やんばるの標識
辺戸岬を訪れた後、今度は東海岸を南下し県道70号方面へ。


この辺りは「山原(やんばる)」(沖縄本島の北部地域一帯)の中でも山深いエリアでして。


道路沿いにも頻繁に動物注意の標識が・・・よく見ると標識の図柄もヤンバルクイナです。


このほかにも怪我をしたヤンバルクイナを発見した際の連絡先やロードキル防止の看板など道中の看板はヤンバルクイナの保護を呼びかける物ばかり。


流石に天然記念物。地域をあげて保護されているようです。
クイナの森
この日の午後のもう一つの目的地、ヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」へ到着。


こちらはヤンバルクイナの生態を生きたまま自然に近い状態で観察できる学習施設です。
展示ブース
ガラス張りの広い飼育スペースにはやんばるの自然が再現されています。


施設内には、パネルや骨格標本のほか、ヤンバルクイナの重さを再現したヌイグルミなどが展示されていて、予備知識なしで訪れても、ヤンバルクイナに関する知識が無理なく入ってくるようになっています。


もっとも、ここまで来る人はヤンバルクイナ見たさで来るのでしょうから、一通りの知識は持ち合わせているのでしょうけど。

ヤンバルクイナ
飼育されているヤンバルクイナの「キョンキョン」。


公開されているのは、このキョンキョン1羽だけで、キョンキョンは人工ふ化によって生まれた個体だそうです。


ですので、人馴れしているとの話だったのですが、やはり落ち着かないのかなかなか手前の開けたエリアには出てきてくれません。


しかも、意外に俊敏に動き回るもので、なかなか落ち着いて見ることができませんで・・・辛うじて最大望遠で抑えたのがこの1枚。


胸の白と黒の縞模様と赤い嘴が印象深い綺麗な鳥でした。


泰石酒造
クイナの森を辞した後は、ひたすら南下し宿のあるうるま市へ。


天保銭には、城と並ぶもう一つの目的、沖縄産の日本酒の入手というのがあったのですが、蔵元に辿り着いた時には最早夜分遅く・・・。


こちらの泰石酒造さん、泡盛やリキュール類がメインのようなのですが、沖縄で唯一、日本酒も醸している蔵元さんで“黎明”という銘柄で販売しています。


沖縄滞在中、アルコールのある飲食店やコンビニ、スーパーなどでも探してみたのですが、ついぞ出会えず。


・・・まあ、また沖縄を訪れる理由ができたと考えることにいたしましょう。