ウユニの村人A「おーい！超巨大ミミズを発見したぞー！！」
ウユニの村人が発見した、この巨大ミミズはなんと、大昔に絶滅したと思われていたウユニの妖精であった
ウユニの妖精に、生き残りがいたのだ
ウユニの妖精は村を幸福に導くとされており、ウユニの村人達は、伝説の妖精が復活したと大喜び
三日三晩、寝ずの宴が繰り広げられたそうな
村人達に重宝された妖精は大変可愛がられ
スクスクと
育ったそうな
そう、育ち盛りの妖精はイタズラ盛りでもあるのだ
トイレのドアを開けたり、風呂を覗いたり、駄菓子を盗んだり
時には、村人の乗り物を勝手に乗りまわしたり
もちろん、中には面白く思わない村人もいたのだが、村人同士の決まりにより我慢するしか他なかったのだ
なにも全ての妖精が、努力もなしに飛べる訳ではないのだ
そして、これが出来ないと妖精としては、一人前と認められず、なんと村を追い出されてしまう
〝ウユニの妖精は村を幸福に導くが、飛べない妖精は村に不幸をもたらす〟
～試練の時～
倒立で、集中力と体力を培うウユニの妖精
飛ぶには、しなやかさが必要な為に柔軟も念入りに
この柔軟さがなければ、標高の高いウユニ塩湖では、到底飛ぶことなど出来ないのである
羽根が羽ばたくイメージトレーニング
そして
準備が整い、いよいよ
ウユニの妖精が
今にも
今にも羽ばたこうとしています
空へ
空へと
高く華麗に羽ばたくのです
〝ウユニの妖精は村を幸福に導くが、
本来なら…
なんと
ウユニの妖精は、羽ばたく事が出来ませんでした
恐らくではありますが、共存共栄の時代とは違い、ワガママ放題育った妖精には、本来養っている能力が目覚めなかったのではないかと言われています
飛べない妖精は村に不幸をもたらす〟
ただ、この妖精は飛べなかった
妖精はこの村が好きだった
生き残る為に妖精は必死に働いた
今まで好き放題だった頃の妖精の面影はない
村人達の為にがむしゃらに働いた
努力の甲斐虚しく
妖精は村を追放されてしまった
ピンクの妖精の皮を煎じて呑むと、不老不死の効能があると言い伝えられており
さらには
村を追い出された後、妖精の事を面白く思わなかった連中に捕まってしまい、ピンクの妖精は無残な姿で発見されることに…
くぅぅぅーピンクいねー！笑
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