伯母が亡くなりました。
帰省した翌々日です。
かろうじて
妹だけが最後に間に合いました。
そのまま葬儀場に運ばれ
お通夜ナシのお葬式で
次の日にはお骨が
お寺に納められました。
伯母には子供がいません。
他の親戚とは縁がなくなっていて
ご近所でお友達だった人も
皆さん先に逝かれています。
何といっても
伯母は102才ですものね。
なので
思っていた通り
母と私と妹
３人だけの
ひっそりとしたお見送り
お葬式でした。
ただ
突発的なことがあって
お葬式の前の一晩
横たわる伯母の傍に
付いていてあげられたのは
妹だけだったんです。
そして
こういうこと・・
何かにつけて
妹が伯母の傍にいることが
多かった理由が
こちらに帰るときに伺った
先生の霊視で
明らかになりました。
それにしても
私は今まで何人か
危篤の人に
会ったことがあるのですが
人って命が終わるとき
最後まで
耳だけは聞こえているって
本当なんですね。
今回も帰省して
その足で病院に行き
伯母に会って
話しかけることは出来たんです。
すると
閉じていた目が
うっすら開いて
瞳が私達の方に動きました。
それは
きっと
もう身体が動かなくなった
伯母が私達にくれた
精一杯のお返事だったのだと思います。
伯母が聞いた
最後の声が
（私はともかく）
妹の声
優しい言葉でよかったです。
そして
伯母が最後に口にしたのが
大好きだった
甘いゼリーだったことが
本当によかったと思った
お別れ前々日だったのでした。
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