虫歯とボクシングと経営と | 店舗探し.comの過去コラム

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2009/11/18

 

しくしく歯が痛んでも、我慢してそのままにしていたら、痛みが
消えてしまうことがあります。

しかし、そのまま放置しておくと、いずれ大きな痛みが襲い掛か
ってきて、どうにも我慢ならず、そこでやむを得ず歯医者へと向
かうことになります。
虫歯は末期的症状を示し、もはや自分の歯は諦めなければなりま
せん。
 
ボクシングのタイトルマッチなど、懸かっているものが大きい試
合ほど、相手に隙を見せまいと慎重になり、睨みあうばかりで手
数が出ずに、つまらないとの野次が飛ぶことが多くなります。

挑戦者は、積極的にポイントを取らなければそのまま敗れてしま
います。
 
業容の拡大を目指して新規事業へと、思い切って踏み込むのも
勇気ではあるが、踏みとどまって、じっと耐えるのも勇気なのだ。
こう自分に言い聞かせて、多くの経営者が、商況の悪いときには
消極的な経営に舵を切ります。

しかし、こうしている間にも時計は確実に進み、経営者に残され
た時間を奪っていきます。
 
虫歯・ボクシング・経営。

どれもじっとしていて良くなることは決してありません。
 
・痛みが無くても定期的に歯医者で定期健診をする。
・足を止めずに、常に細かくジャブを繰り出す。
・失敗が致命傷にならない程度の小さいリスクで経営を動かして、
 エンジンを切らない。
 
生きるとは動くこと・・・。
 
理屈ではなく、意味を問うても仕方ありません。
どうせ排出してしまえば同じことだと、水を飲まなければ、すぐ
に死んでしまうのです。なぜだか知らないけれど、そんな風に創
られているのです。
 
立ち止まらずに、動き回る中にしか活路は見出せない。

覚悟を決めて、思い切って行動していきましょう!