「こんなの簡単だよ!!」![]()
と思うものってありますよね。
ちなみに、わたしは、
”散髪”がそれにあたります。。
髪が伸びて、床屋か美容室に行こうか迷った挙句
結局ギザギザハサミで自分で切ったりすることがよくあります。
(ギザギザハサミだと最悪でも誤魔化せるので)
「お金もったいないし・・・」とか
「思ったような髪形にしてくれないし・・・」とか
ぐだぐだ考えて面倒になって結局自分で切りはじめます。
で、
いつも後悔します
。。
「やっばー!!これどうしよう・・・」
もうガチャガチャの髪型になっちゃって、
髪が伸びる1ヶ月間恥を忍んで我慢するか、
切った挙句に床屋か美容室に駆け込むか、
なんてバカなことを毎度毎度してしまいます。。
ただの貧乏性のケチなだけかもしれませんが、
意外とみなさんもこういうのあるのでは?なんて思います。
・・・
「設計なんて誰でもできるんじゃない?」![]()
なんて思ったことある人結構いませんか?
日本は「一億総デザイナー!」なんて言われてます。
設計者のことを英語でデザイナーと言いますが、
日本で使われるいわゆるデザイナーは単なる設計者ではありません。
アーティスト的なセンスを持った人のことをデザイナーと呼ぶ人が多いでしょう。
設計はまさしく、
「こんなの簡単だよ!!」
と思われがちな仕事だと思います。
土地の形が決まって、家の外形が決まって
その中に間取りをレイアウトするだけでしょ??
なんて思われがちな仕事だと思います。
(実際、基本計画段階ではこの程度の設計もありますが)
ここで、設計のプロセスを書いてもしょうがないですが、
設計は複雑なパズルを完成させるような作業です。
設計したことない方には、3LDKの単純な間取りでも
そう簡単にできないと思います。
(よく見る不動産広告を真似する程度ならできそうですが)
・廊下がなかったり、もしくはドアを開けられないくらい狭かったり
・部屋からじゃないと入れない部屋があったり
・家具を置くと人が動けないような広さだったり
・・・
動線、寸法、デザイン、色彩、設備、構造・・・
すべてが調和した素晴らしい設計は、
決して未経験者のビギナーズラックではできません。
ただ問題なのは、
その調和した素晴らしさは、満たされすぎている現代では
”当たり前”と解釈されてしまって、設計者の功績として
評価されることは極めて少ないです。
逆に調和していない設計は下手をすれば「瑕疵」として
問題になったりしてしまいます。
・廊下があるのは当たり前。
・廊下から各部屋に入れることは当たり前。
・家具を置いても人が動くスペースがあるのは当たり前。
・お湯がでるのは当たり前。
・床が振動しないのは当たり前。
当たり前、当たり前、・・・・
設計とは、日常の中に溶け込んでしまっている
「当たり前」を造り出すことだと思います。
「当たり前」は誰にでも造れるものではありません。
きめ細かい配慮と詳細な検討の上に「当たり前」は成立します。
「当たり前」より「新し物」が好きな日本人。
できそうでできない設計という仕事を、
もっと身近に伝えていかなければ!
と思う今日この頃なのでした( ̄▽+ ̄*)