月窓寺前から鍛冶町を歩いてみる。
写真は通りの古い町屋。
小路の奥に廻ると壊れかけた民家に不動尊の看板だけが残っていた。
続いて月窓寺の北側に位置する本陽寺に向かう。
入り口の仁王門は元禄5年(1692)築の三間一戸八脚単層門。
境内には「たちばな幼稚園」がある。
本堂は寛文12年(1672)築の桁行10間の入母屋造。
宗派は日蓮宗。山号は妙栄山。
文禄5年(1596)に城主仙谷秀久が夫人の菩提のために創建した。
山門の右手に建つ番神堂は元禄初期築とされる三間社流造。
さらに鬼子母神堂が建っている。
客殿の玄関は藩主居館より移築したという。
境内の南側に冠木門の通用門もある。
本陽寺山門前の路を西に入って行くと右手に浄念寺の参道が見えてきた。
入り口の縁切橋の先に石柱門を入って行く。
参道に入ったところに大きな縁切石地蔵が立っている。
正面の本堂は観音堂と一緒に祀られ、左寄りに入口があるという変わった造り。
宗派は浄土宗、山号は七重山。
創建は元禄2年(1559)。
境内の隅に弁財天堂、稲荷社など。