前回までに書いたように、建築の設計から竣工までの間に、
建築家(意匠設計者)が携わる仕事の内容は限られています。
設計依頼
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基本設計
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見積り
↓
実施設計
↓
工事
↓
竣工
おおまかに、このような建築のプロセスの中で
建築家(意匠設計者)の占める仕事の割合は、20%に満たないと思います。
設計には、構造、設備の協力が必要ですし、
見積りや工事にはゼネコン、工務店の協力が必要です。
有名建築家ともなると、
設計図すら描かずにスケッチ(きわめて漠然とした概念図のようなものなど)だけで
「こんな形を作りたい」とだけ言い残してあとは人まかせという話はあちこちで聞くことができます。
建築家にとって、
「作品」となる建築が完成するまでに必要となる労働力や技術を考えると、
決して建築家のみの作品とは言えないのです。
本屋で建築家の作品集を開いてみてください。
綺麗に撮られた写真の中の建築を実際に作ったのは、ゼネコン、工務店であり、
設計協力として構造設計者、設備設計者が存在するにも係らず、
いかにも建築家が一人で作ったかのような雑誌がほとんどです。
これでは、世の中が誤解するのは当然です。
実際、大学1年までは、わたしも騙されていたのですから。。
・・・つづく
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