http://www.daily.co.jp/society/world/2009/07/07/0002101271.shtml
【ウルムチ7日共同】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市内で7日、数万人規模の漢民族住民がウイグル族の5日の暴動に抗議、鉄パイプやシャベルなどを持ってデモ行進し、一部は暴徒化してウイグル族経営の商店やレストランを襲った。当局が厳しい警戒態勢を続ける中、漢民族とウイグル族の住民同士の対立は一段と激化、新華社電などによると、自治区トップの王楽泉共産党委員会書記は、ウルムチ市内で全面的な交通規制を実施すると発表、夜間の車での外出を禁止した。
交通規制は7日午後9時から8日午前8時までで、王書記は漢民族が「社会の秩序を混乱させた」と批判、両民族に自制を呼びかけた。
漢民族の住民らは7日午後、中国の国歌を歌いながら「民族分裂主義に反対する」「犯罪者に正義を」「ウイグル族を殺せ」などと叫び市内を行進。武装警察部隊が設置した検問所も突破し、通りを埋め尽くした。
漢民族住民らがウイグル族住民の居住区に押しかけようとし、警官隊が催涙弾で阻止する場面もあった。新華社も7日午後、集団で路上の男性を襲ったり、警察車両に車を突っ込ませる事件が起きたと混乱ぶりを伝えた。
自治区当局者は7日、ウルムチ市内で記者会見し、米国に亡命中のウイグル人女性活動家ラビア・カーディルさんと、ラビアさんが主席を務める在外亡命ウイグル人独立派組織の世界ウイグル会議(本部ドイツ)に対し「暴動を画策した」と激しく批判。暴動の規模は「新中国建国以来、新疆で発生した事件の中で人的、経済的被害が最も深刻」と指摘した。
鉄パイプやシャベルを持ってデモ行進はないだろう。最初からウイグル人を襲撃し、掠奪暴行放火殺人の限りを尽くすことを目的としていたことは明白だ。
漢人たちの数を恃んで対立する側を威嚇するやり方は日本においても最近長野で行われたことである。
情けないことに、長野では圧倒的多数の日本人が碌に団結もできず、漢人集団のほうが大勢力となって、周囲を威圧し、暴行破壊行為に及んでいた。今回のウルムチでは長野とは比較にならないほどの漢人たちによる暴行破壊が行われたであろうことは現地にいなくても容易に想像できる。
ただ、新華社の「新中国建国以来、新疆で発生した事件の中で人的、経済的被害が最も深刻」との指摘は、胡錦濤がサミットからすぐに帰国したことから、中国国家当局の認識でもあり、中国のアキレス腱がどこにあるかを自ら暴露したものといえ、今後この方面から中国へどんどん攻勢に出ていくべきであろう。