種類もいろいろ目的もいろいろ国際連帯税 | アトラス塩浜のブログ

種類もいろいろ目的もいろいろ国際連帯税

アトラス塩浜です。
アイドル30人の水着姿を撮影できる素晴らしいイベント、「アイドルパーク」を我慢して、国際連帯税市民委員会の初会合に行ってきました。

この会合でも話し合われたことですが、一口に国際連帯税と言っても、人生いろいろ、種類もいろいろ、目的もいろいろなので、そのあたり整理しましょう。

種類もいろいろ
①通貨取引税・・・国内で株価取引をすると税がかかるのに、国際通貨取引には税がかかりません。そこでここに0.005%の税をかけるという案が出ています。
国会の中の国際連帯税を求める議員連盟はこれを中心に研究中。

②国際航空券税・・・フランスなど11カ国で実地中。国内便には税がかかるのに、国際航空券には税がかかりません。そこでここに税をかけるというものです。

③環境税・・・たとえば環境省案では炭素1トンにつき2400円(そうするとガソリン1リットルで1・5円)、炭素税研究会案では炭素1トンにつき6000円から15000円(ガソリン1リットルにつき4円から10円)の税をかけるというものです。フロンガスにもかけるべしという主張もあります。

目的もいろいろ
①貧困・飢餓対策・・・2000年のミレニアム開発目標でいろいろな目標が定められたが、どうも金が足りません。そこで、国際連帯税の必要性が叫ばれてきたというのが、最近の動向です。
ここでは税の「使い道」こそがポイントであり、「何に税をかけるか」ということは、あまり関係ありません。ここがこれから述べる②や③との違いです。

②国際投機を抑制する・・・念のため解説しますと、「投機」というのは、何かを「使う」ために買うのではなく、「安く買って高く売って儲ける」ために買うことを言います。
今年前半に石油の値段がものすごく上がりましたが、これも、実際に使う人が増えて高くなったというよりも、投機目的で、使いもしない癖にガバガバ買う人が増えたせいで高くなったのです。

今、世界のお金は、実際に商品を「使う」ためよりも、投機で儲けるために使われる方が多いのです。ただのマネーゲームのために経済が混乱し、本当に商品を使いたくて買おうとしている人が迷惑しているのです。
通貨取引税は、どちらかというと①の目的ではじめは話されていたのですが、国際投機による経済の混乱を受けて次第に投機を抑制するという目的で語られるようになりました。

③環境を守る・・・環境税は正にこれです。また、国際航空券税は、使い道を見ると①の目的ですが、そもそも飛行機が大量の二酸化炭素を排出し、環境を破壊していることを考えると③の側面があります。

税の目的は、
A「何にかけるか」という面である行為を抑制するという目的
B「税収をどう使うか」という面での目的
の2つの面があることにもご注目。

最後に、私個人は①から③の目的もさることながら、国家の枠組みを超えた税制が、世界連邦ができる一歩につながるという、そこに一番関心がある次第です。

以上を踏まえて、11月23日シンポジウムの金子文夫氏の話をどうぞ。

最初に、金子文夫・横浜市立大学国際総合科学部教授が「国際連帯税と金融危機」と題して問題提起をしました。以下、要旨と当日配布された資料です。

2000年のミレニアムサミットでミレニアム開発目標MDGsが定められ、2015年までに貧しい人を半分にしようということになった。やり方は3つある。

①ODAを増やす。国民所得の0.7%という国際的申し合わせがあるが、中々達成されない。これを達成していかなければいけない。②債務の削減。貧しい国 は債務が多く、援助を受けても過去の債務を返さなければならない。そうすると差し引きあまり残らない。③革新的資金調達メカニズム。

③の中にはいろいろあるが主に3つ。国際連帯税、IFFIm(予防接種のための国際金融ファシリティ)、その他寄付などさまざまなものが考えられる。

1つめが、イギリスが提唱したIFF(国際金融ファシリティ)。国際金融市場で債券を発行し、政府が保証する。ただ、これは債券だから結局ODAなり何なりで返さなければいけない。

2つめが国際課税の国際連帯税。

3つめとして国際的な宝くじをやったらどうかとか、広く寄付を募ったらどうかとか、いろいろな考えがあるが、これは不安定。

こう考えてみると一番確実なのは国際課税の国際連帯税。

では、その中にはどんなものがあるのか。

レジメの表1を見てほしいが、何をもって国際連帯税というかは、必ずしも合意ができていない。国民国家の中ではなくて、国際的な取引なり活動に課税して地球的規模の問題に使っていこうといういうものである。

*しばらく表1をそのまま解説。

金融税、環境税、その他にどんな例があるか。

これらの課税には2つの面がある。

1つは税収をあげるということ。

もう1つは望ましくないものに課税してそれに制限をかけていくということ。例えばたばこに課税して1箱1000円にしてしまおうという議論があるが、たばこを吸うことを抑制しようというのがその例である。武器取引税という考えもこれにあたる。

去年くらいまでの国際連帯税の議論は、この2つの面のうち規制の面についてはあまり言わず、とにかく金を集めるというものだった。

今年の後半からそれが変わってきた。

通貨取引税に対する反対論として有力なものは、「それは市場の取引を歪めてしまうではないか」

これに対して、「いやいや、これは本当にわずかな税率ですから、そういうことはないですよ」と答えてきた。

これは抑制よりも、どうやってお金を集めるかを重視した発想である。

「世界同時にやらないと、1国くらいではだめじゃないか」という反論には、表2のように、「いやいや、一部の通貨だけでも効果がありますよ」と答えた。

今年になってリーマン・ブラザーズの破綻などを受けて流れが変わった。

金融市場の規制が必要ではないかという議論が起きてきた。これは国際連帯税にとって追い風になる。いきすぎた金融取引を抑制するためにも国際連帯税が必要である。

また、国際連帯税は国家を超えて税を集め、国家を超えて使っていくという点では中規模のグローバルガバナンスに関わってくる。

税についても国際租税庁という案も出ている。

税を集めるのは国家の主権の中核をなすものだとされ、これまでは国際連帯税のようなものは考えられてこなかったが、これからはグローバルな問題についてグローバルに税を集めてやっていくという発想が必要になる。

オタクのコーナー
本日は午後3時半と5時から、晴れたら浅草花屋敷に行って30歳の清純派アイドル鈴木まりえさんを応援してこようと思う。
全国の塩浜ファンの皆さん、良かったらごいっしょに。

数日前、テレビ「ぷっすま」でアイドル5人とファン5人の組み合わせ、誰が誰のファンかを当てるクイズがあった。
実は、マイミクのアイドルの1人から誘われていたが、残念ながら出演できなかった。

人をいらいらさせるアイドル=イラドルの山下若菜さんや、ファンを殴るアイドルが出ていた。個性が強いアイドルばかりだ。私に声をかけたアイドルは、少しまともすぎたかも知れない。
また、ゲストがフットボールアワーだったが、私はそのうちの後藤さんと「リンカーン」出演で約1ヶ月顔を合わせていたので、その意味でも無理があったと思う。

マイミクの中のアイドルの皆さん、こういう企画があったら、喜んで出演しますので声をおかけください。