石垣島から高速船に揺られること30分少々で到着したのは黒島。
人口200人余り、1周約12㎞の小さな島です。
主な産業は畜産で、人口の15倍、約3,000頭の牛が島内で飼育されているとのこと。
島の中央にある展望台にも「ようこそ黒島 牛の島へ」との看板が。
放牧には向いているのでしょうね。
小さな島なので、観光の足は自転車。どこの宿でも宿泊者に自転車を貸し出してくれているようです。
天保銭も自転車をお借りし、ぶらぶらと・・・流石に牛の島、至る所に牛がいます。
黒島では黒毛和牛の子牛を育て、全国の和牛の産地に出荷しているとか・・・なるほど、各地の和牛も実のところ、兄弟であったか。昨日の疑問が一つ氷解しました。
1時間も走ると島を1周できてしまうので、ゆっくり目的もなく、ただぶらぶらと・・・小学生に戻ったようです。
自転車に飽きると、海岸に出てちょっと泳いでみる。
こちら仲本海岸はシュノーケリングの人気スポットだそうで、シーズン中は、足ヒレや水中眼鏡、シュノーケルのレンタルを行っています。
潮の流れの速いエリアのため、シュノーケリングの際はライフジャケットの着用が義務付けられています。
10年振りくらいに海で泳ぎましたが、意外とライフジャケット着て泳ぐというのも楽でいいかもしれません。
泳いでいるうちに昼過ぎになったので、食事を求め、再び自転車で島内をぶらぶら。
食事のできる店は島内に5件程度、その他に店は雑貨屋と港の土産物店が1件ずつ。
黒島は2回目というKの推薦で、味処はとみさんへ向かいます。
ちゃんぽんがお勧めだというので、お願いすることに。
沖縄ちゃんぽんというのは、長崎のちゃんぽんとは異なり、ご飯ものでして。
野菜とランチョンミートの卵とじがご飯に乗っている中華丼のような一品。
食べ終わると、することもないので、再び自転車で島内をうろうろ。
国の有形文化財になっている桟橋があるというので、伊古桟橋へ行ってみることに。
珊瑚礁で水深が浅いためか、一直線に延々と沖に向かって伸びています。
現在は北部に港が作られているため、使われてはいないのですが、他の島もこんな感じだとすると、連絡船が喫水の浅い小型船に限定されるのも道理なわけです。
西海岸から、前日の石垣島で拝めなかった海に沈む夕陽を堪能。
こういう時間の流れ方を、このところ忘れていたような気がします。