いじめられた私はプロレスを好きになった プロレスバカ1代・6 | アトラス塩浜のブログ

いじめられた私はプロレスを好きになった プロレスバカ1代・6

アトラス塩浜です。
テレビ「リンカーン」でいじめられた体験を語って泣いていた眼鏡の男です。
いじめられていた私を救ってくれたのはプロレスでした。
プロレスを参考に体を鍛え、技を鍛えていじめを克服しました。
苦しい時には場外で血だらけになっているプロレスラーの姿を思い出し、「ここで立ち上がってこそ輝くことができるのだ」と思って頑張りました。
受験時代は教科書や参考書に「闘魂」と書いてやる気を出しました。

以下は2007年11月2日のブログ「プロレスバカ1代・6」の再放送と、今年11月23日のシンポジウムのご案内です。

私がなぜプロレスを好きになったか、その背景として、関係者には申し訳ないが、柔道など他の武道への幻滅というものがあった。

小学生のころ、モリース・ルブラン作「怪盗ルパン」を愛読した。念のため書くが、アニメの「ルパン3世」のことではない。
怪盗ルパンが時々柔道を使ったこともあり、柔道に興味を持った。柔道は小さな力で大きな相手を倒すことができるらしい。
私は小学生のころ、体が小さくていじめられたものである。小さな力で大きな相手を倒すとは素晴らしい。

そこで今度は柔道の本を読むと、柔道を行うと、肉体的に強くなるだけでなく、その修行を通じて精神的にも立派になっていくらしい。ますます素晴らしい。
研究の対象を広げ、空手など他の武道の本を読んでも、真っ先に礼儀や精神面のことが書いてある。
たとえば、極真空手の大山倍達氏は「精神面を向上させるつもりがなく、テクニックだけ学びたい」と言ってきた人を一喝して追い出したという。

ところが、小学生・中学生・高校生時代を通じて観察する限り、むしろ不良じみた奴やいじめを行う者などがウジャウジャ柔道や空手の部・道場にいた。指導者も本で読んだことと違って、試合に勝つことを中心に考えているとしか思えない。

私は、精神的にできていない者に対しては、指導者は社会的責任を考えて、精神面が向上するまでは技を教えないくらいのことをするのかと期待していたが、いじめを行っているような不良じみた奴にどんどん技を教えている。
本に書いてあることと違うではないか。

一方、教育評論家たちは、よく、「過度な受験戦争・競争の中で、子供たちは点数さえ採れればそれで良いという考えになり、あるいは脚を引っ張り合うような利己的な人間になっていく」というようなことを言う。

スポーツ(特に武道)では、激しい競争の中で苦しい練習を続けていくと自然に精神面も向上していくかのように語られ、受験勉強の世界では、激しい 競争の中で苦しい受験勉強をやっていくと精神的にろくでもない人間になっていくかのように語られる。(特に東大生はろくでもない人間だ、というようなこと を言う人がいる)

おかしいではないか。
競争は人を向上させるのか、駄目にするのか。
なぜ、そういう哲学的論争をせずに、表面的なことばかり語るのか・・・と高校時代にはそのあたりに強い矛盾を感じた。

スポーツでも勉強でも、苦しさに耐えて努力すれば、正に苦しさに耐えて努力ができるという意味においての精神的向上はありうる。
しかし、それはそれ以外の何物でもなく、自然に優しくて温かみある人間に育つということはない。「点数さえ採れれば何でも良い」という人間が現れるのと同様に、「試合で勝てれば何でも良い」という人間が現れる。
精神面を向上させたいなら、それ相応の教育を組み込むべきであって、柔道なり空手なりの修行をしていると自然に心も磨かれるなどというのは幻想である。

一方で、プロレスは、世間から「八百長だ」「邪道だ」と言われる中で、市民権を得ようと必死に努力している様子が伺えた。
関係者には申し訳ないが心を忘れ、試合成績のみに心を奪われている伝統武道よりも、プロレスにこそ断然心惹かれるものがあった。
6月3日のブログ「人生ここから学んだ・2」に書いたように↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=453636311&owner_id=2663509
プロレスには、私が苦しんでいたときに助けられた恩もある。

武道が素晴らしくて、プロレスは邪道だという世間の思いを、私自身が自らの行動で変えてやろう、と思った。
自分の心を鍛えることを自らに課すとともに、何かの折に、根性があるねとか、優しいねとか、思いやりあるねとか、真面目だね、などとほめられた時は答えた。
「プロレスラーですから」と。


オタクのコーナー
どうも私は世間から不当に低い評価を受けている分野の味方になりたがる癖があるようだ。武道よりもプロレスの味方になったが、ウルトラセブンやアイドルへの思いも共通する面がある。
ウルトラセブンには素晴らしい社会風刺・未来への警告が含まれているが、ろくに見もしないで「いい年してくだらない子供番組に夢中になって」みたいな言われ方をするとますますウルトラセブンの味方になって、伝道したくなる。

さとう珠緒さん、ほしのあきさん、小倉優子さんなどのキャラ作りへの徹底、プロ根性は超一流だと思うが、どうもアイドルというだけで、芸能の他分野よりも格が下みたいな風潮が気に入らない。

テレビ出演のたび、「アイドルオタクということをテレビで言って大丈夫ですか。塾の運営に影響しませんか」と心配される。
私の気持ちはこうだ。
「そういう風潮だからこそ言う」

小泉純一郎がオペラや相撲に行って評価が下がったか?
どうしてアイドルだと評価が下がることになるのだ。そういう世間の不当な評価に積極的に挑んでいきたい。


政治のコーナー
今度の日曜日=11月23日に国際連帯税のシンポジウムを行います。
これはちゃんと2008年の話です。

深刻化する国際金融危機、世界の貧困、そして地球環境問題。そのひとつの解
決策として注目される「国際連帯税」を考えます。

米国発の国際金融システム危機により、金融の規制や制御の必要性が大きく語ら
れるようになってきました。その一つの手法として、「国際連帯税」が有効では
ないかとの認識が高まってきています。国際連帯税は本来、世界の貧困克服を掲
げた「ミレニアム開発目標(MDGs)」達成のための資金源として構想されました
が、途上国が地球温暖化問題に適応していくための資金としても、近年期待され
つつあります。

本シンポジウムでは、NGOや研究者による議論を中心に、これらのグローバルな
課題に対処し「公正なグローバル経済」を実現していくための資金メカニズムと
その日本での可能性を、国際連帯税の視点から探っていきます。

◎基調講演は、寺島実郎さん((財)日本総合研究所会長/(株)三井物産戦略
研究所所長)で、講演テーマは「金融資本主義の崩壊と国際連帯税」です。寺島
さんはこれまでマネーゲーム(カジノ資本主義)を招来してきた米国流「金融資
本主義」を徹底批判し、国際連帯税の必要性を訴えてきました。

◎開発・貧困問題、環境問題、金融・法制・ガバナンス問題に携わっているNGO
・研究者が一堂に会し国際連帯税がなぜ必要か、またどう実現していくかについ
て熱い議論を行います。

◎超党派の「国際連帯税創設を求める議員連盟」役員も参加し、日本での実現を
ともに考えます。また、前日の専門家会合含め日本政府(外務省、財務省、環境
省)が議論に参加します。

◎定員になり次第締め切りますので、お早めに申し込みください(下記参照)。

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◆プログラム
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開会総合司会: 末吉里花 フリーアナウンサー   10:30
開会挨拶: 三木義一 立命館大学法科大学院教授

<セッション1 基調講演とディスカッション> 10:35-12:00
   
基調講演: 寺島実郎
      テーマ:「金融資本主義の崩壊と国際連帯税」
討論

<セッション2 専門家会合報告とパネル・ディスカッション~国際連帯税はな
ぜ必要か?~> 13:00-16:00 

国際連帯税創設を求める議員連盟からの挨拶
林 芳正 国際連帯税創設を求める議員連盟幹事長・参議院議員

パネル・ディスカッション
 モデレーター:上村雄彦 千葉大学地球福祉研究センター准教授
 パネリスト: 稲場雅紀 アフリカ日本協議会/国際保健分野プログラム・ディレクター
      金子文夫 横浜市立大学国際総合科学部教授
植田和弘 京都大学経済学部・大学院経済学研究科教授
犬塚直史 国際連帯税創設を求める議員連盟事務局長・参議院議員
 政府コメント: 外務省 財務省 環境省(要請中)
  
討論

<セッション3 国際連帯税の実現に向けたアピール> 16:20-16:40 

国際連帯税推進市民委員会(仮称)設立に向けて
閉会のあいさつ: 田中徹二  オルタモンド事務局長

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◆ご案内:「国際連帯税」東京シンポジウム2008~日本での実現をめざして!~
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 ○日時:2008年11月23日(日)AM10:30~PM4:40(AM10:00開場)
 ○会場:東京税理士会会館大会議室
     (JR:代々木駅より徒歩7分、千駄ヶ谷駅より徒歩5分)
     ・地図⇒ http://www.tokyozeirishikai.or.jp/map/index.html
 ○参加費(資料代等):1000円
 ○主催:「国際連帯税」東京シンポジウム2008実行委員会
     (共催・後援、呼びかけ人、賛同団体等は
      http://blog.goo.ne.jp/global-tax 参照)
 ◎参加方法:お名前と所属・肩書き、「23日東京シンポジウム参加」とお書き
の上、下記アドレスからまたはFAXで申し込みください。
       Eメール:global-tax@mail.goo.ne.jp  Fax: 03-3834-2406
             ………
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