実は週末に、ブログを読んでくれている方から、メッセージいただきまして、
なぜデザインに関して、人に教えるのかって聞かれました(;´д`)
「大事な商売道具ですよね?そんなに簡単に教えてもいいんですか?」って
まあそうなんですけど・・・(;´д`)
それには理由があるんです。
長いですけど読んでもらえますか??
面白いことは一つもなく、
真剣に自分の今までの経験と想いを書きました。
私は今、北海道の人口4000人弱の市・歌志内市というとこで暮らしています。
2012年5月まで大阪で暮らしていました。
生まれは北海道ですが、育ちは大阪。大阪で30年弱暮らしていました。
そして今は北海道歌志内市で、
グラフィックデザイン(印刷物のデザイン・看板のデザインなどのいわゆる平面の動かないもののデザイン)を
しています。
あとは、デザイン教室をスカイプで開催したりしています。
デザインのお仕事は、人口4000人程度の街で暮らしていながらも、
おかげさまで全国からいただいています。
それはなぜでしょう?
センスがいいから?いいえ。
才能?いいえ。
圧倒的な技術があるから?いいえ、全然。
確かにプロですから、それなりに技術は持っています。
でもそれが要因ではありません。
全国からデザインの依頼が舞い込んくる理由・・・・
それは単に「顧客の利益」に徹底的にこだわっているからだと自身を持って言えます。
実際に過去、エステ様などの美容系、居酒屋様などの飲食系を中心に、
V字回復を実現させてきました。
「顧客の利益」にこだわったデザインを貫き通すことで、実現させてきたのです。
そうは言っても、そこまで来るのに簡単だったわけではありません。
たくさんの失敗もしたし、たくさんの方に迷惑もかけてきました。
私はもともと大阪で印刷会社の営業マンとして働いていました。
従業員100人ほどの印刷会社としては中堅と言えるでしょう。
顧客も大きいところや有名な企業様が多かったです。
そういうとこですから、仕事は放っておいても入ってきます。
固定客周りだけで余裕で一日終わります。
売上も月1000万くらいなら余裕で上がります。
そういうのも何年も経つと、どこか自分の能力だと勘違いするんです。
もともと会社にあった顧客にもかかわらず。
そんな勘違いが背中を押して(笑)会社を辞めました。独立です。
担当していた顧客が言った「これからも仕事出すよ」という言葉を信じて。
しかし世の中そんな簡単じゃないですよね。
結局、独立後も仕事を出してくれたのは、2社だけでした。
あとは全部、勤めていた会社の社長の「ツルの一声」でジ・エンドです。
当たり前と言えば当たり前です。
私は勤めていた会社の信用で仕事をしていたわけですから。
看板の私なんて、何の意味もない「ただのその他大勢」です。
それでも2社さんは仕事を出してくれました。
プライベートまでお付き合いしていたくらいの中になっていたので、
気を遣ってくれていたのでしょう。
いずれにしても、顧客2社じゃマトモに食っていけるわけはなく、
営業周りする日々が続くわけですが、マトモに新規営業してきたわけでもなく、
今までネームバリューのある企業様の仕事をメインにしていたので、
変な自信だけは持って挑んでいったわけですが、
そんな自信はあっさりと打ち砕かれます。
100件訪問して、話聞いてくれるのは2・3件です。
それも話を聞いているというだけで、
進展することは当たり前ですがないわけです。
もう自滅街道まっしぐらだったんですが、
変なとこ運が良くて、たまたまお世話になった先輩の結婚披露宴で隣に座ってた人と、
妙に仲良くなって、よくよく聞いてみたら、大手チェーンの新規事業の部署の販促担当者さんで、
なぜかあっさり仕事をもらえることになったんです。一発逆転ってこういうことだなと思いました。
で、そこから細かいお客様も増えていって、何とか順調な日々が続いたんですが、
そんな時にある事件が起きます。
ある紹介で仕事をもらえるようになった雑貨屋さんがありました。
ヨーロッパの雑貨でシンプルだけど華がある雑貨ばかり扱っているお店でした。
ものすごくセンスいいなとは思っていましたが、閑古鳥の鳴いてるお店で、
宣伝すればこれらの商品の良さをわかってくれるだろうと信じてやまないお店でした。
でも宣伝してもしてもお客さんが来ないんです。
そんな時に私はどんなことをしたと思いますか?
「宣伝ってのは、何回も何回もして浸透させていかないとダメなんですよ!
もっともっとやりましょう!」
なんて真顔で言ったんですよ。
その時は自分の売上のことしか考えてなかったんです。
お客さんの事情なんて知ろうともしてませんでした。
で、ついにXデーを迎えます。
その日そのお店のオーナーから電話が来て、
「今日のうちに集金に来て欲しい」と言われました。
集金に来てくれと言われたんですから、行きますよね。ルンルンで。
そしてお店に行ってみると、お店の商品は全部なくなってました。
ん?と思いましたよ。
つい数日前まで山のようにあった商品がすっからかんなわけですから。
「商品全然ないですけど・・・売れたんですか?」と聞くと、
「売れた・・・・というよりも・・・引き取ってもらった」と言われました。
そして次にこう言ったんです。
「今日でお店は締める。今日からは閉店の処理をする。
チラシ代払うために知り合いの同業に声をかけて引き取ってもらって金作った。」
ビックリはしましたが、内心「集金できてよかった」というのが
最初に心に浮かんだというのが正直なとこでした。
そして最後にオーナーはこう言ったんです。
「今までありがとうな。いろいろ迷惑かけたね。」
衝撃的でしたよ。だって私が潰したようなもんですからね。
しかもチラシ代払うために無理やりお金作ってきたんですから。
でも、ここは鬼にならないといけないと自分に言い聞かせて、
「しょうがないですよ。またチャンスありますよ!」
って言い放ったんですよ、私。人でなしでしょ。
自分の非を一切認めようとしない。最低ですよ。
そんなことがあったのにもかかわらず、
私はそれを教訓にしようと一切しませんでした。
済んだことは忘れて、仕事を増やすことだけに夢中。
順調に売り上げは上がっていきました。
そうなると、カッコだけはイッチョ前につけたくなるんです。
毎晩飲み歩いて、チヤホヤされていい気になって、挙げ句の果てには、
「お客さんの接待に使えるから」
と女の子がいる飲み屋を開店したりしました。
「お客さんの接待用に」というのは建前で、本音はただの見栄です。
カッコつけたいだけです。
すると本業をどんどんおろそかにしていくんですね。
こういきがっていると、いつかしっぺ返しが来るんです。
その時は意外と早くきました。
詐欺にあったんです。
一緒に商売しよう!なんて言われていい気になってたんですね。
何千万持っていかれたでしょうか。
自己資金だけじゃ足りない金額です。
借りられるとこからは借りられるだけ借りましたよ。
家買うわけでもないのに、借金何千万ですからね。
ぶっちあけ3000万です。
こうなったら落ちていくのは一瞬ですよ。一瞬。
本業の仕事はなくなっていくは、飲み屋のお金は持っていかれるわで、
何もかもなくしましたよ。
それこそただ息をしているだけの人間です。
そんな時に、信じられないグッドニュースが飛び込んできたんです。
あるお世話になった人が、転職をして、
その会社で運営店舗の統括マネージャーとして働いていると、
そこで私に販促関係の業務の一切をやらないかということでした。
もちろん引き受けましたよ。
いずれにしても私にはもう何も残ってないですから。
あまり詳しく聞かずに勢いだけで引き受けました。
そして、打ち合わせするのに呼ばれた会社の名前を聞くと・・・・
えっ?って思いました。
なぜなら、関西に住んでいたら誰もが知っている超大手企業ですから。
正直「ホンマにええんかな~エライとこ来てもうたな~」って思いましたよ。
いずれにしてもそんなことを思っていてもしょうがないので、とりあえず行って、
打ち合わせに入ったのですが、打ち合わせをしてみると、その内容は相当深刻なものでした。
企業のネームバリューからは想像できないくらいヘビーな話です。
内容は簡単にいうとこんな感じです。
・担当している業態は、飲食と携帯電話ショップ。全部で8店舗
・その担当者さん自身は、その会社に入社して3ヶ月だが、
業態自身は、飲食が4年、携帯電話が2年やっている。
・これらの業態を始めてから、利益が出ているのは、
開店してから数カ月だけ。あとは全部赤字。
・グループ会社の施設を使っているから家賃が安いのと、
会社のプライドがあるからたためない。
・とりあえずこれから単年で利益を少しでいいから出す。
そのために呼ばれた。
ということでした。
もう一般的な企業なら余裕で倒産ですよね。
プライドがあるからといってそんなに意地になるものかと思いますが、
この会社はそうだったんです。
そこで私が言われたのはこういうことでした。
ウソみたいなホントの話で、
こういうノリでいいのかと恐ろしくなりましたよ。
・時間は翌月から1年間。好きなように使ってくれて構わない。
スタッフも使っていい。
・予算も企画書と見積書を出せば、好きなだけ使ってもいい。
・ただし、使った企画の予算に対して、
必ず150%以上の売上をその企画から出すこと。
その月その月のグロスで構わない。
・しかし、未達成が3ヶ月に達したら、その時点で打ち切り。
・販促活動の何をしてくれても構わないが、
お店自身のリニューアルや改築・内装の変更などができない。
今の状態の中でやるように。
・ただし、飲食に関しては、メニューのスクラップ&ビルド、
限定メニューの追加などは提案してくれて構わない。
プレッシャーかかりますよ。本当に一つの会社の将来を左右する話ですからね。
でもこの時思ったんです。
「これは、もっと人のために、困っている会社のために、ガンバレ!
いままでの罪をこれの成功をもって償え!」
と。
この時、今まで持っていた観点を全部捨てて、
本当に役立つ印刷物って何なのか?
ってことを考えるようになったんです。
そもそも何で、みんなチラシやカタログ・ポスター・リーフレット・・・
何で高いお金を使って作るのか?って、
ものすごく初歩的なことを改めて思ったんです。
私はずっと受注側ですから、ぶっちあけそんなこと考えないんですよ。
だから考えてみたんですよ。
そして出ました、答え。
よくよく考えてみたら当たり前と言えば当たり前でこれしかないんです。
「利益上げるため」
たったこれだけです。
これだけのことに気づかずに今までやってきたんですよ。
そんなことすら分かっていないから、
潰してしまった雑貨店さんに対しても、
あんなに傲慢な対応できるんです。
ご商売されている方からすれば当たり前のことでも、
私にとっては当たり前じゃなかったんです。
この当たり前のことに気づいたら、もう一つ重要な疑問にぶつかります。
「利益を上げる印刷物って、どういうの?」
そもそも、「チラシとかって、みんな見てるの?」
っていう疑問を持ったんです。
自分の行動を思い返してみました。
すると、
全然見ていないことに気づきました。
ほとんどのものは素通り。
見ているのは20・30枚あるうちのたった数枚。
もしかしたら私だけかと思って、いろんな人に聞いてみました。
すると、大半の人が私と同じでした。
そもそも見られてもいなかったのです。
何万枚も作ったチラシが、
そもそも見られていないのです。
そこから本気で、「利益を生む広告作り」が始まったんです。
そうは言っても、そんなに簡単なことではありません。
いろんなパターンのチラシやフリーペーパーの広告などやってみました。
でも全然うまくいかない。
担当者にボロカスに言われてましたからね。
「オマエたいしたことないのう!」とか、
「この予算、オマエのためにあるんちゃうで!」とか。
精神的にめちゃくちゃ辛かったですが、
そんな感傷に浸っている余裕はないわけで。
そんな時にフッと思ったんです。
結局どれも似たり寄ったりで、
これといった特徴がないから流されるのではと。
第一関門の「見てもらう」
ということに一回全力を注いでみました。
何をしたかというと・・・・
携帯ショップのチラシでキャッチコピーを
アホな言葉にして、わざとミスしたかのように逆さにしてみたんです。
もちろん猛反対喰らいましたよ。
「頭おかしいなったんかい!」
「オマエわしをなめてんのか!」とか、
罵声の嵐ですよ。
でも押し切って、一回だけやらせてもらいました。
そしたら・・・・
今まで、50000枚チラシを撒いて、
3台・4台しか売れなかったのが、
100台超えたんですよ!
めちゃくちゃ嬉しかったのと同時に、
今までのは何やったんやろって、
心の底から思いました。
とりあえずちゃんと見てもらうことができたら、
あとは掲載内容がよければ、
それなりにレスポンスがあることはわかりました。
問題はこれが必然か偶然かということです。
次のことを考えなければなりません。
前に100台以上売れてるんです。
少なくともこの100人以上の人は次はないわけです。
・そこでやってみたのが、配布エリアを少しずらす
・次のチラシのレイアウトは新聞風にしてみる
・その中にちょっとアホなことも書いてみる
・オリジナル待ち受け100種類のプレゼント
これをやってみたんです。
そしたらそしたら・・・・
前回を超えました。しかも倍以上。
いろいろ聞いてみると、新聞風ってのが何事かと思って、
思わず見てしまったのと、
待ち受けがほしくなってしまったらしいです。
やっぱり人のしないことをすれば、
ちゃんと人は見てくれるということがわかりました。
ただ、それだけではダメで、
もっともっと研究しなければならないと思い、
どんどん研究に没頭していったわけです。
飲食部門では、写真を効果的に使うことを取り入れ、
キャッチコピーと色彩も工夫し、
携帯電話の部門でも、
意外性のあるレイアウトとキャッチコピー、
引き立つ色彩にこだわって取り組んでいきました。
そうやって実績をどんどん積み上げることができ、
ノルマも乗り越えることができました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
めちゃくちゃ喜んでもらえましたから。
人に喜んでもらうって、こんなに嬉しいことなんだって、
改めて実感した瞬間でした。
だからといって、
今まで私がしてきたことの罪が
消えるわけではありません。
もっとたくさんの困っている
企業様の力にならなければならない
という使命感を持つようになったわけです。
そうなると不思議なもので、
それに当てはまるお話が来るようになるもので、
いろんなとこから依頼が舞い込むようになりました。
そして、どんどん受け入れ、
今まで積み上げてきたことを
他業界に置き換えてもやっていきました。
多少のムラはあるものの、
確実に成功例を積み上げることはできたのですが、
一つ腑に落ちないことがあって、
これを活かした方法は、
他の人がやってもうまくいかなかったんです。
同じようにやっているはずなのに、
なぜかうまくいかない。
私の体は一つです。
仕事があふれてパンクするときもあるわけで、
そんな時はお客さんに直接、
今までのノウハウを教えて、
レイアウトを作ってもらうようにした時に、
どうしてもうまくいかない。
でも私がやったらうまくいくんです。
この違いはなんなのだろう
という疑問を持ったわけです。
でも、それをゆっくり考えている時間はないわけです。
目の前の依頼をこなしていかなければならないからです。
でも、たくさんのデザインを
こなしていく中で気づいたんです。
お客さんにはできなくて、私にはできたこと。
それは・・・
その作ったものの使い方を
考えられるかどうか
ということです。
お客さんは、自分自身のことだから、
目線が全部自分からの目線なんですが、
私はあくまでも第3者です。
だからやっぱり第3者の目線で見てるんです。
私はそれを意識することなく、考えてやってたんです。
例えば、マンション販売のチラシなら、
「すでに新築の一軒家とか、
新築のマンションに住んでいる人に
チラシ配ってもしょうがないよな」
とか、
普通に考えていたことだったんで、
特別意識してないし、
わざわざ説明もしないし、
これといって重点ポイントに置かなかったわけです。
でもこれが結構な肝だったんです。
その時に、こういうことは
もっと人に共有していくべきことなんだ
という思いに駆られ、
自分がデザインを承けることはそこそこにして、
人に教えることに重点を置いていくようになったんです。
これこそが今までしてきたことの
報いなのではないだろうか・・・
そう信じて、
教えていくことに取り組んでいったのです。
そうこうしているうちに、家の問題もあって、
北海道に移住することになりました。
生まれは北海道だし、家系そのものは北海道の家系なので、
里帰りみたいなものです。
「人生の原点に戻る」という意味も込めて、
北海道に移住することを決断したわけです。
北海道に移るまでに、私がいなくなっても大丈夫なように、
大阪で関わってきた人に、
時間がある限りノウハウをきっちり伝えて、
北海道に引っ越したわけです。
移った場所は母親の故郷・歌志内・・・・・
ここに来たとき、その疲弊具合に驚きました。
同じ日本だとは思えない。
でもそれは歌志内だけのことではなかったのです。
その周辺地域は全部疲弊しています。
商売をマトモにする姿になっていないのです。
愕然としました。
でもそれが、私の魂に火をつけたのです。
すべてのことを大阪に置いてきたけど、ここでまた一からやろうと。
まずはウェブサイトを立ち上げるとこから始めて、
人のつながりを作りつつ、
自分ができること・してあげられることを伝えて
動いていったわけです。
でも「デザイン」というもの自体をなかなか受け入れてもらえませんでした。
なんのことかわからないんですね。
そんなレベルからのスタートです。
ちょっとずつ話して教え伝えて、
少しずつ理解してもらえるようになりました。
この地では、自分が承けるよりも、
商売している人が
がんばれるようにしようという意味も込めて、
教えることに重点を置いてやっています。
実際のデザインを承けるのは、
ネットからだけと割り切ってやっていこうとしたわけです。
もう自分自身はいろんな経験をして、
いい思いも辛い思いも体験したので、
特別欲を持つこともなくやっていこうと決めたのです。
けど、たまたまサイトを見て、
デザインを依頼してきた方が、
いろんな人を連れてくるようになったんです。
やっぱりここでも噂が噂を生み、
人が人を連れてくるようになったんです。
その時に
「やっぱり全国には売上が
なかなか上がらなくて
困っている人がたくさんいるんだな」
と思って、やっぱり人にノウハウ・経験を伝えていく、
それを活かしてデザインしてものを
提供するということが自分の使命だと思い、
この地でもそれを続けていくことにしたのです。
「本当に役に立つデザインを
安くで提供し、それを
たくさんの人に継承していく」
それが、私に与えられた使命であり、
今まで迷惑をかけた
たくさんの人への報いなのだと。
誰にでも、役立つデザインは作られる。
あなたは必ず復活できる。
私が特別なのではありません。
今まで誰も教えてくれなかっただけです。
だからこのブログで、教えていきたいのです。
その秘密はこちらのブログで明かします↓
036の秘密のブログ
北海道の田舎町より
036
