さて、わが世界連邦運動が特に大きく力を入れる4つの柱がある。
その1つが国連総会の民主化・透明化である。
最終的には国連を2院化することまで考えているが、まずは第一弾。
「国連議員総会」というものをつくる運動を進めていく。
現在の国連総会は選挙で選ばれていない人が「政府代表」として出席している。
これを変えるには、国連憲章を改正しなければならない。国連憲章の改正はそう簡単なものではない。
そこでまず、国連総会の「補助機関」として、「国連議員総会」をつくり、ここに選挙で選ばれた議員がいく。この国連議員総会は諮問機関(参考意見を聞いてみるための機関)・補助機関という位置づけをとる。
これだと、国連憲章22条(元気の良い人は実際に国連憲章22条を見よう)により、国連憲章を改正しなくとも設置ができる。
できれば、現在の国連総会にあたるものを第1院、選挙で選ばれた者によって構成されるものを第2院とすることも視野に入れる。
わが団体は世界議会、世界裁判所、世界警察などによる世界連邦を60年間主張してきた。
そんなことできるわけがない、と言われ続けてきた。
しかし、
①国連議員総会という補助機関をつくることから始めて、少しずつ国連総会を民主化・透明化する・・・これが世界議会のかわり
②国際刑事裁判所の発展を図る・・・これが世界裁判所のかわり
③UNEPS=国連緊急サービスをつくる・・・いずれ解説します。これが世界警察のかわり
④そもそも財源がなければ話にならない。それぞれの国家から予算をもらうという形だから国連は所詮「連合国」にすぎないのだ。この点は、国際連帯税が突破口になる。
面白いことに、「世界連邦」そのものを進めるのはわが団体だけだが、上記4つのテーマそれぞれならば、有力なNGOが賛同している。
この4つを全体的なビジョンの下で、政治の流れも考えながら、今どこにどれだけの力を入れていくかを考えるのが私の役目ではないかと思っている。
私が途中で死んじゃった時のため、皆さんも関心を持ってほしい。
私はこの4つの柱を中心に進めていくことにより、世界連邦は実現すると思っている。
*②の国際刑事裁判所は、「日本が入ってめでたし、終わり」ではなく、その後も更なる前進を・・・と思いつつ、結局スタッフの人数の関係で、今は①と④で手一杯で②に関する会合にわが団体の人間が欠席することが多い。
少し頭の良い人が私からキーワードや課題について2時間くらいのレクチャー1回+時々電話で質問という形をとれば、会合に出席して、「こんなことを言っていました」と報告できるレベルになるはずである。代わりに出てくれる人を募集。
オタクのコーナー
昨年、秋葉原の路上での過激パフォーマンスにより逮捕された沢本あすかさんが本を出した。買った。
不当逮捕には同情したが、本が出たことは羨ましい。
私は5年くらい前に沢本あすかさんの撮影会に行ったが、モデル2名に対して参加カメラマンも2名。主催者は多分赤字である。
そんな沢本あすかさんが、とにもかくにも、出版社側から頼まれて本を出せるとは羨ましい。
小学校時代から大学時代まで私の文章はずっと学校1の人気だったが、「桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す」という言葉はどこへやら、いまだ声がかからない。(ふざけるな、自分で売り込めとお叱りを受けそうだが、テレビ出演は向こうから声がかかるのに、より自信がある文章については声がかからないのが残念)
が、国連など、国際社会の会議に出ている人を選んだ記憶がない。
国連に出席している人を選んだことがないし、名前も知らない。
EU=ヨーロッパ連合にはEU議会がある。
加盟国の国民は、国会議員を選挙で選ぶだけでなく、EU議会の議員のことも選挙で選んでいる。
ところが、我々は、国連という重要な場に出る人間について、選挙という民主的コントロールの場を与えられていないのである。これは問題ではないか・・・ア
*以下の①から⑦は、軽く読み飛ばしても良い。
国連の改革というと、①日本を常任理事国に入れろとか②5常任理事国の拒否権はおかしいとか③1億人以上の国も10万人くらいの国もなぜ1国1票なのかとか④敵国条項をなくせなどいろいろなことが言われる。
私はついでに、⑤日本語を国連の公用語に入れろ⑥アメリカは国連分担金を滞納するな、バカヤロー⑦アメリカがこれ以上国連分担金を滞納するなら、国連本部をニューヨークから京都に移転しろというテーマを掲げておく。
が、そういった問題以上に、アは大問題である。
選挙で選んだ覚えのない、外交官試験で優秀な点を採った奴らが、外交をしている。で、何かというとパーティだ。
王様や貴族が外交をしていた時代とあまり変わりがない。
世界史を大づかみに見てみよう。
王様がいろいろな権限を持って威張っていた時代があって、やがて、「議会の同意なしに勝手に税金かけるな」と、主に課税権について王様の権限を制限した。次に「王といえども神と法の下にある」とか何とか言って、司法の面で王様の権限を制限した。
次第に、行政についても、総理大臣が国会の指名で選ばれたり、あるいは大統領が国民から選ばれたりして民主的コントロールが進んでいくが、・・・
外交(と戦争)については長いこと、「これは国家に関わることで、アホな大衆なんかにコントロールされてたまるか」とばかり、民主的コントロールの外におかれた。
選挙はしない、下々の諸君にあまり報告がなされない、そしてやたらとパーティ、大事なことはパーティ・マナー・・・という点に、いまだ王様や貴族同士のおつきあいからなされた外交という時代の名残がプンプン匂う。
もしも、外交舞台での貴族趣味に反発して中川財務大臣がわざと酔っ払ったというくらいの哲学を持っているならば支持しても良いのだが・・・。
さて、わが世界連邦運動が特に大きく力を入れる4つの柱がある。
その1つが国連総会の民主化・透明化である。
最終的には国連を2院化することまで考えているが、まずは第一弾。
「国連議員総会」というものをつくる運動を進めていく。
現在の国連総会は選挙で選ばれていない人が「政府代表」として出席している。
これを変えるには、国連憲章を改正しなければならない。国連憲章の改正はそう簡単なものではない。
そこでまず、国連総会の「補助機関」として、「国連議員総会」をつくり、ここに選挙で選ばれた議員がいく。この国連議員総会は諮問機関(参考意見を聞いてみるための機関)・補助機関という位置づけをとる。
これだと、国連憲章22条(元気の良い人は実際に国連憲章22条を見よう)により、国連憲章を改正しなくとも設置ができる。
できれば、現在の国連総会にあたるものを第1院、選挙で選ばれた者によって構成されるものを第2院とすることも視野に入れる。
わが団体は世界議会、世界裁判所、世界警察などによる世界連邦を60年間主張してきた。
そんなことできるわけがない、と言われ続けてきた。
しかし、
①国連議員総会という補助機関をつくることから始めて、少しずつ国連総会を民主化・透明化する・・・これが世界議会のかわり
②国際刑事裁判所の発展を図る・・・これが世界裁判所のかわり
③UNEPS=国連緊急サービスをつくる・・・いずれ解説します。これが世界警察のかわり
④そもそも財源がなければ話にならない。それぞれの国家から予算をもらうという形だから国連は所詮「連合国」にすぎないのだ。この点は、国際連帯税が突破口になる。
面白いことに、「世界連邦」そのものを進めるのはわが団体だけだが、上記4つのテーマそれぞれならば、有力なNGOが賛同している。
この4つを全体的なビジョンの下で、政治の流れも考えながら、今どこにどれだけの力を入れていくかを考えるのが私の役目ではないかと思っている。
私が途中で死んじゃった時のため、皆さんも関心を持ってほしい。
私はこの4つの柱を中心に進めていくことにより、世界連邦は実現すると思っている。
*②の国際刑事裁判所は、「日本が入ってめでたし、終わり」ではなく、その後も更なる前進を・・・と思いつつ、結局スタッフの人数の関係で、今は①と④で手一杯で②に関する会合にわが団体の人間が欠席することが多い。
少し頭の良い人が私からキーワードや課題について2時間くらいのレクチャー1回+時々電話で質問という形をとれば、会合に出席して、「こんなことを言っていました」と報告できるレベルになるはずである。代わりに出てくれる人を募集。
オタクのコーナー
昨年、秋葉原の路上での過激パフォーマンスにより逮捕された沢本あすかさんが本を出した。買った。
不当逮捕には同情したが、本が出たことは羨ましい。
私は5年くらい前に沢本あすかさんの撮影会に行ったが、モデル2名に対して参加カメラマンも2名。主催者は多分赤字である。
そんな沢本あすかさんが、とにもかくにも、出版社側から頼まれて本を出せるとは羨ましい。
小学校時代から大学時代まで私の文章はずっと学校1の人気だったが、「桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す」という言葉はどこへやら、いまだ声がかからない。(ふざけるな、自分で売り込めとお叱りを受けそうだが、テレビ出演は向こうから声がかかるのに、より自信がある文章については声がかからないのが残念)