中島橋に戻って中島御茶屋から南に架かるお手伝い橋を歩いて行く。
全長120mあり、平成24年に完成というから、私は初めて渡ったことになる。
途中、小の字島に藤棚があるのが見える。
渡り終えて正面に燕御茶屋と茅葺屋根の鷹の御茶屋が建っている。
池に沿って東に歩くと、さらに松御茶屋が建っており、御亭山がある。
人は高いところに登りたがる習性なのか、富士見山ともに人が登っていた。
また細長い潮入の池に出た。さらに橋を渡って行く。
眼前に東京湾の入り江が見えてくる。
沿った道を南に歩いて行くと横堀水門跡に出た。
海水の出入を調節するところである。
写真は横堀水門跡。
ここからまた潮入の池に沿って北に戻って行くと、変な小さな砦のような土盛が三つならんでいた。
小覗と呼ばれ、ここから鴨の様子を窺がったという。
その先に引堀が続いており、ここにエサなどでおびき寄せて鴨を網などで捕獲したという。
引堀の先に庚申堂鴨場の池が広がっていた。
安政7年(1778)に設けられたという。
庚申堂鴨場を半周して鷹の茶屋横に戻ってきた。
その裏側の小道を入って行き南にあるくとお休み処芳梅亭があり、一休み。
さらに最初に通った内堀に沿った道に戻ってきた。
内堀沿いの道を北に歩いて突き当りを右に曲がって行くと、広場やボタンとお花畑があるが花は全く咲いていないようである。
その先に旧稲生神社に立ち寄る。
現在の社殿は明治28年の再建、平成12年に大改修したとのこと。
また歩いてきた道を戻り、大手門口近くに江戸を張っている三百年の松。
宝永6年(1709)の園内大改修の時に植えられたものらしい。
これで浜離宮公園を一回りしたことになり、急ぎ新橋駅に戻って行く。
この日は新橋の老舗居酒屋「魚金」で昼飲み会。
二階は13時開店で、隅の四人席に三人で座る。
他に8人席が四つばかりあるが、またたく間に若い人の団体ばかりでいっぱいになる。
かなり騒々しいなかではあるが、久しぶりに若い人に元気を貰ったような気分になり、楽しいひとときを過ごす。