クラクションを鳴らすのなんて、動物が横切った時ぐらいだ
ほのぼのしてて和む
街中の牛よりものんびりしている気がする
国境を越えられないのにも関わらずなんだか不思議な気分になっていく
なんだこの幸せな気持ちは
人々の平和な生活が垣間見える
映画なら退屈してすぐにでも寝てしまいそうな情景が続いていく
手を振ってくる子ども達
いつも鬱そうなロバが楽しそうだ
白い馬が鳩を追いかけ回していた
ヤギが柔らかい土の上で滑った
体育座りで話し合ってるおじさん3人
池のほとりでたった1人
ダッシュしては戻りを繰り返しトレーニングしている小さな男の子
こんな気持ちは久しぶりだった
感動なのか心が癒されているのか
周りの人達が幸せに見え、こちらまで幸せな気分になっていく
ここに来るまでの道のりでも似たような景観はあったはずだ
違うのは緑が増えただけ
なんでこんな気持ちになるんだろう
生き物にとって緑が生える土壌は生きていく上で最低限必要な環境なのかも
だから緑が増えただけで心が癒されてるかもしれない
安心感
この環境は人が生きていく上で最低限の幸せになる条件なのか
それ以上は不必要。とは思わない
これに気づけていたら、後はプラスαに幸せが増えるのだと思う
ずっと見てた
ずっと微笑んでたと思う
なんか、むちゃくちゃ幸せだった
出発して一時間半後にパンクするまでは
まぁこれもありだな
別に達観してるわけではない
ただ、こんな気持ちになったのは中国からキルギスに向かう車の中以来かな
あの時は景色を見てただけで泣いたもんな
今考えても不思議な体験だった
そういえばフィレンツェの夜もずっと鳥肌がたってて感動してたな
女性を口説くなら夜のフィレンツェだな
出発して3回目だな、景観でこんなにも心が震えたのは
本当、たまにくるこれ、なんなのかな?
9時カラング国境着
出国は一瞬で終わり、隣接するガンビアのイミグレへカバンチェックと言われたが中身を答えたらオーケーだった。
同じ車内の人達が見に来てくれた。
おそらくタクシーをシェアしてバッラまで行き宿に泊まるのだろう
お次はビザ。
ガンビアビザは国境で取得出来る
支払いはCFAでもガンビア通貨のダラシ
どちらでもいいのだが
20000CFA(4150円)
1000ダラシ(2550円)
と、全く値段が違い断然ダラシの方が安いのだ。
ちなみにガンビアのイミグレの横のエクスチェンジで変えるとかなりレートがいい
50000CFA変えたのだがオフィシャルレートより500円ぐらいプラスだった
ただ夜についたからか
態度は悪くないが、ちんたらしててかなり時間がかかった。
1人の職員にCFAしかダメだとも言われたのだが無視し違う職員が来た時に無理やり1000ダラシを渡した
30分以上かかったからか、ここまで一緒のメンバーはいなくなってしまった。
先に行ってしまったか?
仕方ない
ここでテントを張り朝を待つか。
ついでにあなたがクリックを押すまでここで待つか。