世界連邦やわらか話・1(再)+アトムのパンツ
世界連邦やわらか話・1
前置き
私は伝統ある平和運動、世界連邦運動にどっぷりつかっています。公式見解はホームページ↓
http://www.wfmjapan.org/
などをご覧いただくとして、私は機関紙やホームページに載らないやわらかい話をしていきたいと思います。
本文スタート
まだまだ世界各地で紛争が続き、日本だって、北朝鮮による拉致問題は解決していないし、北方領土・竹島はぶんどられているし、尖閣諸島についてイ チャモンつけられているし・・こんな状況であるにも関わらず、「でもいつか世界のみんなが1つになって手を携える」ということを願っているのだから、私も 含め、変わり者が多い。いい意味で。
八代さん(仮名)は、ある自治体での世界連邦宣言(世界連邦をつくることにこの自治体としても賛成であるという趣旨の宣言。1都2府25県と約 270の市区町村で宣言した。約270という曖昧な言い方をしているのは、合併などにより、数え方が難しくなったことによる。)の中心人物。
八代さんは特別政治家にコネがあるわけでもなく、正直、事務処理能力があるわけでもなく、学歴もなく、恐らくは、熱意だけで押して押して押しまくったのだと思う。
その体験談を小冊子に書き、「これを国会議員の皆さんにも読ませてくれ」とドサッと送ってきた。こういう人も多いのである。
世界連邦運動には民間にも国会にも組織があり、私は世界連邦の国会の組織の事務局長である。
民間の側は本当に熱心な人も多く、「こういう人に支えられて戦後60年以上も続いてきたのだなあ」と感動する。
国会には自民党から共産党まで約200人が入っているが、一度入れば特にやめると言わない限り入り続けていることになる。
政治家は選挙区の人から言われていろいろな団体にたくさん入る。どれに自分が入っているか、よくわかっていないと思う。
また、国会には毎日ものすごい量の書類がいろいろな方面から送られる。ある議員の秘書に言わせると、毎日4回ごみ捨てに行くそうである。
だから、議員本人と話ができるチャンスに、「実はこういう熱心な運動家がいましてね」と補足説明して直接渡さないとただ配っても捨てられるだけである。
どう配ろうか・・・などと考え、ともかく読んでみた。
個人的には面白かった。
戦後まもなく行われた世界連邦の大会に何が何でも参加したいと思い、お金がないのでミシンを売った・・・という話などは時代を感じさせられた。
多分、今で言うと、せっかく手に入れた車を売るような感じだろうか。
すごいなあ。私はそこまでして参加する熱意はない。
やがて、読み進め、「これはますます配りにくいぞ」という部分に行き当たった。
八代さんが、小学生の前で、世界連邦について説明する機会を与えられ、いろいろ説明、やがて、世界連邦と八紘一宇の共通点について話したところ、小学校の先生が「全員退散」とか言って、小学生全員を引き連れ、出て行ったという。
八紘一宇というのは、確かに、「全世界が1つ屋根の下にいっしょになって」という意味である。その意味では大変美しいスローガンである。そして、「全世界が1つ屋根の下にいっしょになって」というのは、なるほど、世界連邦と意味的には重なる。
だが、この「八紘一宇」という美しいスローガンが、大日本帝国軍の大陸進出の名目として使われた。こういう言葉を用いたら、「世界連邦とは右翼 か、大陸進出を正当化するのか」という誤解を受けかねない。共産党や社民党の議員はここを読んだら全員でやめると言い出しかねない。
読者の皆さんの中には「共産党や社民党なんかいなくなってもいいじゃないか」という立場の人もいるかも知れないが、私としては自民党から共産党までみんながいるというのが世界連邦らしくて良いと思っている。
私自身は八代さんの個性もある程度わかっている。何が右か左か、どういう言葉でどういう思想の人が怒るかはよくわからず、別に戦前・戦時中の日本 を正当化するとかそういう意図もなく、小さい時に聞いた「八紘一宇」を言葉通りに信じ、「あ、世界連邦と似ているな」と素朴に考えたのだろう。
しかし、これを説明抜きで配るわけにはいかない。じっくり説明した上で、渡さないと誤解される。
ある宗教家が書いた本もある。
本当に熱心な人が多くて、公式見解の機関紙やホームページとは別に、こういう熱心な個人活動家がいろいろな本を作っては、「これを国会の皆さんに配ってくれ」と送ってくるのである。
この本も説明抜きで配ったら、世界連邦とその宗教がベッタリくっついている、という誤解を与えかねない。
そうこうするうち、世界連邦の事務所にはこうした本がいっぱいになっている。
オタクのコーナー
「千の風になって」とかいう歌がある。
あきれるかも知れないが、私はこの歌が世界連邦関係者が内部で歌っている歌だと長い間思っていて、世界連邦ではない場所で歌が流れていてびっくりした。
この歌を初めて聴いたのは湯川スミさん(ノーベル賞で有名な湯川秀樹博士の妻。世界連邦全国婦人協議会の会長だった)の葬儀の時だった。
だから世界連邦関係者が湯川スミさんのためにつくったのだとばかり思っていた。本当にそれくらいのことをやりかねない人がそろっている団体なのである。
私の墓の前で泣くなとかいう言葉も湯川スミさんの言いそうなことだ。
あ、あまりオタクネタではなかった。有名な歌のはず。「世間知らずのコーナー」か。
では、オタクネタも。
鉄腕アトムは全体が肌色だが、腰のところは黒い。あれは元々ああいうものだと思っていた。
100万馬力の強いロボット、プルートゥと戦うことを禁止されたアトム。戦おうとしないアトムにがっかりして、妹のウランちゃんがアトム兄ちゃんに変装して戦う決意をした。
アトム兄ちゃんに変装するウランちゃんが
「お兄ちゃんのパンツをはいて・・。うわあ、かっこいいわあ」と言うシーンがある。
あれはパンツだったのか。着脱可能なものだったのか。
前置き
私は伝統ある平和運動、世界連邦運動にどっぷりつかっています。公式見解はホームページ↓
http://
などをご覧いただくとして、私は機関紙やホームページに載らないやわらかい話をしていきたいと思います。
本文スタート
まだまだ世界各地で紛争が続き、日本だって、北朝鮮による拉致問題は解決していないし、北方領土・竹島はぶんどられているし、尖閣諸島についてイ チャモンつけられているし・・こんな状況であるにも関わらず、「でもいつか世界のみんなが1つになって手を携える」ということを願っているのだから、私も 含め、変わり者が多い。いい意味で。
八代さん(仮名)は、ある自治体での世界連邦宣言(世界連邦をつくることにこの自治体としても賛成であるという趣旨の宣言。1都2府25県と約 270の市区町村で宣言した。約270という曖昧な言い方をしているのは、合併などにより、数え方が難しくなったことによる。)の中心人物。
八代さんは特別政治家にコネがあるわけでもなく、正直、事務処理能力があるわけでもなく、学歴もなく、恐らくは、熱意だけで押して押して押しまくったのだと思う。
その体験談を小冊子に書き、「これを国会議員の皆さんにも読ませてくれ」とドサッと送ってきた。こういう人も多いのである。
世界連邦運動には民間にも国会にも組織があり、私は世界連邦の国会の組織の事務局長である。
民間の側は本当に熱心な人も多く、「こういう人に支えられて戦後60年以上も続いてきたのだなあ」と感動する。
国会には自民党から共産党まで約200人が入っているが、一度入れば特にやめると言わない限り入り続けていることになる。
政治家は選挙区の人から言われていろいろな団体にたくさん入る。どれに自分が入っているか、よくわかっていないと思う。
また、国会には毎日ものすごい量の書類がいろいろな方面から送られる。ある議員の秘書に言わせると、毎日4回ごみ捨てに行くそうである。
だから、議員本人と話ができるチャンスに、「実はこういう熱心な運動家がいましてね」と補足説明して直接渡さないとただ配っても捨てられるだけである。
どう配ろうか・・・などと考え、ともかく読んでみた。
個人的には面白かった。
戦後まもなく行われた世界連邦の大会に何が何でも参加したいと思い、お金がないのでミシンを売った・・・という話などは時代を感じさせられた。
多分、今で言うと、せっかく手に入れた車を売るような感じだろうか。
すごいなあ。私はそこまでして参加する熱意はない。
やがて、読み進め、「これはますます配りにくいぞ」という部分に行き当たった。
八代さんが、小学生の前で、世界連邦について説明する機会を与えられ、いろいろ説明、やがて、世界連邦と八紘一宇の共通点について話したところ、小学校の先生が「全員退散」とか言って、小学生全員を引き連れ、出て行ったという。
八紘一宇というのは、確かに、「全世界が1つ屋根の下にいっしょになって」という意味である。その意味では大変美しいスローガンである。そして、「全世界が1つ屋根の下にいっしょになって」というのは、なるほど、世界連邦と意味的には重なる。
だが、この「八紘一宇」という美しいスローガンが、大日本帝国軍の大陸進出の名目として使われた。こういう言葉を用いたら、「世界連邦とは右翼 か、大陸進出を正当化するのか」という誤解を受けかねない。共産党や社民党の議員はここを読んだら全員でやめると言い出しかねない。
読者の皆さんの中には「共産党や社民党なんかいなくなってもいいじゃないか」という立場の人もいるかも知れないが、私としては自民党から共産党までみんながいるというのが世界連邦らしくて良いと思っている。
私自身は八代さんの個性もある程度わかっている。何が右か左か、どういう言葉でどういう思想の人が怒るかはよくわからず、別に戦前・戦時中の日本 を正当化するとかそういう意図もなく、小さい時に聞いた「八紘一宇」を言葉通りに信じ、「あ、世界連邦と似ているな」と素朴に考えたのだろう。
しかし、これを説明抜きで配るわけにはいかない。じっくり説明した上で、渡さないと誤解される。
ある宗教家が書いた本もある。
本当に熱心な人が多くて、公式見解の機関紙やホームページとは別に、こういう熱心な個人活動家がいろいろな本を作っては、「これを国会の皆さんに配ってくれ」と送ってくるのである。
この本も説明抜きで配ったら、世界連邦とその宗教がベッタリくっついている、という誤解を与えかねない。
そうこうするうち、世界連邦の事務所にはこうした本がいっぱいになっている。
オタクのコーナー
「千の風になって」とかいう歌がある。
あきれるかも知れないが、私はこの歌が世界連邦関係者が内部で歌っている歌だと長い間思っていて、世界連邦ではない場所で歌が流れていてびっくりした。
この歌を初めて聴いたのは湯川スミさん(ノーベル賞で有名な湯川秀樹博士の妻。世界連邦全国婦人協議会の会長だった)の葬儀の時だった。
だから世界連邦関係者が湯川スミさんのためにつくったのだとばかり思っていた。本当にそれくらいのことをやりかねない人がそろっている団体なのである。
私の墓の前で泣くなとかいう言葉も湯川スミさんの言いそうなことだ。
あ、あまりオタクネタではなかった。有名な歌のはず。「世間知らずのコーナー」か。
では、オタクネタも。
鉄腕アトムは全体が肌色だが、腰のところは黒い。あれは元々ああいうものだと思っていた。
100万馬力の強いロボット、プルートゥと戦うことを禁止されたアトム。戦おうとしないアトムにがっかりして、妹のウランちゃんがアトム兄ちゃんに変装して戦う決意をした。
アトム兄ちゃんに変装するウランちゃんが
「お兄ちゃんのパンツをはいて・・。うわあ、かっこいいわあ」と言うシーンがある。
あれはパンツだったのか。着脱可能なものだったのか。