ようやく上野公園の国立博物館前に出てきた。

特別展開催の折には、何度も訪ねたことがある。

 

国立博物館の並びにこれまた堂々たる大きな黒門が建っている。

因州池田屋敷表門(国重文)であり、左右に向唐破風屋根の番所が付いている。

江戸末期築とされ、昭和29年に移築された。

 

上野公園内に入って行き、今回は初めてである動物園内の五重塔を見ることにする。

この日は正月5日で平日であるが、冬休み中ということもあり大勢の入園者で賑わっていた。

ようやく見つけた自販機で飲み物を買って持参のパンで昼食をとる。

私は動物園には全く興味がないので、真っすぐに五重塔に。

五重塔(国重文)は寛永16年(1639)築で高さは32mある。

この周辺は人が少なくてゆっくり見て回る。

 

角度を変えて五重塔をもう一枚。

 

上野動物園は入口と出口が別々になっており、少し迷いながらようやく出口に到着。

動物園の塀に沿って歩いてゆくと上野東照宮参道前に出た。

入り口には大石鳥居(国重文)が立っている。

寛永10年に酒井忠世が寄進。

 

続いての水舎門を入って行く。

 

参道の両側に石灯籠がずらりと並んでいる。

250基の灯籠は全国の大名から競って寄進されたもの。

そのうち銅灯籠50基が国重文指定。

 

この参道から動物園内の五重塔が良く見える。

わざわざ入園料を払って入るまでもなかったのではと少し悔やむ。

 

参道にある小ぶりな神楽殿