国立演芸場
本日は桂やまと師匠の真打昇進襲名披露公演を聴きに国立演芸場へ。


上野鈴本、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場と東京の定席を回っていた真打昇進襲名披露公演ですが、タイミングが悪くなかなか訪れる機会がありませんで。


ようやく最後の国立演芸場で間に合いました。
真打披露公演チラシ
やまと師匠のお披露目は11日と15日。


本当は小三治師匠が出る15日に参上したかったのですが、この期に及んで贅沢は申せません。


お披露目に間に合っただけでも良しとせねば。


この日の開口一番は入船亭ゆう京さんの“たぬ札”。京大卒の異色の落語家さんです。


古今亭志ん吉さんの“金明竹”、古今亭志ん陽師匠の“熊の皮”と続いてダーク広和さんのマジックを挟み、古今亭志ん輔師匠は“紙入れ”。


申し合わせたかのように夫婦が出てくる噺が続きます。


この後の林家木久扇師匠は例によって笑点や歌丸師匠の裏話を・・・木久扇師匠の高座は何度か拝見してますが、ちゃんと噺を演ったのを聴いたことがないのですよね。


ここで仲入りとなり、仲入り後が真打昇進襲名披露口上です。

志ん陽師匠の司会で、志ん輔師匠、木久扇師匠、やまと師匠の師匠の桂才賀師匠が順に口上を述べていきます。


う~む、やはり小三治師匠の口上が聴きたかったような・・・総じてやまと師匠の真面目な人柄とやまと師匠への期待の高さが感じられる口上でございました。


この後、にゃん子・金魚さんの漫才を挟み、才賀師匠が登場。後にやまと師匠の高座が控えているせいか、新作の“ババァ”をあっさりと。


柳家小菊さんが三味線で一息入れて、トリのやまと師匠は“不動坊”。
真打披露風呂敷
こちらも夫婦物で夫婦物が多いなと思っていたら、この日はやまと師匠の奥さんが来場され、ロビーでグッズ販売をなさっていました。


なんでも襲名記念の風呂敷を作りすぎたとのことでして。


天保銭もご祝儀代わりに一ついただいてまいりました。


中央に“時そば”の当たり屋の看板が描かれた威勢のいい図柄のもの。


あやかって少しは景気よくいきたいものです。