食堂メニューで考える選挙制度 小選挙区制をつぶせ・3 | アトラス塩浜のブログ

食堂メニューで考える選挙制度 小選挙区制をつぶせ・3

小選挙区制をつぶせ・3

小選挙区制に賛成な人の言い分として、「中選挙区制の場合、同士討ちが起きる」というものがあります。

中選挙区制とは、1つの選挙区で5位くらいまでの人が当選するしくみです。(例外いろいろ)その場合、それぞれの政党は国会で過半数をとろうと思ったら、1つの選挙区から3人以上の候補ひ出さなければいけません。5位まで当選なのに2人しか候補を出さなければ、全員当選しても過半数にはなりませんから。

「こうして同じ選挙区で同じ政党の候補同士も争うことになる。同じ政党だから政策は同じ。したがって政策を競うのではなく、サービス合戦、バラマキ合戦になってしまう。小選挙区制にすれば、1つの選挙区から1人しか当選しないので、政党はそれぞれの選挙区から候補を1人しかださなくなる。同士討ちはなくなり、党対党の健全な戦いになる。」
これが小選挙区制賛成派の言い分です。

おっと、ここで納得してもらっては困ります。

反論1 同士討ちは悪いことか.
私は同じ政党同士の競い合いがあることは、中選挙区制の短所ではなく、むしろ長所だと思っています。

上に述べた小選挙区制賛成者の論理でおかしいのは「同じ政党政策は同じ」という部分と「したがって政策を競うのではなく、サービス合戦、バラマキ合戦になってしまう。」という部分です。

同じ政党だと全部同じ考えなのですか?金太郎アメですか?ロボットですか?ストロングマシーンズですか?

同じ党だからと言って、他の議員と全く同じ考えならば何もその人が議員でなくても良いではないですか。そんなロボット野郎、金太郎アメ野郎は政治家になる資格はありません。

「中選挙区食堂」では、カレーライスかラーメンかを選べるだけでなく、カレーの中から甘口カレー、辛口カレー、中辛カレーを、ラーメンの中から、塩味、しょう油味、みそ味、とんこつ味を選べるのです。

「小選挙区食堂」では、同士討ちを避け、カレー党が、「まあ1番無難なのは中辛カレーだな」、ラーメン党が「今1番人気はとんこつ味だろう」と候補を1人に絞ってしまうのです。「辛口カレーの方が良いな」とか「みそラーメンを食べたい」と思っても、国民が決める前に政党が1人に絞り込んでしまうのです。

私は「中選挙区食堂」の方がメニューが豊富で良いと思います。
自民党の中でも甘口、辛口、中辛を選べる、民主党の中でも塩味、しょう油味、みそ味、とんこつ味を選べる方が嬉しいです。

同士討ちがあるからこそ、国民は豊富なメニューから選ぶことができます。これこそ中選挙区制の素晴らしさだと思います。


オタクのコーナー
今回のネタをアイドルネタに絡めましょう。

「かわいい妹タイプ」が好きな人もいれば、「素敵なお姉様タイプ」が好きな人もいます。

ところが、その中も更にいろいろいるのですね。
妹タイプでもいろいろいます。

鈴木まりえさんは前歯が大きくて愛嬌があって、おっとりしていて、学校のクラスにもいそうなタイプです。まりえさんの元事務所は、学校のクラスにもいそうな身近なかわいらしさの人を集めていました。

これに対して小倉優子さん、浜田翔子さんは、同じかわいいでも、美少女すぎて、クラスにはいそうもありません。

アキバ系アイドル桜川姫子さんとか、「萌えドル」りりあんさんなどは猫耳としっぽで秋葉原のオタク受けする形です。

引退してしまいましたが、身長148センチの今井叶美さんには思い切り甘えてきてほしいです。久保亜沙香さんとはいっしょに動物園に行きたいです。

素敵なお姉様だって、セクシーな杉本彩さんのような人もいれば、気風の良い姉御肌の江角マキコさんもいます。いじめられたい人には「ツンツンアイドル」川村りか様がお薦めです。
私としては安めぐみさんや白井絵莉さんに甘えたいです。ミャー。(いかん、地が出た)
これだけいろいろ種類があるのに、「妹党」と「お姉様党」で勝手にメニューを1つに絞ってきたら困ります。

以前、「小選挙区制の方がわかりやすい」というコメントがありました。
確かにメニューが少なければ選ぶのは早いです。
でも、メニューが豊富で、選ぶのに困るくらいの方が幸せではないでしょうか。早ければ良いというものではありません。
「この2つしかないなら、仕方ないからこっちだ」なんていうことは避けたいものです。