松屋町筋の102号線から北に向かって歩き出す。
私が手に持っている案内図は大雑把な観光用であり、まっすぐ生国魂神社まで歩くことになっている。
ところが102号線に入るとすぐに良運院があり、さらに松屋町筋にはびっしりと寺院が並んでいた。
後で知ったのだがここは下寺町であり、元和5年(1619)から延宝9年(1681)にかけて、上町台地の樹林をバックに寺町が形成されたという。
まず良運院の石柱門。
境内に入ると正面に4mの日限地蔵尊。
変わった建物の鉄筋本堂。
浄土宗の寺院、山号は天憐山。
隣には円成院。
時宗の寺院、山号は仏智山。創建は延享元年(1774)。
墓地に人形浄瑠璃の初世植村文楽軒の墓があるという。
境内はガランとしており庫裏のような本堂のみ。
隣には西念寺が山門を開いている。
墓地の奥に本堂が建っていた。
浄土宗の寺院、山号は岸松山。
幸念寺の石柱門は閉まっているが横の通用門から入れた。
石地蔵と墓地の先に本堂が見える。
浄土宗の寺院、山号は仏名山。
まだまだ寺院が続いている。
この日の予定を急遽変えて、この寺町をすべて回ることにする。
大阪にこのような寺町があることを、恥ずかしながら今まで知らなかった。
正覚寺の石柱門も固く閉まっている。
奥に本堂らしき建物が見えるのみ。
浄土宗の寺院、山号は普照山。
続いて塀を廻らして山門が建つ西照寺に。
人形供養の寺として知られている。
山門を入るとすぐ右に鐘楼。
さらに十一面観音像などが立っていた。
墓地が広がり、その一番奥に本堂(写真)と庫裏が建っている。
宗派は浄土宗、山号は光明山。
創建は慶長元年(1596)。