私が新卒で社会人になったとき、 大人たちは、私たちのことを新人類とこき下ろした。 でもね、 今から思えば、私たちは行儀がよく、 逆ギレしたり拗ねたりせずに、 きちんと列をつくり、 従順に、社会の中で、 うまくやっていた。 かなり、 と、言えるかもしれない。 先輩や上司に敬語を使い、 ときには組織人らしく振る舞った。 会社の為に頑張った最後の世代かも知れない。 少なくとも、 自分のためだけにやってる自惚れ小僧ではなかった。 あの頃、仕事が楽しくてしかたがなかった。 物差しもたくさんあったけど、 出る杭はしっかりと叩かれた。 きちんと数字をつくり、結果を積み重ねた者のみが主張した。 すぐに、主張し始めるアマチャンはいなかった。 当然、戦友にも恵まれた。 葛藤の日常で、笑い怒り、 悔し涙を流した、汗といっしょに。 当時の書類は、すべて手書きだったし、ネットなんかなかった。 歩いて見て聞いて学んで、情報をかき集めた。 メールも携帯もない時代に、 我々世代は、しごかれた。 今の20代、30代前後の彼等をみてると、 新人類と揶揄されたボクらは、 至って旧人類的にも普通だし、 今時の若人が頼りなく、 端的に、おまえら我慢せんかい、 と叫んでる私は、嫌われる。 知らぬまに歳を重ねた新人類は、 結果として、 昔から、さほど大きな声を出さない。 いや、出せなかった。 だから、 あつかましい宇宙人が大きな声で理屈をこね、 闊歩しスキップして行くことに、 ファイティングポーズをとらなくなった新人類世代のおっさんは、 大きな声で怒らんとあかん。 でないと、 奴らより声が小さいと、 退場するか、 窓際に追いやられていることに、 早く気付くべきだ。 ボクらの方ができるんだから、 いつの時代にも、最近の若いコたちは、 で始まる激励と愚痴があり、 それはそれで、伝統芸能的世界と、 酒の肴でいいもんだけれども、 しかし、 やはり、 ニッポンの若人に噛みつきたい。 文句をたれる前に、汗をかかんかい。 でもね、本当は、 彼らが羨ましい。 今こそ、 10代、20代の若人にこそ、 いっぱいチャンスがあって、 こんなオイシイ出番が沢山あるなんて、 すばらしいではないか、 穴ぼこ、ザルだらけのニッポンで 100年に一度あるかないかの、 ビックチャンスの始まりが今年、 2009年だ。 この停滞感を打破できる、 若きパワーが、羨ましいのだ。 今の若者は、 できる。 私は、叫ぶ。