珠玉の「商い」の名言シリーズ
始末・算用・才覚を実践する小田島弘氏から、
日本の法人会社は260万社、
そのうち70%近くが赤字である。
しかも、毎年多くの企業が倒産する。
理由は明白である。
経営者が会社をつぶしている。
不況のせいだけではない、
人が会社を倒産させているのである。
なぜつぶれるか、
それは『始末・算用・才覚』を実践していないからである。
「始末」とは、
ムダを徹底的に排除すること、
質素と倹約を美徳とすること、
モノを有効活用すること、である。
まず固定費を下げる。
「算用」とは、
ソロバンに合うかどうかの採算を重んじる合理性であり、
始末で得た資本を有効活用するための
理財感覚のことである。
売上げを増やすことである。
「才覚」とは、
独創的なビジネスを開発するアイデアのことで、
創意工夫を発揮する
企業家精神である。
これは、お客様を増やすこと。
この三つを経営に応用するとき、
社長が注意をすることは、
常に「仮払金、交通費、交際費」の3点の支出を注意すること。
この三つが計画値以内に入っていれば、まず問題はない。
もちろん、過大な計画は論外である。
さらに「始末」を有効にするために、
月次決算、
できれば「一日決算」を実践し、毎日毎日が黒字経営を目指すのである。
「算用」の基本は数字である。
今様に言えば「事実とデータを活用する」ことである。
いかに技術に優れ、素晴らしい商品を作っても、
お客様や市場の実態を掴んでいなければ成功しない。
ソロバンに強いことは、バランス感覚に優れていることと言って良い。
「才覚」については、
関西におもしろい言い伝えがある。
20歳までは名古屋で丁稚奉公し、
30歳代は大阪でソロバンを覚え、
40歳代になって江戸(東京)で一旗あげる人が成功する人。
というのである。
たしかに東京で成功した人の多くは、
関西で『始末・算用・才覚』を身につけた人である。
その意味でこの格言を大切にしたい。
わたし、
20代のサラリーマン時代の大半を名古屋で過ごし、
30代、大阪でイベント会社と広告代理店、通信の営業会社を創業。
たくさんの失敗を経験 し、
40代で、東京に進出。
いい線、いってます。