元請けと下請けの力関係・・・2-3 | 横浜で人材事業を起業した建築士のブログ

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建築・不動産に特化した人材エージェントのテンポール株式会社で日々奮闘する駆け出し経営者のブログです。転職コンサルタント事業責任者、建築構造設計者として頑張っています!

意匠に対しては、デザインや外観や内装仕様などいろいろありますが、

設計を統括する立場として「低コスト」を一番重要視されるケースが多いと思います。


構造に対しては、漠然と安全性。


設備に対しては、照明、キッチン、バスなど生活のインフラとなる部分なのでいろいろとあるでしょう。



つまり、構造に対しては具体的な要望がないのです。。


なので、依頼主自身も構造設計者と何を打ち合わせしたらよいのか分からないはずです。

「安全な建物にしてくださいね」と言われて、「はい」と答えただけの打ち合わせもありました(笑)。



ここで、極端な質問をします。

1.耐震性能について、建築基準法をぎりぎり満足するように設計すると、20万の節約ができる。
2.耐震性能について、建築基準法は十分満足できる設計だが、20万の増額となる。



耐震偽装事件以前であれば、9割の方が1番を選んでいたはずです。


事件後の今でも、法律は満足しているんだからと、1番を選ぶ人もかなりいると思います。


結論から言うと、1番を選ぶことは勧められません。



それは、建築基準法がどのようなものなのか?ということからお話する必要があるので、

それについては次回以降で取り上げていきたいと思います。


問題なのは、


意匠事務所が1番を選ぶことのリスクをはじめから正確に依頼主に伝えていなかったことだ

わたしは思っています。


元請けである意匠事務所は、せっかく取れた仕事を逃すわけにはいかないので、

依頼主に対して印象の悪いことは極力言わないようにするでしょう

(実際は、ぎりぎりOKという際どい建物も、法律を満足できている等の表現を強調して言い換えるなどして)。

あまりにも、ぎりぎり設計なので構造設計者が意匠設計者に対してもう少し余裕をみたほうが良いと提案しても、

依頼主までその提案が届くことは多くないと思います。



・・・つづく



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