和と民主主義の違い 中学歴史4+撮影会赤字確定
塾を作ろう実践編
中学歴史・4
和と民主主義の違い
今日から聖徳太子の話に入ります。
後藤久美子というアイドルがいまして、あだ名はゴクミと言ったのですが、それと同じゴクミ、593年に摂政になり、冠位十二階、十七条の憲法、法隆寺を作り、小野妹子を隋に派遣しました。
この人のせいで随分覚えることが増えてしまいました。
607年 小野妹子を隋に派遣
覚え方 ム、おんな(607)じゃないのか、小野妹子。
さて、十七条の憲法の最初は、「和をもって尊しとなす」です。
「和」も「民主主義」も、「争いはしないで、よく話し合いましょう」というものですが、「和」と「民主主義」はどこが違うのでしょうか。
1.激しい議論も嫌う「和」
よく、「何でも反対の野党」「数で押し切る与党」などと言いますが、私が国会を長年観察した印象は全然違います。
95%以上の法案は、自民党から共産党まで全会一致で通ります。
衆議院本会議は火曜日と木曜日の午後1時から始まります。議事課というところに問い合わせると、本会議の予定を教えてくれます。
「明日は1時5分には終わりますね」
急に反対する人がいて長引かないのかと思うでしょうが、もう先に大体決まっているのです。
ごくまれに、与党はどうしても通したいが、野党がどうしても飲めない法案があり、そういう時だけニュースになるから、「何でも反対の野党」「数で押し切る与党」という印象がつくだけなのです。本当は1人でも強く反対する人がいたら、あまり事を荒立てたくない、それが和の国日本のやり方なのです。
民主主義には、「殴り合いをするよりは、激しく議論しよう」という考えが根底にあります。
ところが、和の国日本は、人前で激しく議論をすることも嫌いなのです。
そんなことをするとしこりが残る。そこで、あらかじめ大勢がいないところでそっとやりとりをします。これを「根回し」といいます。
国会も根回しの時間が異様に長くて、本会議は短いのです。私はこれを逆にすべきだと思います。
2.多数決も選挙も嫌い
政党の党首や総裁の選挙の時期が近くなりますと、「選挙をするとしこりが残り、他の政党につけこまれるから、選挙をせずに話し合いで決めたい」などという声が上がります。
このあたりは民主主義と大きく異なる部分です。
私も日本が「世界連邦実現の探究を行うべし」という決議を行うについて事務局で頑張ったのですが、340名の議員の賛成署名があったのに、本会議の中々かけてもらえず、困りました。
衆議院議員は480名ですから、340名と言えば、過半数どころか3分の2以上です。本会議にかけてさえもらえれば圧倒的多数の賛成で通ることが確実なのです。
しかし、裏側での根回しの段階で文句を言う人がいますと、しこりが残らないようにあれこれやり取りするわけです。
こちら側も「60年間待たされた。もうこれ以上待つことはできない」と粘って押し切りましたが、60年目という切れ目がなければ、3分の2以上の賛成を伴っているこちらが譲ることになったかも知れません。
実際、2000年に提出した時には、本会議にかけられないまま会期切れ、驚いたのは、公式には「提出」されていないことになっていたのでした。
「え、だって、国会法56条にそって、きっちり提出したぞ。私はこの目で見た」
と思ったのですが、その提出は和の国日本では提出ではないのです。
議院運営委員会の理事会で先に話し合い、「唐突だ」なんて声が出たので、「じゃあ、またいずれということで・・・」で闇に葬られました。
サンケイ新聞報道によれば、「唐突だ」と言ったのは共産党議員ということですが、「議院運営委員会」そのものではなく、その「理事会」の話し合いなので記録もありません。取材された議員が共産党に責任を押し付けただけかも知れません。
自民党4役をはじめ、各政党の党首・幹部クラスが賛成していたのですが、そんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ。
それでも「提出した」という記録だけは残っていると思ったのです。
この年の秋に事務局長が入院し、私が後を継いだのですが、私はこの年の活動報告で間違ってしまいました。
先に議院運営委員会の理事会で話し合い、「どの政党も問題ないですね」ということになって、そこで「提出」なのです。
手で持っていって提出したから「提出」だ・・ということにはなっていないのです。
根回しで「本会議で通りそうだな」と思ったら「提出」。
「提出」したものが否決されるなんてことがあってはならないというのが和の国日本。
否決されそうなものは提出されていないことにしてしまう。
私などは、闇に葬られるよりも、本会議で否決してもらった方が気持ちよいのですが、私が変わっているのでしょうか。
政治家が悪いことをして、「わが政党の恥だ」という時にどうするか。
「辞職勧告」というのをします。
「やめると言ってくれないか」というものです。
それでも「絶対やめない」というと、政党の方でやめさせてしまいます。
やめるように頼んでおいて、頼みを聞いてもらえないと、次に無理やりやめさせてしまうわけです。それなら、そんな2段階を踏まずに最初から無理やりやめさせてしまえば良いと思うのですが、「話し合いで自分からやめてもらった」というのが和の国日本なのです。
スサノオの跡継ぎが、出雲の国島根県をアマテラスの子孫に話し合いで譲ったという話をしました。話し合いで無事解決したことにするのが大好きなのです。裏側で何があろうとも。
刑事裁判では99.96%くらいが有罪という判決です。
このあきれるような有罪率の裏側にはいろいろ問題があり、公民の時間に詳しく話そうと思いますが、「和」の国としての理由もあります。
裁判というみんなの目の前に出しておいて無罪になっちゃったということは避けたがるのです。
ちょっとでも無罪になりそうだと思ったら、裁判にかけない。つまり、起訴しない。逮捕しておいて裁判にかけないというのは、何だったのだ、と思うのですが、ここで「おい、おれを逮捕した以上はちゃんと裁判にかけろ。」と言う物好きはほとんどいません。
裁判に持ち込まれた場合、裁判官は、「わざわざ起訴してきた以上は自信を持っているだろう」という思い込み、先入観があるかも知れません。
以上、民主主義と和の違いをさまざまな例を使ってお話しました。
では、この「和」というやり方で、どういう問題が生じるか、次回お話しましょう。
オタクのコーナー
8月17日午後4時20分に秋葉原でブルマー+スクール水着撮影会を行います。詳しくはこちら↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=893214450&owner_id=2663509
後2名だけです。
次回は値上げします。・・・などというと、「本日限りの大特価」と毎日言っているインチキ業者みたいで嫌なのですが、次のような事情です。
次回のための自問自答を兼ねて書きます。
他の撮影会が、モデルさん2人いて6000円くらい、少し有名なアイドルの時は8000円くらい。となると、モデルさんが1名のこちらはせいぜい4000円と考えて設定。
参加者が7名以上いれば黒字だが、まあ、最初は赤字もやむなし。
と思ったら、初歩的なミスなのですが、
会場はスタッフも入れて6名しか入れない!!
スタッフが3名なので、客は3名まで。アントニオ猪木に「やる前から負けること言う奴がどこにいる」と言われそうですが、やる前に、満杯でも赤字ということが確定してしまいました。
塾作りや選挙のことで偉そうにほざいている私ですが、「こんなことも確認しなかったのか」てなものです。我ながらバカですねえ。
単価を高くするか、時間を短くするか(これも実質的値上げ。ただし、人数が少ないので、お客さん1人あたりに目線が来る回数はそれでも普通の撮影会より多いはず)もっと安い会場を探すかしかありません。
さて、今回はブルマー+スクール水着に加えて、希望者はプラス1000円で制服+パンチラ撮影あり。こういった。他の撮影会にないアイディアを次々出していきたい。
また、こちらのアイディアを他の撮影会がパクるのは大歓迎である。
こちらがやる動機は、他の撮影会がやってくれないことをやるためなのだ。
ブルマーの色は赤、上は「ときめきメモリアル」のもの(私はよくわからない)だそうです。こういう情報もなるたけ事前にお知らせしたいと思います。
私は水着でも柄がついていないなるたけ黒だけとか白だけとか赤だけという一色だけのものが好きですが、撮影会では事前にどんな水着かわからないのが不満でした。
特に白い水着は頭の中で下着と思い込んで盛り上がるのが好き。