3年ほど前、母と「伊勢神宮参拝」に行きました。
当時の母は、名古屋での脊柱管狭窄症の手術を控えた状態でした。
(これから私の身体はどうなるんだろう)
(子供たちにも誰にも迷惑をかけたくない)
(かといって、命がある間は生きなきゃいけない)
母は、不安しかない毎日を過ごしていました。
そこで、手術に向かう前に少しでも励まそうと、「伊勢神宮」に連れて行ったのです。
「伊勢神宮」では、電動車いすを貸してくれます。
これは、砂利道でも走りやすく太いタイヤで大変助かりました。
でも、そんな車いす状態では階段を上らないと参拝出来ない内宮のお社前まで行けません。
「私のことは気にしないでいいから、お祈りしておいで」
「私は、ここでお祈りしているから」
母がそう言ってくれたので、階段下に母を残して私は一人内宮の天照皇大神(あまてらすおおみかみ)様が祀られる
帳(かや・薄い布)がかけている前に立ちました。
祈るのは、もちろん参拝に来させていただいたお礼と、母の手術が成功するようにです。
でも、後ろに並んでいる多くの参拝者を思うと、そんなに長いお祈りは出来ません。
そこで、そうそうに切り上げて階段下で待つ母のもとに駆け戻りますと、
母が嬉しそうに『今、いいこと言ってもらった。神様が言ってくれたのかもしれない』と言うのです。
『ここで手を合わせてお祈りしてたらね、ガイドさんがきて
「おばあちゃん。神様はあの階段の上に行けない人のこともちゃんと見てくれてるんですよ。
帳の前に行った人のお祈りだけを聞いているんじゃないんです。全部聞いてくれているんです。
自分の身体が心配だったり、これからどうなるんだろうって思っているでしょ?
でも、大丈夫、上手くいきますよ。怖くないですよ。お元気で過ごせますからね。大丈夫ですからね。」
と、言ってくれたというのです
『だから、私は「はい!有難うございます!」って、可愛く返事したよ』・・と、それは嬉しそうです。
びっくりしました。
母は、人から”おばあちゃん”と言われるのが嫌いなのです。
でも、その時は可愛く「はい!」と言いたくなったんですって。
その時の顛末を、後に先生に話しましたところ
それは、やはり「神様のお計らい」だったそうで、
神様は誰かの口を借りたり、何かしらの文字や映像で人に何等かのお励ましを下さることがあって、
母がもらった言葉も、ガイドさんの口を借りているけれど
間違いなく神様からのお励ましだった・・というのです。
こういうことは、母だけでなく誰にもあることで、気が付くか気が付かないかだけなのだそうです。
気持ちがラクになったとか
温かい気持ちになったとか
嬉しくなったとか
そういうときは、どなたか神様からのお計らいかもしれませんから、感謝できるといいですね・・と教えていただきました。
その次に行った「椿大社」でも、ちょっと驚くことがあったので、また書いていこうと思います。
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