私自身、
勤めていた会社が倒産しなかったら、
今も、
勤め人として、
商人として、
必死に頑張ってると思う。
今日の日曜日なんか、
嬉々と売場を、走り回ってたかもしれない。
販売業、接客が大好きですから、
愛社精神の塊で、
会社が大好きでした。
朝7時から15時間仕事してました。
同期では出世頭だったので、
会社がまだ存続していれば、 ※前体制で
部長ぐらいにはなっていたかも知れない。
大手小売企業にいました。
100社ぐらいのグループ企業を持つ会社です。
幹部候補生として、色々な研修に参加していて、
会社の実情がどういうものかっていうことを知っていたんです。
なるほど売上が2兆円あるけど、
有利子負債も同じぐらいあって、
前期の経常利益が5億ぐらいしかないという状況を見たときに、
こりゃ、
もう飛び出そうって決めました。
当時はタイタニックという映画が流行っていて、
結局、
どんなに上手に楽器を演奏しても、
船自体が沈んでしまったらしょうがないな、
そう思って、
タグボートで飛び出したのが8年前のことでした。
私は商売人の息子で、
父や祖父の背中を見て育ったので、
商売に興味がありました。
会社を辞める前は転勤族だったので、
大阪に帰ったのもそのときです。
大阪は今も厳しいけど、
8年前は、今よりもっとさぶかった。
商店街の2代目、3代目の商店主は疲れきっているし、
テナントで借りている店のシャッターが、
どんどん閉まっていくし、
退社してから、
ハローワークとか通いながら、
浪人活動をしてました。
街を歩いていて
この状況を何とかできないかな、
と感じたんです。
最初の発想は、
サラリーマン時代に鍛えてもらったスキルを
この街に還元できないかと思ったこと。
最初から、
地元還元というテーマを持っていて、
安価な料金で新聞の折込からデザイン、印刷まで全部やってしまう、
チラシデザイン制作パッケージの代理店をはじめました。
当然フリーランスやったんで、
一人で大阪の商店街を隅から隅まで走り回りました。
反応はありました。
ある程度の規模の会社ばかりだったんです。
2年頑張りました。
ただ、私が何とかしたいと考えていたのは、
しんどい経営を強いられていた街の店だったわけだけれども、
そうしたしんどい層からは一切レスポンスがなかった。
待てよ
しんどい層は広告なんて出されへんねん
そのお金がないんや!
根本から見直さなければあかんのか
と、
サービス自体の見直しをすることにしました。
コストを削減して、
新しい投資に回してもらえるようにしようと思ったわけです。
当時、
マイラインのブームがあって、
どこの通信会社も代理店を大募集していました。
その頃は、
私自身も社員を雇用して法人としてやっていたので、
少しでも経費削減 につながればと、
マイラインの代理店をしました。
お客様に、
通信費削減しますよと
言うわけだけれども、
マイラインをきっかけに、
一斉に価格競争が起きたんで、
通信費を安くするだけだったら、説得力がないんです。
電話がかかってくることが多い美容院みたいな商売にとっては、
あまり魅力がありません。
他で、
経費を削減できることがないか探していて、
目をつけたんが、
電気やガスや水道といった公共料金です。
当時も、公共料金を削減している会社は結構ありましたけど、
結構荒っぽい商売というか、
大きな機械やら浄水器やら節水機を備えつけることが多くて、
その機器が結構な値段するから
7年ぐらいのリースを組まされるんだけど、
電気代や水道代が下がったとしても
機器のリース代と合わせると、
結局下がったか下がらんのかよう分からんことになっていたんです。
もちろん、
特許をとって商品開発して、
ほんまもんの商売やっているところもありますが、
よく分からない商品を売っているところも多い。
それなら、
依頼主の公共料金をまるごと受けて、
関西電力や大阪ガスとか、いろんな会社と折衝しながら、
単価を下げたり、
契約プランを下げたりとかして、
自前でコツコツ削減 をしてみようかなと思いました、
そこで、
公共料金の削減サービスを始めてみました。
もともと
コスト削減ビジネスをしたいと思っていたわけではないんだけれども、
経営がしんどいところにどうしたら役に立てるかと突き詰めていった結果、
5年ぐらい前に、
こういうビジネスがあるんだということを、見つけたんです。
そのときに、
業界見渡してみたら大手がなかったんですよ。
コストカットっていったらココ
経費削減っていったらココってのがなかったわけです。
地元を一生懸命歩いて、
商人の発想でコスト削減コンサルという仕事をやっているところがないな、
と、
あったとしてもきちっと伝えられてないから
世に問われていないのでは、
いわゆる
経費削減 の分野では、
先行している企業さん達が結構横着なところもあるんで、
真剣にまっとうに、
この商売をやっているところが少ないんです。
やってみた結果、
誰も損しない。
家賃もそうだけど、店主はいろんな経費について、
もともと高い単価で我慢していたんだと思います。
時代背景としても、
失われた10年、15年と言われ、
企業のリストラが叫ばれ、
いきなり肩を叩かれたりとか、
給料下げられたりとかして、
みんな苦い思いしていたと思うんです。
そういう状況で社員とかサラリーマンの家計は苦しくなっているんだけれども、
家賃は下がらない。
それってどうなのかなと。
実際、
その街で暮らしている店子さんが一生懸命汗をかくから、
地元愛が出来たり、地元で買物をしたり、お店のファンになったりすると思うんです。
オーナーや管理会社の方は、あまり良しとはしないかもしれないけれども、
こうした世間の事情や店子さんの実情を理解してもらった上で、
リレーションもきっちり保ちながら粘り強く交渉していったんです。
例えば、
そのビルの電気使用料の削減を一緒にお手伝いするとかしながら。
コスト削減は決して無理なことじゃなくて、
一つ一つ粘り強くやっていくことで実現できるんだという自信が生れました。
私たちのビジネスをもう少し大きなテーマで捉えると、
社会貢献とか地域社会の活性化はもちろん、
地球規模の環境に貢献するビジネスでもあります。
簡単なことで、
電気を消していきましょう、
消費するエネルギーを削減しましょうって、そういうことです。
街の御用聞きコンサルを続けていくと、
お客様から
こんなんできないの
という要望を頂き、
それを実現していく中で、
新しいサービスメニューを増やしていきました。
社名にあるように、
お店の「店(テン)」にプラス効果のあるサービスを
どんどん作っていきます。