伊予三島駅で時計を見ると、帰りの電車までまだ時間があるので、予定外であるが、次の川之江駅に向かうことにする。

電車の車窓からは製紙工場が続いて見え、紙の町である川之江駅に到着。

事前の予想に反して駅前のアーケート゛商店街は同じく閑散としている。

 

観光案内所などは無く、駅前の立看板の市内地図を観るが、川之江城のほかに八幡神社のみ載っていた。

駅前の閑散としたアーケード商店街に入り、すぐに右折して住宅地の間を縫うようにして八幡神社に向かう。

川越しに境内が見えてきた。

 

入り口の大鳥居は慶安4年(1651)築の明神鳥居で高さは5m。

後で知ったのだが、規模、古さは全国二番目とある。

他に「県社」の石碑、狛犬などが並ぶ。

 

参道の先に二の鳥居

 

さらに「さんぐう橋」と架かれた石橋を渡る。

 

続いて狛犬を従えた楼門が建っている。

 

社殿前にも銅製の狛犬がある。

祭神は誉田和気命、足仲彦命、気長足姫命。

推古天皇6年(598)の創建という古社。

 

写真は拝殿内部

 

社殿の隣には祓い所が設けられている。

 

その右に境内社が並んでいる

 

社殿の左奥には合祀社があり参道が続く。

祭神は河上但馬守、表・中・底筒男神、崇徳天皇とある。

 

横の塀に沿って石祠、石碑がずらりと並んでいる。

 

境内を横から出ると川の傍に国祐寺別院が塀を廻らして山門を開いていた。

法華宗の寺院。

 

真ん前の川の傍に尾藤二洲先生生誕地の石碑が立っていた。

江戸期松平定信時代の儒学者で、昌平黌の教授であり寛政三博士と呼ばれたとある。