耐震偽装事件におけるアンケートに、
「構造設計という仕事を知ってましたか?」という質問に対する回答は、
大多数が知らなかったという興味深い結果があります。
つまり、世の中は「見た目重視」でこれまで構造設計者を見ていませんでした。
または、見ようとする気があっても隠されて見えなかったとも言えるでしょう。
構造設計者の存在は、世の中に出る前に何かに隠蔽されてしまっているのです。
そのことは、次回以降建築とメディア関係性を通じて詳しく書いていきます。
構造設計という仕事が、人命に大きく影響することが今回の事件で理解されたことは、
ある意味不幸中の幸いだったと思っています。
日本は、世界一の地震国でありながら「衣・食・住」の「住」に対する認識が偏っています。
これは、やはり建築というものの教育が間違っていたと言わざるをえないと思っています
(東京都知事が、東京の都市景観を「ゲロみたいだ・・」と例えましたが、私も同感です)。
また、皮肉ですが日本が経済的に豊かな国であることも少なからず影響していると思います。
わたしは、「住」に対する認識を改善させるためにも、
構造設計という職業の認知度を上げる必要があると痛感しています。
・・・つづく
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