事務次官殺人に思う+ゆうこりんに突っ込まれた
元厚生労働事務次官および妻が殺された事件で容疑者が逮捕された。
事務次官というのは、それぞれの省庁における官僚のトップである。
事務次官会議で決まったことは大体通り、他方で議員立法はほとんどうまくいかないというのが、この国の実態である。
1週間に2回、内閣の会議=閣議が開かれる。
これを私の塾では、「大臣たちのサイン会」と呼んでいる。
事務次官たちが調整し、まとめあげたものが次々回され、大臣たちがサインしていく。
私が大臣だったら、「今、ぱっと読んだだけではわからないし、国民に対して責任が持てないので持ち帰って数日後に答えます」と言うだろうが、どうもそういう話は聞かない。
大体、不動産屋でも、悪徳商法でも警察の取り調べでも、やたらサインやはんこを急がせる奴はろくでもないと思った方が良い。
そして、閣議で決まったことは、国会で野党がいくらわめこうが、与党が賛成し、多数決で決まっていった。
これでは、事実上この国を動かしているのは事務次官たちであり、閣議決定や国会でのやり取りはただの儀式ではないか。
こういう意味では、2007年の選挙で参議院で与野党逆転が起こり、野党ともよく話し合わないと物事が決まらなくなったことは良いことだ。
ねじれ国会万歳。
凡人(殺人犯に凡人もないものであるが)ならば、この国を国会議員や大臣が動かしていると思って、そちらを狙うと思うが、事務次官を狙うとは随分この国の権力構造がわかっているではないか。
事件について初めて聞いた時、「これは日本の権力構造をよく理解した人間が、年金をおかしなことに使っている厚生労働省の官僚に対して起こした天誅である」と思った。
なぜかメディアでは、「いかなる理由であっても、テロは卑劣な行為である」と言っていた。
その割に幕末の志士や忠臣蔵が大好きな日本人が多いのも理解に苦しむ。
当たり前のことをわざわざ言うのも馬鹿らしいが、わかっていない人もいるので一応言っておくと、幕末の志士はテロリストだらけである。
また、忠臣蔵はテロではないか!!
しかも、庶民の幸福のために犠牲になった人物の敵討ちというならばまだしも、バカがちょっとしたことで逆上して刀振り回して切腹になっただけである。
私などは、吉良上野介に同情してしまい、赤穂浪士には全然共感しないのだが、かなりの数の日本人がこのテロを絶賛する。何なのだ。
さて、報道によれば今回の事件、「ペットが殺された敵討ち」というよくわからない動機である。
では、私の勝手な妄想。
実は、年金問題に関する天誅であったが、現在の格差社会における不満により、模倣犯が続出しては困る・・・というわけで、本人の自白とは異なる動 機をでっちあげ、庶民が小泉容疑者をヒーロー扱いしないように、警察の記者クラブを通じて、小泉容疑者がなるたけバカに見えるように誘導している・・・と いうストーリーが頭に浮かぶ。
いや、あくまで妄想である。
落合信彦氏のように、「これはオレがCIAの友人から聞いたトリプルAの情報なのだが」とでも書きたいところだが、自分でもこの考えに無理があるとは思う。
ところでサリン事件について麻原氏が逮捕されていた時、「メロンを食べたいと言った」「取調官に石原裕次郎に似ているね、と言った」などとメディ アが取調室を盗聴でもしていない限り、あるいは警察が情報を漏らさない限り伝わらないはずのことが報道され、麻原氏がバカに見えていった。
こういう報道は事件そのものに何も関係がない。
どうも国家の基盤そのものを揺るがすような事件が起きた時、容疑者をことさらバカに見せるような情報が報道されるようだ。
性犯罪では、「被害者は過去、水商売をやっていた」というように、被害者の名誉を傷つける報道がなされるのと対照的である。
皆さんはこのあたりの報道もぜひよく監視し、批判してほしい。
捜査中に、事件と関係ないことで名誉を害するのは刑事訴訟法196条違反である。
刑事訴訟法196条
「検察官、検察事務官及び司法警察職員並びに弁護人その他職業上捜査に関係ある者は、被疑者の名誉を害しないように注意し・・・」
覚え方 逮捕され、1番苦労(96)するのは名誉のこと
ところが、被疑者の名誉などそっちのけ、そのくせ、この条文の後半
「且つ、捜査の妨げとならないように注意しなければならない」という部分をやたら拡大解釈して正当な弁護活動を邪魔するという実態がある。
それにしても、気のせいか、年金問題の追及報道が弱まったようだ。
まさか、厚生労働省が恨まれたのはメディアのせいだと思って自粛しているのではあるまいな。
ひるむな。
報道によれば、今回は年金テロではなく、ペットの敵討ちだったのだろう、ならば関係ないはずではないか。
年金問題は重要。
ガンガン追及すべし。
オタクのコーナー
テレビ「青木・ドナウ」に出た時、ゲストは小倉優子さん、西川史子先生だった。
どちらも大好きな女性である。
私は西川史子先生が好きだと言った。
ゆうこりんはいつもはボケ役だが、この日は突っ込み役になってしまった。
かなりノリノリで、「西川先生とデートしてくださいよ」などと私に突っ込んでいた。
私が(学校で見た映画やテレビで放映された映画は別として)映画館で映画を見たことがないと言ったら、ゆうこりんは大きな動作でずっこけ、
「西川先生と映画に行ってくださいよ」
私が酒を飲んだことがないと言ったら
「西川先生といっしょなら飲みますか」
何だか学校の生徒の時代によくこんな風にからかわれていた気がするが、久々にそんな気分が味わえた。ゆうこりんのいつもと違う雰囲気を楽しむことができた。
残念なことに、この収録から放映の間くらいに西川史子先生の熱愛報道がなされた。そのせいか、上記のやり取りが、全部カットされてしまった。
現場でかなり受けていただけに残念である。
特に、美少女ゆうこりんをさしおいて、西川先生にアタックするということまでして受け狙いを優先しただけに残念だ。
なお、本日はいい肉球(1129)の日である。猫好きの人は覚えておこう。
事務次官というのは、それぞれの省庁における官僚のトップである。
事務次官会議で決まったことは大体通り、他方で議員立法はほとんどうまくいかないというのが、この国の実態である。
1週間に2回、内閣の会議=閣議が開かれる。
これを私の塾では、「大臣たちのサイン会」と呼んでいる。
事務次官たちが調整し、まとめあげたものが次々回され、大臣たちがサインしていく。
私が大臣だったら、「今、ぱっと読んだだけではわからないし、国民に対して責任が持てないので持ち帰って数日後に答えます」と言うだろうが、どうもそういう話は聞かない。
大体、不動産屋でも、悪徳商法でも警察の取り調べでも、やたらサインやはんこを急がせる奴はろくでもないと思った方が良い。
そして、閣議で決まったことは、国会で野党がいくらわめこうが、与党が賛成し、多数決で決まっていった。
これでは、事実上この国を動かしているのは事務次官たちであり、閣議決定や国会でのやり取りはただの儀式ではないか。
こういう意味では、2007年の選挙で参議院で与野党逆転が起こり、野党ともよく話し合わないと物事が決まらなくなったことは良いことだ。
ねじれ国会万歳。
凡人(殺人犯に凡人もないものであるが)ならば、この国を国会議員や大臣が動かしていると思って、そちらを狙うと思うが、事務次官を狙うとは随分この国の権力構造がわかっているではないか。
事件について初めて聞いた時、「これは日本の権力構造をよく理解した人間が、年金をおかしなことに使っている厚生労働省の官僚に対して起こした天誅である」と思った。
なぜかメディアでは、「いかなる理由であっても、テロは卑劣な行為である」と言っていた。
その割に幕末の志士や忠臣蔵が大好きな日本人が多いのも理解に苦しむ。
当たり前のことをわざわざ言うのも馬鹿らしいが、わかっていない人もいるので一応言っておくと、幕末の志士はテロリストだらけである。
また、忠臣蔵はテロではないか!!
しかも、庶民の幸福のために犠牲になった人物の敵討ちというならばまだしも、バカがちょっとしたことで逆上して刀振り回して切腹になっただけである。
私などは、吉良上野介に同情してしまい、赤穂浪士には全然共感しないのだが、かなりの数の日本人がこのテロを絶賛する。何なのだ。
さて、報道によれば今回の事件、「ペットが殺された敵討ち」というよくわからない動機である。
では、私の勝手な妄想。
実は、年金問題に関する天誅であったが、現在の格差社会における不満により、模倣犯が続出しては困る・・・というわけで、本人の自白とは異なる動 機をでっちあげ、庶民が小泉容疑者をヒーロー扱いしないように、警察の記者クラブを通じて、小泉容疑者がなるたけバカに見えるように誘導している・・・と いうストーリーが頭に浮かぶ。
いや、あくまで妄想である。
落合信彦氏のように、「これはオレがCIAの友人から聞いたトリプルAの情報なのだが」とでも書きたいところだが、自分でもこの考えに無理があるとは思う。
ところでサリン事件について麻原氏が逮捕されていた時、「メロンを食べたいと言った」「取調官に石原裕次郎に似ているね、と言った」などとメディ アが取調室を盗聴でもしていない限り、あるいは警察が情報を漏らさない限り伝わらないはずのことが報道され、麻原氏がバカに見えていった。
こういう報道は事件そのものに何も関係がない。
どうも国家の基盤そのものを揺るがすような事件が起きた時、容疑者をことさらバカに見せるような情報が報道されるようだ。
性犯罪では、「被害者は過去、水商売をやっていた」というように、被害者の名誉を傷つける報道がなされるのと対照的である。
皆さんはこのあたりの報道もぜひよく監視し、批判してほしい。
捜査中に、事件と関係ないことで名誉を害するのは刑事訴訟法196条違反である。
刑事訴訟法196条
「検察官、検察事務官及び司法警察職員並びに弁護人その他職業上捜査に関係ある者は、被疑者の名誉を害しないように注意し・・・」
覚え方 逮捕され、1番苦労(96)するのは名誉のこと
ところが、被疑者の名誉などそっちのけ、そのくせ、この条文の後半
「且つ、捜査の妨げとならないように注意しなければならない」という部分をやたら拡大解釈して正当な弁護活動を邪魔するという実態がある。
それにしても、気のせいか、年金問題の追及報道が弱まったようだ。
まさか、厚生労働省が恨まれたのはメディアのせいだと思って自粛しているのではあるまいな。
ひるむな。
報道によれば、今回は年金テロではなく、ペットの敵討ちだったのだろう、ならば関係ないはずではないか。
年金問題は重要。
ガンガン追及すべし。
オタクのコーナー
テレビ「青木・ドナウ」に出た時、ゲストは小倉優子さん、西川史子先生だった。
どちらも大好きな女性である。
私は西川史子先生が好きだと言った。
ゆうこりんはいつもはボケ役だが、この日は突っ込み役になってしまった。
かなりノリノリで、「西川先生とデートしてくださいよ」などと私に突っ込んでいた。
私が(学校で見た映画やテレビで放映された映画は別として)映画館で映画を見たことがないと言ったら、ゆうこりんは大きな動作でずっこけ、
「西川先生と映画に行ってくださいよ」
私が酒を飲んだことがないと言ったら
「西川先生といっしょなら飲みますか」
何だか学校の生徒の時代によくこんな風にからかわれていた気がするが、久々にそんな気分が味わえた。ゆうこりんのいつもと違う雰囲気を楽しむことができた。
残念なことに、この収録から放映の間くらいに西川史子先生の熱愛報道がなされた。そのせいか、上記のやり取りが、全部カットされてしまった。
現場でかなり受けていただけに残念である。
特に、美少女ゆうこりんをさしおいて、西川先生にアタックするということまでして受け狙いを優先しただけに残念だ。
なお、本日はいい肉球(1129)の日である。猫好きの人は覚えておこう。