大きな政府派よ、今がチャンスだ | アトラス塩浜のブログ

大きな政府派よ、今がチャンスだ

最近びっくりしたこと。
中谷巌氏が大きな政府派に転向した。
たとえば集英社インターナショナル「資本主義はなぜ自戒したのか」など参照。

知らない人のために言えば、中谷巌氏「入門マクロ経済学」は、マクロ経済学の1番良い教科書として、多くの経済学部生が読んでいる。
また、細川内閣や小渕内閣で、中谷氏は構造改革を進めるための委員になり、官庁から煙たがられていた。
私は
①自然環境を破壊する
②国の借金を増やし、次世代にツケを残す
という問題点から元々ケインズ式公共投資政策に反対だったのだが、中谷氏の「入門マクロ経済」を読んで、
③ケインズ流の公共投資政策が、長期的には無意味
という理論が重なり、ますます小さな政府派になったのである。
詳しくはIS-LM曲線についてマスターした後、「入門マクロ経済」の5章と11章を読もう。
キーワードはクラウディングアウト効果。

まさか、肝心の中谷巌氏が転向するとは思わなかった。
中谷巌氏が小さな政府を批判するというのは、西村真吾氏が、「国益にこだわるのはおかしい」と言うとか、小倉優子さんがアダルトビデオ女優になるくらいの大きな転向である。

ぜひ、大きな政府派はこのチャンスに頑張ってほしい。

とてつもなく小さな政府派の私には、今、逆風である。

が、これはこれで良い面もある。

同じ小さな政府派にもいろいろな違いがある。
小泉・竹中とか、中谷巌がいつまでも目立っていると、こっちの理論まで連中と同じに思われて迷惑である。

私から見れば、今までの小さな政府派は、小さな政府に見せかけて、単にアメリカに都合の良いルールを押しつけてきただけである。

中谷氏が転向し、小泉・竹中をそのうちみんなが忘れてくれると、やっと正しい意味での小さな政府を主張できる。


オタクのコーナー
本日1月20日は、「アイドル界のレッサーパンダ」久保亜紗香さんの誕生日。

食べ物のコーナー
コンビニなどのおにぎりの「ここを引く」という部分を引っ張ると、いくら慎重にやっても海苔の角が三角形にちぎれて残る。
結局1度ビニールを全部剥がしてから、もう一度海苔を巻いた方が早い。私はいつもそうしている。