さらに旧街道の交差点を渡った先に彩本堂があり、現在は喫茶店とのこと。
その先の三叉路に洋館荒町ゲート(国登録)が建っている。
大正・昭和期には化粧品やアクセサリーなどのお店だった。
今は旅館で、座敷牢に停まれるというが信じられない。
その十字路を右折して緩い坂道を登ると仏光寺の境内。
子育呑龍ゆかりの寺で、6年間ここで隠遁生活をしたとある。
呑龍は太田市の大光院で名高く、訪ねたことを思い出す。
本堂は神社の社殿のようなお堂。
浄土宗の寺院という以外は不明。
また旧街道まで戻ると向かい側に賑やかな「はいばや」が目に入る。
祭りに関する用品を販売している。
右折して小路を入って行くと福徳稲荷社。
その先には全宗寺の境内で本堂が建っている。
左横に狛犬が並んでいるのも変わっている。
宗派は曹洞宗。山号は普内山。
旧街道は少し曲がりくねっており、向かい側に桑原邸(写真左)と嶋田屋がならんでいる。
嶋田屋は下駄、荒物の卸商で虫篭窓を持つ土蔵造り。
さらに旧街道を東に歩くと酢久商店の土蔵、事務所、奥には工場が建っている。
味噌の蔵元であり山吹味噌で知られている。
写真は酢元商店のお店。
「御味噌」と書かれた看板には凝った彫刻が施されている。
その一角に住宅があり、門から入ってゆく。
細長い庭が続いており、古い建物が建ち並んでいる。
さらに庭園の中に古い建物が続く。
その街道を隔てた真ん前に「デリカテッセン山吹」があり、ハム・ソーセージの専門店とのこと。