新飯塚駅から博多行きの電車に乗るが、何だか満たされない気持ちとまだ少し時間があるので、筑前大分駅で途中下車することにする。

この町に大分八幡宮があることを、事前にかすかながら覚えていたからである。

無人駅前の向かい側にある地図を頼りに歩き始める。

折から雨風が少し強くなり、また歩いている人は皆無である。

しばらく歩いて右折するが住宅地が続くのみ。

仕方なくまた元の道に戻って歩いて行く。田舎の距離の遠さを間違ってしまったようである。ようやく郵便局前に出たので右折してゆくと前方に神社の森が見えてきた。

訪ねたのは大分(だいぶ)八幡宮であり、正面に一の鳥居が立っている。

 

境内は結構広く、二の鳥居の先に三の鳥居。

写真は境内を横から。

ただ境内では誰一人として出会わなかった。

 

参道の左手には方丈池と石塔と市杵島社。

 

正面にはクスの大木(県天然記念物)が聳え立つ。

樹齢350年、胴回りは9m。

 

横には立派な手水場

 

さらに神門が建っている。

宝永4年(1707)築の切妻造八脚門。

仁王像も宝永4年造とのこと。

 

ゆったりとした山をバックに建つ社殿は平成7年の再建。

 

写真は拝殿内部

 

本殿は三間社流造。

 

左には社務所と小社が建っていた。